河内淳の苦悩②同学年他クラスにて
「…」
はい、2シーズン目突入であります、他クラスを見て歩く回…なのか?まぁとりあえず、今回は2年のクラスを回る。まぁ、自分のクラスは見ても仕方ないからAとCだけだがな
まずはアリスが居る2‐Aだ。…このクラスとの交流は正直の所あまりない。…アリスは別としてな
「お、アツシ!!こっちネ!!」
「…おう」
教室に入ると、アリスに呼ばれ前の席に座る。…アリスの席には三段の重箱が置かれていた
「…弁当なんだよな、それ」
「そうヨ!!今日はクラスに招く回だからお弁当用意したネ!!アツシも食べるといいヨ!!」
そういい重箱を広げるアリス。中には栗きんとんやらエビチリやら唐揚げやら…
「アリス、これはおせちじゃねぇか?」
「ん?さぁ?お店の人にビッグなお弁当をお願いしたらこうなったネ!!」
「…」
まぁ、ご厚意なんだろうな…とりあえず勧められるままにおかずをいただく。…このクラスは他のクラスと違いなんか静かだ。目立たないと言うか…
「………」
だが、さっきから一人の女子生徒がずっとこっちを見てる気がする。…誰だ、あの子
「…」
「!!?」
俺がその子に視線を向けると、その子は逃げるように教室を後にした
「…なんなんだ…」
「…そして次はここか」
次の日、俺は2‐Cに足を運んでいた。このクラスにはゆかりの子が居る。…誰かって?
「…あ、こんにちわ、淳くん?」
「お疲れだな、河内」
「おう、雨川、琴峰。しばらくぶりだな」
この二人は雨川 遊作と琴峰 天音。希望中学から一緒の奴等で、雨川は今は野球部で、琴峰は帰宅部だ。…琴峰がなんで帰宅部なのは知らんが
「…大変だね、部活でそんな感じでクラス周りなんて…」
琴峰は心配そうな眼差しで見つめてくる。…前髪がながいのと、眼鏡をかけてるせいで表情が見えないんだがな、なんとなく雰囲気でな
「部活だからな、まぁ仕方ないんだよ」
「でも意外だな河内、お前が部活なんてな。中学の時にはあまり人と関わろうとしなかったのにな」
「…仕方なしだな」
他愛の無い話を膨らませる俺たち三人。…あれ、何しに来たんだったか
「…各クラスの個性を見学…かな?」
「…あ、そうか。とは言っても…」
見渡す限り、これと言って変わった感じは無い。強いて言うならずいぶんと虫かごが多い…ん?虫かご…?他のクラスでは飼育みたいなことはしてなかったはず…
「なぁ二人とも、あれで何を飼ってるんだ?」
俺は二人に訪ねる。すると…
「「カブトムシ」」
目を凝らしてみれば、確かに立派な角をお持ちのカブトムシが二匹ほど…
「…えーと、何でだ?」
「…何となく、ですかね?あるとき、クラスで何かを飼おうって話になって」
「何がいいかって話をしたら、全員一致でカブトムシになったんだ」
「なんだそりゃ!?」
…カブトムシ好きが集まるとか、どんな奇跡だよ
「…とまぁ、こんな感じっすよ」
「…2年生も、個性豊かだね?…楽しそう♪」
「そうっすか?俺には変人の集まりにしか見えないっすけど…」
「…それは、うちの部もそうだから文句は言えないよ?」
「た、確かに…」
「…じゃあ、最後は三年生だね?」
「まだやるのかっ!?」




