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第11話

「あ、えっと」


途端に冷静になった。

ちょっと待って、誘おうとしているのは東雲さん『年上の女性』だ。

これって……

いや、今は考えないようにしよう。

きっと断られると思う。

だって、家事代行の『仕事』相手からの誘いだろ?

しかも年下の異性だし、そもそも出不精だし。

そうそう、そうだよな。


「今、あった方がいい道具を調べてて、お金は東雲さんが出してくれると言ってくださってるけど、鍋だけじゃなくて他にも色々あって、……どうせだったら一緒に買いに行ければと思いまして……」


「ん?」


ほーら、やっぱり戸惑ってる。

だよね、だよね……


「いいよー」


え?


「いつ行くー?明日ー?」


え?え?


「うん、そうしよう」


えーーー!!!


* * *


前日の話で、今日は、なんと東雲さんの車で買い物に行くことになった。


車、持ってたんだ。

運転できるんだ。


それならと俺は、ちょっと遠くても1箇所で買い揃えられるショッピングモールを提案したんだけど、東雲さんはいろんな店を回ってもいいからと近場を提案してきた。


「必要なものを買い揃えられるなら、どこでも大丈夫ですよ」


「いつもコンビニだけなんですよね?」


それならと、ホームセンター、ドラッグストア、スーパーもろもろ行きましょうと提案した。


東雲さんが俺のうちのそばまで迎えに来てくれるらしい。


なんか、やばい。

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