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another -GGT-  作者: kazeNecko
8/22

第8話 吐

しゃふ「オラァァァ!」


りあ「この野郎ォ!」


しゃふとりあは拳を交わしあっていた


しゃふ「なかなか…しぶといね…」


りあ「中国じゃ殴り合いはフツーなんだよ。舐めんな」


しゃふ「お前の顔なんて舐めたくねーよ!」


りあ「そっちの意味じゃねぇよ首絞め野郎!」


2人の体はボロボロだった。頬も。体も。足も。


しゃふ「まだまだこっからぁ!」


りあ「もう終わりだよ」


りあは隠し持っていたナイフをしゃふの首元に近づけた


しゃふ「!?おい…それせこくね?」


りあ「オメーは銃使わねぇって言ったけどこっちはなんも言ってねーよ」


しゃふ「やり方が中国だわーw。負けた。」


りあ「話を聞いてもらお…」


ドォン!


しゃふ・りあ「!?」


鈍い銃声が辺りに響く。

その音の先には懐かしい姿があった



りあ「お前…」


???「はぁーーー。しゃふもいっともREDもその程度なんだ。おもんな」


しゃふ「今になって王様気取りか…」


ナマコ「俺の機嫌悪くすると。撃つよ?」



暇人「なんでナマコが…!?それにお前誰や!!」


ますこ「ますこでーす」


az「ナマコの友達やろ…お前」


ますこ「せいかーい!」


りあ「おいひまちん!どういうことだ!話とちげぇぞ!」


暇人「俺も分からんねん!ここで1番偉いのはしゃふやろ!?なぁ!」


しゃふ「すまん。俺の…俺のせいなんだ…」


りあ「は…?」


しゃふ「元々、福岡出て行く宛てのなかった俺を、ナマコとますこさんが拾ってくれたんだ。その時は良かったよ。幸せだった。」


「ホントだったら4人目の仲間としてかじゃもいたんだ。でも…」


「かじゃは俺のせいで死んだんだ」


暇人「どういう…ことや?」


しゃふ「ある夜。ナマコとますこさんが物資探しで拠点を空けたんだ。その時はかじゃと俺で交代で見張りをしてた。俺が見張りしてたとき、小便に行きたくなって、一瞬拠点を空けたんだ」


「正直東京の夜を舐めてた。AIなんてなんてことないだろなーって…。でもさ、現実は違った。俺が帰ってきた時に、かじゃは殺されてた。俺は自分を責めた。自殺しようとでも思ったよ…」


「次の朝。俺は何も出来ずに泣いてた。腐り出すかじゃの死体を埋めようとすらしなかったよ。」


ますこ「大変だったよ。ナマコがしゃふさん殺そうとするし、必死に止めたんだ。でもその日から溝が出来た。俺とナマコは東京タワーの上の方でずっと顔出さなかったよ」


しゃふ「これは俺のグループじゃない…。俺が奪ったんだよ…暇人…」


暇人「しゃふ…お前…」


しゃふ「なぁナマコ。俺を殺せ。代わりにりあの話を聞いてやってくれ。こうなったのも全部俺のせいだ。」


ナマコ「お前が…」


「お前が死んだとこでかじゃは戻ってこない!ふざけてんのか?!お前のせいで全部壊れた!幸せも!何もかも!お前が死んで取り返せるもんなのか!?なぁ!応えろよ!」


ナマコは泣き叫んだ。怒鳴り散らかした。

しゃふは何も言えなかった。ただその場で、泣くのを我慢するしか無かった


ナマコ「…いいよ、もう。俺は行く」


しゃふ「行くって…どこに…」


ナマコ「知らね。この世の真理でも探そうかな。」


ますこ「またつまらなそーなことを…」


りう「おい。」


ナマコ「あ?」


りう「お前、逃げんのかよ。」


ナマコ「何が言いたいんだよ」


りう「しゃふはさ、自分の罪に向き合ってると思うよ。かじゃを殺した罪悪感で、毎日潰れそうだったと思うぜ。でもそれでも頑張って生きてんだろ。自分の命を賭けれるぐらいには、な。」


ますこ「まぁまぁ…」


りう「オメーもだ。ますこ。ナマコの言いなりでいいのか?俺はずっとkzと行動してきた。何回も道踏み外しそうになって、でもその都度kzが助けてくれたんだよ。多分kzが俺の言いなりになって、俺についてきてりゃ今俺はここにいねーと思う」


ますこ「…」


りう「結局さぁ、1番悪いのってAI暴走させてるおでおぱとか言うバカなんだよ。アイツがアホしてなけらりゃこうなってなかったよ。そんなに過去の死を引きずるなら、アイツをぶっ飛ばした方がはえーと思うよ」


しゃふ「りう…」


りう「俺は決めた。お前はどうしたい。」


ますこ「ナマコ…。俺は、話ぐらいなら聞いてやっても…いいと思うんだ。」


ナマコ「いつになってもお前の暴論は…変わんねぇな…」


りう「天才だろ?」


その途端。雨が東京を襲った。ナマコは泣いていた。雨で涙が流されていたが、その瞳は輝いていた


りあ「来い。馬鹿野郎」


ナマコ「うっせーよ…笑」


空は、青かった。



ken「ねーねー!くまのみ!良かったら一緒にお昼…」


くまのみ「うるさい」


バァン!


ken「え…え…?」


くまのみ「あーあー…あー…。接続完了。こちら登録番号No153.kumanomi。対象を1匹殺害完了。」


機械混じりの声を出すくまのみの足元は、赤く染まっていた。



続く

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