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ブラック!!

「お疲れー…っす」


「…おう、河内!来たか!」


「…おう…」


とある日の放課後、俺はいつも通り部室に来ると、暦先輩だけが居た。…ただ…様子が変な気がするんだが…気がするで済んでくれ!


「ほら、早く座れよ。んなとこ立ってないでよ!」


…うん、気がするでは済まなさそうだ…


「…素に戻ってます?それとも、もう一人の方なんすか?」


「は?お前はなにを言ってるんだ?アタシはアタシだ!」


…非常に威圧感がある。…巽御劔…もとい、ブラック暦か


「ま、まぁとりあえず座ります、はい」


とりあえず促されるままにブラック暦先輩の前に座る。すると暦先輩はうでまくりをし始めた。…なんかやるの?


「…よし、いい感じだな」


「…あの~…なんかするんすか?」


「河内、腕相撲をやるぞ!ほら早く腕を出せ!!」


…腕相撲を始めようと言い出した。…何で?


「それに暦先輩は女性っすよ?女性相手に腕相撲はさすがに気が…」


「なんだ、もう早負けたときのいいわけか??見苦しいな河内!アタシは残念だ!」


「…む…」


…随分好き勝手に言ってくれるな。…なんか挑発に乗る感じでいやなんだが…仕方ない


「…いいでしょう。受けて立ちます。…俺が勝っても文句は言わないで下さいね?」


俺もうでまくりをし、構える。そして俺と手を握る。…構えは終わった。負けるわけには行かないな!


「じゃ、掛け声を頼むぞ、河内!」


「…俺でいいんすか?」


「アタシの合図が早かったから負けたなんて言われたらムカつくからな!」


暦先輩はまだ挑発を続けてくる。…くそ、絶対かってやる!


「じゃあ行きます。…レディー…ファイト!」


そして腕に一気に力を込める。…倒れろーっ…!!


「…んぐぐ…!!!」


「…?」


…あれ…?全力なんだけど、全く動かないなぁ~…?…まじでか…!?


「どうした河内?まさかそれで本気じゃあ無いだろうな?」


暦先輩はビックリしたような顔で見てくる。…やばい…やばいやばいやばい!


そして…


「じゃ、悪いが本気を出すな?…はぁぁぁっ!」



「!?ちょ、ちょいまっ…!」


そして俺のうでは机に叩きつけられた


「いってぇーっ!?」


「わ、悪いな?やっぱりアタシが勝っちゃったか!」


暦先輩は無邪気に笑いながら俺の手をさすってくれる。…手の甲が真っ赤になってるぞ…


「…はぁ…久々におもしろかったですっ♪」


…あ、いつもの暦先輩に戻ったか?…いつもの焦ったような感じだ。…さっきのはなんだったんだ?


「ちなみにっ…どっちも私だからねっ?」


「は?…それはどういう…」


すると、今の発言から逃げるかのように自分の鞄の中から何かを取り出した。…お菓子か?


「私の家で作ってるお煎餅っ…食べるっ?」


「あれ?でも暦先輩の家は暴力団…」


「それは真の姿っ。それだけじゃ食べていけないからねっ?」


「…はぁ…じゃあいただき…」


「…(ささっ)」


「!?ユキ!?」


俺が暦先輩からお煎餅をもらおうとすると急に後ろからユキが現れた。…そういや、ユキはこーいう渋いお菓子が好きなんだったっけか…目が輝いてる


「大丈夫だよっ。一杯あるからっ」


「…いただきます」


「じゃ、もらいます」


そして俺たちは3人でまったり時間を過ごしたのだった…

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