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第7話
良い天気、春の心地よい風が爽やかに吹いている。
帰り道の川沿いは芝生が綺麗に刈られていて、散歩するにはもってこいなのに……
「ただいま」
と、自宅のキッチンに行って鍋を置く。
昼前のこの時間だから母さんは買い物に行ってるんだろう。
そのままリビングのソファに腰掛ける。
誰なんだよ、久世さんって。
ってか東雲さん、一人じゃなかった。
何でだろう。
自分だけが東雲さんの知り合いなんだって勘違いしてた。
学生時代のクラスメイトと違って、その人にも知らない世界があって、自分以外のつながりだってあるはずなんだ。
年上女性の東雲さんとかなおさら、今まで培ってきた何かがあるわけで……
初めて思ったけど、東雲さんっていくつなんだろう。
何をしてる人で、何をしてきた人なんだろう。
何であんななんだろう……
自宅に看護師って何?
そこまで考えて、思考をやめた。
だって、俺が考えてもしょうがないしな。
できることと言えば、家事代行の仕事をきちんと完遂することだ。
いただく代金分の仕事を還元すること。
忘れ物だってしないし、買い物だってスムーズになる。
栄養価を考えた料理をするし、十分な作り置きだってする。
そのくらいしかできないんだ。




