生徒会との協力…?
「…お疲れーす」
「…やっと来た…先輩…」
「…へるぷ…求む…」
「…?」
とある日の放課後。俺はいつも通り部室に来ると、ドアを開けた瞬間ユキと真昼に出迎えられた。…なんかすっごいぐったりしてるが…何かあったのか?
「…なにがあった?」
「…後ろ見てもらえたら…」
「…?」
俺はユキに促され、二人の後ろに視線を移すと…
「…まだですかね?私を待たせるなんていい度胸ですね~、部長さん?」
「…そ、そうですね…」
…阿見津先輩が客の相手をしている、その相手が…
「…誰?」
「あら♪来ましたね♪」
…その人と視線が合う。…本当に誰だ?
「こんにちは、河内淳さん。球技大会以来ですね♪」
「…申し訳無いっすけど、覚えてないっす。…自己紹介願えます?」
本当に思い出せない。球技大会にそんなキャラの濃い奴いたか…?
「私の容姿を見て、まだ分かりませんか?」
「…?」
相手の姿を見るが…う~ん…左目に泣きボクロがあって、随分ときれいな顔立ちで…
「…あ」
「分かりましたか?姉が大変お世話になったと思うんですけど…」
「…三笠先輩の妹さんっすか」
「はい♪私は三笠葵の妹、三笠 茜です♪1-B所属で、今は副会長を勤めさせてもらってます♪」
この人はどうやら三笠先輩の妹らしい。…1年で副会長…随分持ち上げられたもんだな…
「…で、その副会長が何の用事っすかね?」
「あ、はい。実は生徒会一同から河内さんに折り入って頼みたいことがあるんですよ」
「…俺に?」
…俺、目をつけられるような事したっけか?心当たり無いが…
「河内さんの行動力を、お借りしたいんです。…最近の、というより今年の生徒会は落ちぶれました。…姉の代のレベルが高かった訳じゃ無いんですが…。そこで今回、河内さんとうちの会長と、二人で共同作業をお願いします」
「…作業…?」
「それで、その補助にショー部の部員さんも何名かお借りしたいんですよ。…部長さん、三名ほど…」
「…3人、ですか…」
阿見津先輩が思案顔になる。…確かに、別の団体との活動になるからな、適材適所を考えなきゃならないし、阿見津先輩は部を空ける訳にもいかないからな
「…なら、河内君、朝野さん、大道寺さん、…後は居都留、お願い出来る?」
阿見津先輩が選んだ四人は無難っちゃ無難だった。ただ、暦先輩は結構人付き合い苦手な人の筈だけど…
「私たち生徒会は会長の狩野さん、私、登川さんの三人です。では、来週一週間、よろしくお願いしますね」
そして用件を終え、茜は帰っていく。…姉に似て、しっかりしてるな
「…適度に頑張ってきてね?」
「はい!」
「分かりましたわ」
「わ、分かったっ」
阿見津先輩の声に三人は答える。……疑問になるがな、適度…ね




