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年始特別ショー部!?…喫茶店業務の足しに…(アリス、暦、時雨編、IFストーリー)

「…行ったか」


「行ったな」


「「…」」


「何でアンタはアタシについてきた?…居都留」


「楽しそうだったからな!食べ歩きだろ!?」


ショー部の面々と別れて、アタシは居都留と行動を共にしていた。…今日のアタシは喫茶店の新メニューを考える為に縁日回りをする予定なのだが…


「なら頼むから、そっちの性格でアタシについてくるのはやめてくれないか」


「えー、つれないこと言うなよ、時雨!♪こーいう時くらい楽しませてくれよー!」


「…まぁ、それならそれでもいいけどさ…」


とりあえず巽状態の居都留を連れて縁日を回る。たこ焼きやらわたあめやらかき氷やらを買って食べる。…かき氷は食えたもんじゃなかったけどね


「…あ、ヒトミにイツルネ!?あけおめたネー!」


「…アリスか?しばらくだな!」


「よぉミル!元気かぁ!?」


すると神社の入り口のほうからアリスがスキップしながら入ってきた。…そういえば彼女はたしか去年私がOBとして部に行った頃から帰国してたはずだが…今日の部活はどうしてたんだ?


「そういや今日はミル、居なかったな?何してたんだよ?」


「あはハ、アタシ今日寝坊したネ!だけど部活でなくちゃ思って来たヨ」


「…でももう昼過ぎてるぜ?」


「だよネー?」


「…まったく、アンタたちの時間のルーズさも相変わらずか?」


どうやらショー部はアタシの居た時代のショー部のままらしい。少しほっとした


「で、ヒトミ、イツル?何してるヨ?」


そこでアリスが私たちに聞いてきた。…そういえば、アリスはたしかこういうの好きだったよな…


「アタシが喫茶店やってるのは知ってるな?そこで新しいメニューを作ろうと思って、縁日のメニューを食べ歩いてたんだが…」


アタシが説明をするとアリスは目を輝かせて言った


「だったらオススメあるヨ!!ついてくるネ!」


「…オススメ?」


とりあえずアタシ達は先に行くアリスについていった…



「これネ!」


「…おやき?」


「おやきですねっ」


「いつの間に通常モードに戻ったんだよ、居都留」


「だって疲れましたしっ」


アタシ達がアリスに連れられてやって来たのはおやきの屋台だった。おやきとは小麦粉やそば粉などで練った生地を薄く伸ばしてあんこやクリームを中に包み焼いた物。それをなんでアリスは…


「あ、あああぁぁっ!?く、組長っっ!?」


「…んっ?」


すると従業員が大きな声をあげて居都留に頭を下げた。…組長って事は…


「あっ、君はっ…うちの組の若い人っ?」


「そうッス!!覚えていて下さいやしたか、組長!!」


「もうっ、その呼び方は外では止めてって言わなかったっ?」


「す、すいやせん姉御っ!!」


居都留のまったくない迫力に男性は深々と頭を下げ続けてる。…まさか、な


「居都留、まさかこの人…アンタの組の…」


「あ、うんっ。ワタシの組の出し物だよっ」


居都留はさらっと事実を述べるが、正直そんなさらっとしたことじゃなかった。意外となんでもするんだな。


「で、ミルちゃんっ?なんでここがっ?」


「アリス、ここのおやきおいしかったネ!だからヒトミの店に出したら売れる思ったヨ!」


「ほぉ…」


確かにアリスの言うことは最もだ。うーん…


「じゃあ、すいませんがおやき三つ」


「へい!姉御のご学友はタダで良いっすよ!何の味にしやしょう!」


「とりあえずあんこと、クリームと…ん?この謎味ってなんだ?」


アタシがメニュー表を見てみると、そこにあった謎味。…興味引かれる


「謎味食ってみやすか!?」


その視線に気付いた若い人はアタシ達に謎味に聞いてくる。…


「じゃあ、それもひとつ」


「毎度っ!!」


そしてアタシたちはそれぞれを適当に三等分した。あんことクリームは想像通りで、謎味は…


「…アリス、どうだ?」


「…これは、マーガリンネ?美味しくないネ」


「…」


「す、すいやせん姉御ぉっ!!」


「…まぁいいよっ、これはこれで主食になりそうだしっ、時雨、これなら喫茶店のメニューにも使えるんじゃないかなっ??」


「そうだな、これは受けるかも知れないな」


こうしてアタシの喫茶店の新メニューはおやきとなった、ただそれはまた別の話…

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