勝負!⑨…に行く前に、大福ぶれいく~
「まふまふ」
「…携帯ゲーム機?」
大福をおいしそうに食べながら立川さんが取り出したのは二つの携帯ゲーム機だった。…どうやら、勝負はこれでやるらしい
「…対決種目は、落ちゲー…まふ」
どうやら入ってるソフトは某有名な落ちゲーらしい。4つ同じ色をくっつけて消していき、制限時間内にたくさん消した方が勝ちと言うゲームだ。…シンプルだな
「…ちなみに、立川…先輩?」
「あ~、まふまふ…、わたし、2年だよ」
「え!?」
部長って言うからてっきり3年だと思ったのに!?
「…で、立川さん。このゲームは大分やり込んでるんすか?」
あちら側が準備したとなると、かなりやり込んでいる可能性が高い。俺自身もこれをやっているにはいるが…
「…まふまふ、基本活動はこれ…まふ」
「はぁっ!?」
こ、これが通常時の活動!?学校もよく許可出したな!?
「…じゃあ準備するよ、香織せんぱい、手伝って?」
「は、はいっ!」
そして香織さんとゲームの準備が始まった。…その間にも立川さんはポケットから新たな大福…ありゃイチゴ大福か?を取りだしまふまふしている。…うまそうだな…
「…いる?おいしいよ?…まふまふ」
「へ?」
どうやら思考を読まれたらしい。立川さんが大福を1つ差し出してくれた。…断るのもあれだから、いただくか
「じゃあ、いただきま…」
「ちょっとまって」
「へ?」
食べようとしたところで止められた。そして立川さんは廊下に向かって…
「お茶、お願いしまふ」
そういうと、何やら小さい子がお茶を持ってきた。…未来学院の制服を来て、目が大きくショートヘアの女の子だった。…なんでこんなに女の子ばかりなの?俺の知り合いって…
「ちー先輩、この人誰っすかー?」
女の子はお茶を二人文置く元気よく立川さんに聞いた。立川さんは変わらず無気力な顔のまま答える
「希望高校の河内くんって人。今日はうちと親善試合…まふまふ」
「へー、じゃあこの人が兄さんが言ってたライバルなんだぁ?」
「…は?」
俺が呆けた顔をしていると、その女の子は自己紹介をしてきた
「どもー!私、児島 美里って言います!…分かりました?」
「…児島…?…あぁーっ!お前まさか、児島熱斗の…!?」
「そうですよー!!うー、顔見ただけですぐ気付くと思ったのにー!!」
頬を膨らませ抗議する美里。…お世辞じゃなく、全くもって兄妹似てないから分からなかったわ
「…で、大体準備終わりました?」
「あ、おっけー」
俺の問いかけに答えた立川さんは片方のゲーム機…GSPを俺に渡す。…しばらく振りにやるな
「ルールは一回勝負…まふまふ。時間は5分間でお邪魔ブロックは無し…まふ。」
「対戦って割にはずいぶんルールはぬるいんすね」
「まぁ、うちの同好会は皆女子だから、あまりシビアな設定にしちゃったらまったり遊べないんですよ」
香織さんが俺の言葉を否定する。…男子よ…
「じゃあ、はじめるよ」
そしてとうとう戦いの火蓋が切って落とされた!




