第61話 無敵の人形兵
君の名前はホバにしよう。
女は僕にそう言った。
自分には識別番号がある。
そのためそれの必要制を感じないと答えた。
名前には意味と愛があると女は答えた。
しかし僕は、それを不要と判断し。その記憶を奥にしまい思い出さないようにした。
「・・・・・。」
「はぁっ!」
ツキミは星人の身体をすれ違いの刹那に切り刻む。
(硬い。いえそんな感じはしない。…どちらかというとダメージを意に介さないような人のように感じる。
これまで戦った星人も感情を表には基本的には出していなかった。しかし、それでも痛みや危険と感じたときにのけぞるような行動をしていた。
この星人にはそれが一切ない。
「今までとは違う…。」
星人はハンマーを投げる。
それが地面についたとき爆発した。
「なるほどそれが貴公の能力のか。」
いつの間にかロイターは星人の背後に立っておりレイピアで貫いた。しかし星人は刺し貫かれたにも関わらずそれを全く意に介さずロイターの身体にハンマーを当て爆発させた。
ロイターは木っ端微塵となった。
蝶が舞う。
蝶は姿を変えロイターとなりまたレイピアで貫く。
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「ふっふーん。やってるね〜。残念だけどチクシュルーブはあたしのとっておき。ツキミちゃんちっちゃくてかわいいけどこの子と戦ったら跡形もなく粉々になっちゃうかも。でも下手に生きてた方が地獄かもしれないね。」
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(動きに違和感を感じていたがやはりだこの者攻撃を受ける度に吾輩達の剣技に対応してきている。もはや吾輩の胡蝶の夢にまで対応し始めている。)
(躱すのは向こうの技量、だったら最初の斬った感覚の違いは?手を変え形を変え探るとしましょう)
ツキミの周りに12の武器が生成される。
「神話再現─八百万─」
「・・・・・・・・。」
ツキミは刀でチクシュルーブの懐の寸前まで飛び込み斬りつける。
それを星人はそれを事前に知っているように躱す。
「・・・・・・?」
しかし、交わしたはずの攻撃がなぜか当たっていた。
いつの間にか刀は槍に変わっていた。
刀よりも長い槍が星人の身体を捕らえていた。
その攻撃はチクシュルーブに傷をつけ大きくのけぞらせた。
「入った!」
「それなら!」
今ので何かを感じたツキミは大きく攻める。
槍から銃へ銃から弓へ弓から刀へと武器を持ち替えていた。
「やはりきた。」
相手は先ほどと同様急に攻撃を与えた感覚がなくなった。
その背後に引き金が引かれた状態の銃が生成されチクシュルーブの背中を貫通させた。
「分かってきました。」
ツキミは相手の攻撃を牽制しながら思考する。
(この人の防御能力の全容は分からないけどある程度のルールは分かてきました。…相手は恐らく意識的にわたし達の攻撃を防いでいる。これが無意識下で行うオート防御なら奇襲や死角への攻撃にも対応が出来ているはずなので。では相手の意識の範囲外からの攻撃をし続ける…それは無理ですね。相手もわたしの攻撃に慣れてきている戦いが長引けば不利になるのはこちら側。)
(…ならばこれならどうなりますかね。)
「焦熱原罪改」
ツキミ刀から炎が吹き出す。
そしてその炎が相手を包む。
チクシュルーブの防御能力は対象の攻撃を受ける寸前その攻撃の手前で自身の電撃で小爆発を起こし攻撃の衝撃を抑えると言ったものである。
これにより自身への衝撃を最低限に減らすことができ本人の高い学習能力によって無敵の防御と化していた。
弱点は本来この能力は防御のための能力でないという点である。
爆発の範囲と威力を誤れば自身にダメージが入る。
だからこそ本人は意識的に爆発位置の調整を行わなければならない。
そのため死角からの攻撃は食らってしまう。
そして、この防御能力のもう一つの弱点は防ぐ事が出来るのは物理攻撃のな点である。
炎の全体的な攻撃は小爆発で防ぐ事ができず視界まで奪われる。
チクシュルーブの動きが止まった。
ツキミかその隙を逃すことはない。
チクシュルーブがツキミに気づいて牽制しようとした時には既に斬り終えていた。
チクシュルーブの胸から大量の血液が流れ倒れる。
「さて急ぎましょう。」
ツキミ達はさらに奥へ進む。
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「アッハハハ!あまいあまーい。こんなんじゃあたしのチクシュルーブは倒れないからね~!さあ起きてあたしのかわいい人形ちゃん。」
大量のの血を流して死んだはずの星人の残骸の指が動いた。
書きました。
よろしくお願いします。




