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だから、どうしてこうなるんですかっ!!

「…はぁ…」


「…すいませんね…なんかうちの姉が…」


ハロウィンでのお菓子争奪戦『校内トラップ回避合戦』。俺はコハルとペアで探検していた。まぁ、ペアを一覧で出すとこうだ


桜カオルチーム

河内淳、桜コハル

三笠葵、朝野風

夜羽愛羅、円谷雪

阿見津弓佳チーム

時雨瞳、河内蜜柑

暦居都留、夜羽玲羅

大道寺憐香、讃岐真昼


となった。…見る限り、相手の代表はさすが阿見津先輩って感じか。しっかり気の合うペアって感じだな。それに暦先輩はそういうのはブラックで乗り切る+玲羅はそういうの得意そうでいいな。対するこちらは落ち着き無いのを分けた苦肉の布陣だ。風と愛羅をペアにしてしまえばこの二人は罠を全て回収しかねないからな…。それに三笠先輩は俺と風にしか面識が無いから、こうするしかなかったってのもある


「…とりあえず、当たらなければどうという事は無いんですよね」


隣に居る吸血鬼姿のコハルはとにかくため息のラッシュだ。…多分、姉のしたことへの罪悪感であろう。ただ、俺たちはもうなれてるから気にする必要は無いが…


「とりあえず進むぞ。ちゃちゃっと回避して終わらせてお菓子パーティーだ」


「…時々貴方のその諦めのよさが怖いですよ」



…無い、何も無い。先程から校舎を色々観て回ってるが、全くもって罠に遭遇しない。…まさかとは思うが、誰か回収に回ってたりするのか??


「…さすがに妙ですね。お姉さまの事ですから沢山トラップを仕掛けてると思いましたが…」


コハルも先程から思案顔だ。…台風の目じゃなきゃいいんだが…


「後見てないのは…体育館か?」


「そうですね。この状況なら見に行っても問題は無いでしょうね」


そして俺たちは体育館に足を運ぶ…



「…いまんとこ、異常なしか」


「本当に罠なんか仕掛けたんですかね?」


体育館を見て回る俺たち。だがこれといってなんも変わったこと無いんだが…


「…じゃあ、次はステージを見ますか…」


そして、コハルはステージへ…


「!??」


「っ!?コハルっ!?」


一瞬だった。ステージの中央に進んだコハルが消えた。どうやら落ちたらしい。…落ち着いてる場合じゃねぇ!!


「コハル!!コハルーっ!!」


落ちた穴に向かい声をかける。…下が見えないって、そうとう深いのか、この穴…これをカオルさんが?…いや、考えにくい…


「…聞こえますよー…」


すると、暗い穴から声が返ってきた。…どうやら無事らしいな


「どうなってんだ、下は?見えるか?」


「…携帯を落としちゃったみたいで、明かりになるようなものありませんか?」


「と言ったって、投げたら危ないだろ?…中は道っぽいか?」


「…はい。だと思います。前はなんか開けた感じなんで…」


…仕方ない


「コハル。今俺も降りるからすこし前に行ってろ」


「…え!?ち、ちょっと…!?」


有無を言わさず俺は飛び降りた…




「…ずいぶんと長そうな道だな…」


「学校のちかになんでこんな…?」


俺たちは携帯のライトをたよりに道を進む。落ちた穴の先にはなぜか長い一本道があったのだ。…冒険だな…


「…何で来たんですか」


そしてさっきからずっとコハルが不機嫌なのだ。…そんなに俺と居るのはいやなのか?


「…そんなに不満か?俺と居るの」


「…そうでは無いですよ。ただ、姉の彼氏と一緒に居るっていうのは気分は良くないですよ、気まずいんですよ」


「そんなもんか?…ま、今はそんな事気にすんなよ。今は俺とコハルしか居ないし、なんとか切り抜けようぜ?」


俺が苦笑混じりにいう。まぁ…暗いから表情は見えないが…


「…じゃあ…」


すると、急に手を握られた。…怖いのだろう。やっぱ女の子だな。俺はとりあえず握り返す


「…ついてこい、コハル。なんとかして出るぞ」


「当たり前ですよ」


そして俺たちは、なぜあるか分からない学校の地下ダンジョンを進むのだった…

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