表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/103

勝負!⑧…桜カオル対桜コハル!満開桜対五分咲き桜!?

「…来たわね、お姉さま」


「来ましたよぉ~?」


「ご足労感謝っす」


その週の放課後、俺は部室にコハルとカオルさんの勝負の立ち会いとして来ていた。他の部員には今日は休んでもらっている。…コハルの所望でだ


「お姉ちゃんに勝とうなんてぇ、うん百年早いよぉ♪」


「…そんな事無い。私だってやれる…!」


カオルさんは余裕、コハルはなんか気負っている。正直こんな状態じゃあどうしようもないな


「コハル、気楽に行けよ?確かに力は見せなきゃならないが…」


俺はとりあえずコハルに声をかける。今回の企画はコハルの為である以上、コハルに味方するのが普通だろう


「…心配無用です。私が言い出したことなんですから」


「その意気その意気ぃ♪頑張るよぉ♪」


そしてカオルさんが用意したのは…トランプだ


「うふふ~、BJだよぉ~♪」


「…打ち破って見せますよ」


提示されたゲームはBJ。俺がカオルさんに提示された入部試験と同じだ。…さて、コハルのお手並み拝見と行こうか…


まず一回目。とりあえず俺は二人の手札を見ると…


桜カオル…A、9

桜コハル…5、10


状況だけ見れば有利なのはカオルさんだ。多分Aを11としと使うんだろうからそれだけでも20だから強いんだが…


「私は引くよぉ♪」


カオルさんは引くらしい。…あの笑顔じゃ何を考えてるかは読めないか。で、コハルは…


「…私も」


どうやらコハルも引くそうだ。…15では勝負にならないと考えたな


そして二枚目はカオルさんは4、コハルは3だ。これでカオルさんは14、コハルは18となる


「私はまだ引くよぉ♪」


当然の様にカオルさんは引く意思を見せた。…コハルはどうする?


「私はこれで行きます」


強い眼差しでトランプを伏せるコハル。…勝負に出たな


そしてカオルさんの四枚目…


「あ゛」


…カオルさんの表情がひきつる。…9か。バーストだな


「とりあえず、まずはコハルの一勝だな」


「はい、後一つ勝てば…」


コハルは冷静を努めながら胸元で軽く拳を握っている。カオルさんはその中笑顔ではあったが、軽く表情がひきつっていた。…カオルさんらしくないな、バーストなんか…


二回戦目、これにコハルが勝つとコハルの勝利が確定となる一戦。二人の初期の手札はこうだ


桜コハル…6、6

桜カオル…2、3


手札を見る限りだとコハルが有利か。コハルの表情を見ても少しゆとりが見える。ただ…気になるのはカオルさんの表情だ


「…」


「にゅふ~♪」


すごくご機嫌だ。…5なのにか?何かよく分からない自信に満ち溢れてる気がする…


「とりあえず引きます」


「私も引くよお~♪」


とりあえず一枚目。…さて、ここからは覗き見をやめようと思う(今さらとか言うな)。…コハルの表情に変化はない。バーストはしてないようだが、良くはないようだ。そしてカオルさんは…


「次も引くからねぇ~♪」


超ご機嫌である。もう眩しくて見えないくらい眩しい笑顔だ。…本当につかみどころがない、これがコハルの姉なんだよなぁ…


二枚目。今回も双方が引く。そこでコハルがトランプを伏せた。…勝負か


「…お姉さまは、どうしますか?」


コハルがカオルさんに問いかける。…さて…


「もう一枚だよお♪」


「!!」


…もう一枚、その発言に俺は驚いた。確かに初期の二枚は5だったが…まだ勝負出来る数字に無いのか?


「…っ…」


コハルの表情に焦りが見えた。…さすがに動揺か。まぁBJにおいて3枚目のドローはリスクが高いのだ。…ただ、俺はなにかを忘れてる気が…


「じゃあ、三枚目ぇ~♪」


そして三枚目を引くカオルさん。それを伏せたのを見ると勝負に出るらしい。そして…


「勝負ぅ♪」


「勝負です」


そして手札を広げ…、…!?


桜コハル…20(6、6、4、4)

桜カオル…BJ(2、3、4、2、Q)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ