第66 豪雷の介錯人
…ただ命じられたままに。
「…フフフ、…ウヘヘヘ。」
「オデヨリモ気持チ悪クなるな。」
「ごめん…でも見れたんだあの槍を。」
「アレガオ前ノ求メタ武器か。」
「うん…でもまだ確信はできないからもう少し観察が必要だと思う。」
「フム。」
「まずはどうしようかな〜。お友達から始めて初デードは遊園地で〜。…あっ!やっぱり最後は観覧車でキスだよね。」
「オ前オデヨリヤバイヤツダナ。」
「ここが動力源ですね。」
「そのようだな。」
「気づいているな。」
「…ええ。」
ツキミとロイターの背後は振り返るより前に剣を後に投げた。
そこには先ほど倒したはずのチクシュルーブが大量の星人を引き連れて立っていた。
チクシュルーブは剣を避けることも受け止めることもせず突き刺さる。
「様子がおかしい。」
「・・・・・・・。」
「な、なんだあれは?!」
避けようとしないのも奇妙であったがそれ以上に彼の腕が生えて四本になった。
そして、それぞれにハンマーが握られていた。
「どう出る?」
2人は警戒し距離を取る。
チクシュルーブは手に持ったハンマーを1つ上へ掲げる。
そして、それは隣にいた星人に振りかざされた。
「何を!?」
殺した星人をチクシュルーブは他の手で掴みそれを捕食した。
「…こっ、これは!」
なんと捕食したチクシュルーブはさらに背中から手が生える。
「いよいよもって生命としての枠組みから外れてきたな。」
「攻めてもの慈悲で彼らの誇りのもと終わらせましょう。」
2人は祈りを捧げ剣を構える。
異形と化したチクシュルーブは無数の手で2人を破壊しようとハンマーで襲いかかる。
残った手で流れ弾で爆発した星人の遺体を捕食し腕を増やした。
「雑魚は吾輩がやる。貴公は彼に最強とは何かを見せつけてやれ!」
そう言った間もなくツキミは既にほとんどの腕を切り落としていた。
がら空きになったところを無数の刃がチクシュルーブを貫いた。
正気を失った状態での複数攻撃に対して衝撃を抑える小爆発を出すことはできず致命傷を与えてしまった。
「あれほどの力をもってしても心が伴わなければこうも弱くなるか。」
「・・・・・・・!」
チクシュルーブは倒れたと思うとそのまま這って動き出し既に倒された星人を捕食した。
「…まさか!」
する時チクシュルーブの傷はみるみる癒え切断され腕も生えてきていた。
「そうまでして生きたいか。だがもはや貴公は種族としての枠すら外れたものどれだげ醜く這いずっても死は蝕み続ける。」
「・・・・・・・・っ!っ!」
再生したチクシュルーブはもがくように身体を拗じらせ身体を掻きむしった。
そしてそのハンマーで自らの身体を破壊し続けた。
「これが吾輩の魔術の1つレストレス触れた者の身体に虫が這いずるような感覚に襲わせる魔術よ。そしてそれは捕食した者にも通じる。」
異物を排除しようと身体を破壊し尽くしチクシュルーブの身体は再生した時よりもボロボロとなっていた。
「人類の天敵星人よ。貴方は宿敵であれどせめてもの敬意を評し同じ雷の業で介錯を施します。」
「神話付与、雷刀タケミカヅチ」
一瞬刀が光輝いたかと思うと周囲が振動するような轟音と共に無敵であったはずの人形の首が飛んだ。
書きました。
よろしくお願いします。




