表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/103

秋見??

「…おつっす…って、あれ?」



とある日の放課後、俺はいつも通り部室に来てみたが、人が居ない。…机上には一枚のメモが…


『アキミにいくヨ!! アリス』


「…アキミ?どこだよ…」


説明が足りなすぎる。どうしたものか…


「…居た」


「?玲羅?」


すると、遅れて玲羅がやって来た。…手には焼きいもらしきものをもって


「…なんか、聞くまでも無い気がしてきたな」


「…おいしい」


玲羅は焼きいもを二つに割り、片方を口に運んだ。そしてもう片方を俺に差し出してくる。…いただきます


「…おいしい?」


「え?あ、あぁ…」


「…部活、校庭」


「は?」

玲羅はそれを言い残すと部室を後にした。…校庭??



「…あ、来たね?」


「来たね、じゃないっすよもう。なんで急に活動が校庭なんすか…」


「それはね、アキミのためネ!!」


「そのアキミってのが全然わかんねぇんだが」


アリスがいまだに主張してるアキミってなんだ?


「憶測ですが、多分お花見の秋バージョンと思ってるようですわね」


「花見の秋バージョン、ねぇ…第一アリスは花見したことあるのかよ?」


憐香がアリスのフォローに入る。…花見の秋バージョンって何だよ


「弓佳先輩!!ブルーシート借りてきたです~!!」


「買い出しいってきたよっ、弓佳っ」


「…皆、お疲れ?」


そんなところに他のメンバーが荷物をもって帰ってきた。下に敷くシートとか、団子とか買って来たようだ。…要するに、宴会的なものをやりたいんだな



そして準備が整い、皆がブルーシートに円になって座る。真ん中にはさっきかった食べ物が並んでいる。背中には紅葉の木があった。…紅葉の葉は既に枯れているものなんだが…なんだか秋らしい、情緒があるな


「…じゃあ皆?…コップはあるかい?」


「ありまーす!!」


「…紅葉が、きれいだね?」


「綺麗ですわね、真っ赤な絨毯ですわ」


「…今日のような日は、もしかしたら今日しかないかも知れない。…でも、明日はもっと楽しいかも。…その為に今日は、楽しんで?」


「…」


阿見津先輩が音頭的に言った何かは、正直理解出来なかった。ただ、その言葉の意味を考える暇もなく


「…じゃ、いただこう?」


「「はーい」」


「…」


…いまの発言、なんか引っ掛かるんだが…


「ほらほらあっつん!!食べなきゃ無くなるよ!?」


「…花より団子かよ…」


…まぁ、いいか?


「…心ここにあらず?」


「…いや、そんなことはねぇよ」


「…ならいいけど、お兄ちゃん、なんか元気ないから」


「…そうか?ま、気にすんな蜜柑。とにかく食えよ」


「…うん!」


…にしても、本当に赤い絨毯だな。夏場の落ち葉はこんなに綺麗だとは思えないが、絵になる


「ぃゃっふぅ~!!」


…それをすごい勢いで巻き散らかす真昼。…風情もクソも無いな!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ