スシはニポンの文化ネ!!
「…今日は、回転寿司だー」
「「おーっ!!」」
「…」
「お金は部費から降りるから、心配無いよー!」
「「いぇーい!」」
「…」
「じゃあ、食べよー!」
「「はーい!」」
「どうして…どうして回る寿司屋なんすか!?」
とある日。この日は夕食時の集合となった。きっかけは部活中の真昼の一言だった
「そういえば、皆さんで一緒にご飯を食べたことないです!?」
…そんな一声から部活と言う事で集まることになったのだが…なぜか寿司屋だ、それも回る奴。…もうちょっと皆で会食ならいいとこあるだろうに…
「まーまーセンパイ、文句言わずに楽しむですよ!」
「そうですよ淳先輩。じゃなきゃご飯も美味しくいただけないですよ?」
「そりゃあ…そうなんだが…」
この店は四人がけのボックス席とカウンター席があるのだが、さすがに部全員はカウンター席には入らず、ボックス席に何組かに別れて入った。ちなみに組み合わせはこうだ
A席
河内淳、讃岐真昼、桜コハル
B席
阿見津弓佳、朝野風、アリス・ミルフォード、河内蜜柑
C席
暦居都留、大道寺憐香、円谷雪
…なんか知らんが俺は一年二人のお守りか
「とりあえず、何か食いたいの流れて来てるか?」
とりあえず二人に促してみる。すると
「まぐろをいただけますか?」
「たまごー!」
と返してきた。…って…
「おい真昼、いきなりたまごか。お前は子供か?」
「いーじゃないですか!?たまごおいしいです!」
…まぁ、本人が食べたいと言うならいいだろう。俺はとりあえず流れてくる皿を待つ
…
……
流れてこない。これはどういう事だ?
「先輩、変じゃないですか?流れて来ないって…」
「さっきからお皿見てないです?」
「…まあ、想像はついてるがな」
とりあえず俺は隣のテーブルを見る。するとそこには流れてきた皿を取っては平らげ、既に山にしてるアリスの姿が…。阿見津先輩、金足りるのか?
「アリス、スタートからめちゃくちゃ飛ばしてるな」
「スシはニポンの食でスーパー美味しいネ!それがお皿で回ってくるとか面白いネ!」
「だからって全部食わなくたって…」
原因はアリスだった。だがこんなに幸せそうに食べるアリスを見るとなんか責める気には…
「すいません、まぐろとたまごとわさび寿司下さい」
「ちょっと待てコハル!?注文取るのはいいが、わさび寿司ってなんだ!?」
「すりおろしたわさびをのせたお寿司ですが?」
「そんな当たり前の様に言うなよ!?食わねぇよ!?」
「はいお待ち!まぐろとたまごとわさび!」
「店員も何作っちゃってんだよ!?食えるかぁぁぁ!?」
食べさせられました、とてもつーんとして痛かったです。…ちくしょう
「にしても…随分静かだな」
「ですよね」
ある程度食が進んでから、俺とコハル(真昼は食べることに夢中になってて話を聞きゃしねぇ)はあることに気付いた。…アリス達の逆側の席の連中がやたら静がだ。…どうなってんだ?暦先輩に憐香にユキならそんなに問題は起こらない気がするんだが…
とりあえず気になったので自分のテーブルを離れそちらに行ってみる。すると…
「…お茶がおいしいっ」
「…こ、これを食べるんですのよね…」
「…(ニヤリ)」
…分かりにくかったか。口で説明すると暦先輩は寿司じゃなくお茶に夢中、憐香はシャリばかり食べてしまったようで今は刺身の部分に格闘中。ユキはカッパ巻きをばらして遊んでる。…
「お前らは何をしとんじゃぁぁぁ!!?」
店の人に怒られました
「…お寿司は食べてるよっ?でもお茶がっ…ふうっ…」
「わ、私はあんまり生魚は食べないんですの!だから少しびっくりして…」
「まるであーれー、見たいなやつじゃないですか。おもしろいですよ」
「お前達…何しに来てるんすか」
とりあえず静かな理由は分かった。…お腹空いたから自分のテーブルに戻って寿司を食べることにした…




