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年始特別ショー部!?…出店で稼ごう、部費をー(未来中学OB編。IFストーリー)

「…さて…」


河内君達が皆居なくなって、正直私はここですることが無くなりました。とりあえずこの場から離れて、屋台でも見てあるこうと思います


「…それにしても…かき氷はさすがに冬場は売れないよね…」


私の足はさっき皆で言っていたかき氷屋で止まりました。…ちょっと、ここの酔狂な店主の顔が見てみたかったのです。とりあえず近づいたら店主が現れるだろうと思い、店に近づいてみました。すると中からは意外な人物が出てきました


「いらっしゃいま…あ!!」


「…あれ、香織?」


現れたのは香織だった。…香織って、そんなにアホな子だったかな…?


「あ、あのその、これは…」


「…という事は、これは千沙…の知恵だね?」


「あう…」


私の予想はズバリ当たったらしい。香織は縮こまって視線を泳がせていた。…全く、あの子の発想はなんでこう抜けてるんだろう…



「…あ、弓先輩ー」


「…やっと来たんだ、千沙。待ったよ?」


「ちょっと買いだめをしてて遅れたんですー」


「でも、その袋の中には大福しか入ってない気がするんですけど」


「香織もいる?」


「そういう話じゃないですよ!?」


…今、ここで未来中学のOBが揃っちゃいました



「…で、何でかき氷を?」


「んー、斬新で売れるかなーと」


「でもさすがに冬にかき氷は売れないよねー…。若い人が我慢大会みたいな感じで買っていってくれたけど…」


「…売り上げが伸びず困ってるの?」


「まぁ、そこまで困ってない…まふまふ」


「もう、ちーちゃん?真面目に話そうよ…」



…香織は頭を抱えていました。…前にメールで千沙が部活を創ったって聞いてたから、心配してたんだけど…


「あれー、弓先輩、部員は一緒じゃないですか?」


「…先程まで一緒に居たんだけと、皆用事があったから散り散りだよ?」


「ふーん、まふまふ…河内くんに会いたかったまふ…」


「…?千沙、河内君を知ってるの?」


何で千沙が河内君を知っている疑問になって千沙に聞くと、千沙は事もなげに言いいました


「だって、私たちは河内くんを拉致って遊んだから」

「…拉致?」


…千沙は何を言ってるんでしょう。普通に爆弾発言ですよね、これ


「まふちー、それじゃあ先輩には伝わらないと思う…」


「むー」


「…いや、なんで拗ねるのかな」


「私が少し前に一度呼んだんです。先輩のいる部にとても変わった男子が居るって、そしてそのひとのお陰で声が戻ったって聞いてましたから…」


「…情報早いね、香織」


「それほどでもありますよ♪」


…随分笑顔な香織。何がそんなに嬉しいんでしょうか


「でも、本当に彼はすごい」


「…?何がかな?」


そこで会話から離脱していた千沙がまた入ってきました。…なんか、笑顔です


「あんなにすんなり場に溶け込んで、私たちに付き合ってくれた。…多分彼は気付いてる。部員が"いない"から呼んだ事に」


「…大分、苦戦してるんだ?」


…この話は私も少し前に香織から聞いていました。未来学院遊戯同好会は現在部員は香織が抜けて、千沙一人になってしまっている事。今年中に部員を集めないと廃部だと言うこと…。河内君はもしかしたら部室に入った瞬間から気付いていたかも知れません


…いつしか大福を食べる手を千沙は止めてました。そして私に羨望の眼差しを向けてきました


「…私も、あんな人が居てくれたら、助かったのかも知れない」


「…諦めちゃダメだよ?千沙。…河内君は、物事は絶対に全力でやりきる子だから。…河内君は、諦めないよ?」


「ですよね。…まふ」


…千沙は、うまくいくか分からないけど、私でもうまく行ったんだから、きっとうまくいくよ…


…千沙は大福を食べ終えると、うでまくりをした。…やる気になってくれたみたい


「はりきってかき氷を売るまふー」


「「その発想は変えましょうか」」



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