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真面目にやらなきゃ…ダメか?

「次、夜羽玲羅と夜羽愛羅」


「はい。…っ」


「とぉーっ」


とある日、今は体育の授業中だ。実は近々体育祭があるのだが…今、クラスで競技の選考の為の100Mの記録測定中だ。…希望高校の体育祭は毎年大盛況なのだ、だからこの記録測定もかなり真面目なものになっている


「…次、河内淳、児島熱斗」


「…うす…」


「っしゃぁぁああぁっ!!」


そして俺たちの番になる。…児島がめっちゃ気合いが入っててうざい


「河内ぃっ!!これでお前も年貢を納め時だぁぁぁっ!!」


「…年貢なんてこんなもんで納めるかよ」


はぁ…まぁ、仕方なくスタートラインにつく俺と児島。…いくか…


「始め」


「っ」


「だぁぁぁあぁっ!!」




…結果…


「河内、13秒84。児島、14秒17」


「…ふう…」


「何故だぁぁ!?なぜ勝てないんだぁぁ!!」


児島が非常に悲しんでいらっしゃる。…やっぱりこいつに主役は無理らしいな…


「…じゃ、とりあえず男子のリレー代表は河内淳、数村健三郎、女子は夜羽玲羅、大道寺憐香、で行くとする」


とりあえず俺たち、2‐Bの代表が決まった。…ショー部メンバーも二人名を連ねている。…ただ…


「…ん~…」


「…頑張る…」


夜羽姉妹の様子が変だ。…本来なら運動が出来る愛羅が三人の中に入らなかったのが意外なのもあるが、随分二人とも暗い。


…どうしたんだ?


「玲羅、愛羅、どうしたんだ?」


「…河内、困った」


「そだねー、困ったよぅ」


「…何がだ」


「…これ」


玲羅が見せてきたのは…他のクラスの代表名簿?どっから持ってきたんだこいつら


「…これがどうかしたか?」


「…」


「全部見たら分かるよー」


とりあえず姉妹に促されるように名簿に目を通す。ん~…

1‐A

中山勝、榊次郎、桜コハル、六本木奏

1‐B

東轟、南場海斗、三笠茜、登川中

1‐C

勅使河原亮平、瀬戸一、讃岐真昼、河内蜜柑

2‐A

巽健太、鳴瀬祐人、アリス・ミルフォード、町田姫

2‐B

河内淳、数村健太郎、夜羽玲羅、大道寺憐香

2‐C

三吉晴樹、雨川遊作、猫原実季、琴峰天音

3‐A

吉祥寺善次、本原章、暦居都留、会田柚葉

3‐B

伊田丈、木本辰之助、狩野牡丹、佐熊翠

3‐C

島村猛、園田満、花園舞実、三原楓


「…この名簿がどうかしたのか?」


「…ここを見てください」


玲羅が示してきたのは…3‐Aの名簿か


「…なんかあるのか?」


「一応さぁ~、やるからには勝ちたいじゃない?だけど~、このクラスだけ身体能力がずば抜けてるんだよ~」


確かに、このクラスにはあの暦先輩がいる。それだけでも驚異だ


「…3年生は今回でラストなんだから、花を持たせてもいいんじゃないか?」


「それで納得するなら私たちは苦労しない」


…だよなぁ…特に暦先輩のクラスは多分…


「…でも、それだけなら別にそんな悩まなくても…」

「あ、あとこれも見て~?」


すると愛羅が別の用紙を見せてくる。…えー…


「『各競技、および総合得点のトップには副賞あり』…だぁ?」


「…多分、殺伐とする」


「副賞なんて出ちゃったら、誰が手を抜くのさ~?」


「…確かに…」



「…仕方ない、やるか…」


「そーだね、頑張るか~?」


…希望高校って、本当に遊び好きっつーか…はぁ…

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