河内淳の苦悩③…3年クラスにて
「…そんでもって、最後はここのフロアなのか…やらなきゃならねぇのかよ…」
次の日の昼休み、俺はとうとう上級生クラスの前に来ていた。…一応部活の一環として各クラスを見て回ると言う活動だ
「…まぁ、一番初めは3‐Aだからいいんだがな…」
俺は3‐Aの前で待っていた。…さすがに上級生のクラスを勢いよく開ける勇気は無いからな
「…あ、来たんだね、河内君」
「お疲れさまっ、淳くんっ」
そんな俺を阿見津先輩と暦先輩が笑顔で迎えてくれた。そのまま俺は二人に連れられ3‐Aに入る。…当然クラスの生徒には怪訝な顔を…あら、されない…?
「…??」
なんか、むしろ凄い温かい目で見られてるような…
「…座りなよ、河内君?」
「あ、はい」
俺は席に座る。すると阿見津先輩が包みを広げた、…お弁当か
「…食べる?」
「え、あ、はぁ…」
確かに阿見津先輩の弁当箱は一人分には見えないが…まさか準備してきたのか?
「わ、私ももらっていい?」
「…うん、いいよ♪」
「や、やったーっ♪」
そういい暦先輩も阿見津先輩のお弁当をつつきはじめる。…箸を目の前に置かれたので、拒否は出来ないか
「…うまいっすね。先輩」
「…そうかな?一応頑張って見たんだけど…」
「おいしいよっ、弓佳っ」
そんな様子を、クラスメイトはまた温かい目線を注ぐ。…まるで若夫婦を見るかのように…
次は3‐Bの番だ。…このクラスには、あの人がいる。…しょい時期会わなくて済むなら会いたくはないが…
「…あ、居た居た、河内さん!!」
…居ちゃったよ。会長が
「ほらほら、早く来なさい!!」
「…」
渋々と会長の場所に向かう。…絡まれたっ…
「どうだい?最近の部活は?」
「…別に可もなく不可もなくっす。それが何か?」
「いやぁ~、随分とよく分からないとやってるなぁと」
「そんな事言うなら、今年の生徒会もそうじゃないっすか?」
「う…」
口ごもる会長。…まぁ、今年の生徒会はびっくりするくらい何もしないからな
「ま、まぁそんな事よりどぉ!?ケーキ食べない!?」
「…」
そのまま俺の昼休みは会長のせいでつぶれたのだった…
そして次の日、俺は最後になる3‐Cにたどり着いた。…ただ、ここが最大の難所だ。知り合いが全く居ない。そんな中どう探れと…
「花園様、万歳!!」
「「バンザーイ!!」」
「…」
「…あれ?キミ…」
「…」
なんかやばいのに目があった!!にげるぞっ!!
…俺は知らぬ間に自分のクラスに戻って来てしまった。…だって、なんかクラス内で宗教が開かれてんだぜ?そりゃぁ怖くもなるし、その教祖様的な人、俺に気付いたし…
「…やっぱ、自分のクラスが一番だな!!」




