このネタは、次の布石?
「…」「…」「…」「…」「…」「…」「…」
…なんだこの無言の空間。なんだこの無言の時間!…とりあえず今、俺は風、憐香、暦先輩(以後、焦ってるのを暦先輩、言葉遣いが悪いのを巽先輩と呼ぶ。…同一人物だから気を付けてくれ)を連れ、今は大会議室に生徒会のメンバーと共に作業をやらなきゃならないのだ。…ならないんだが…この無言の有り様だ。…問題は、やる作業の問題だ
「…会長、なんでこの作業をショー部の…とりわけ河内さんとやるなんて言い出したんですか…」
「…だって…私たちだけじゃダメだと思って…」
「…だからって…私たち七人で学力テストって…」
「「はぁ…」」
ショー部の面々がため息をつく。…それもその筈だ。俺たちは今、何故か学力テストを受けている。…どうやら、この学校の代表のデータが今年…というより、毎年のデータとなるらしい。だが…
「…ん~、分かりませんわ…」
「…くぅ…ワシとしたことが…このような問題が分からぬとは…」
会長の狩野先輩と、登川 中って一年生の女子が唸ってる。…どうやら生徒会の学力では不安だから誰かに助けを求めたのか…俺の行動力まるで関係ないじゃねぇかよ…
「…皆、解けそうか?」
俺は他の部員に聞いてみる。とりあえず俺は学年の順位は中の上くらいの成績だから、まぁ大体解けてるが、他のメンバーは知的な阿見津先輩、玲羅、コハルじゃないからな…
「わ、わっ、わ…分かりませんっ…」
暦先輩は頭を抱えてしまってる。…この人、阿見津先輩から前ちょこっと聞いたが、学年最低クラスのレベルって話だからな…隠れ不良だしな
「…。……?……!」
この反応は風だ。…顔は平静を保っているが…額からは汗が滲んでる。…言っとくが、部屋は決して暑くない。と言えば、状況は…悪いのか。ただ風は成績は悪くはない筈、まだ希望はあるだろう。そしてもう一人は…
「…何を見ておりますの、淳?」
「あ?あぁ…憐香の状況はどうなのかと思ってな…」
憐香は俺の視線でやっと気付いたらしい。…聞こえないくらい集中してたのか…
「…どうだ?解けるか?」
「私を誰だと思ってますの、大道寺家の一人娘ですわよ?こんな問題、さくっと解いて見せますわ!」
…どうやら憐香は心配無用だった。腐っても富豪の大道寺家の娘だ。学年成績も目立たないがトップクラスなのだ。…さすがだな
そうして、学力テストが終わる。補足だが今回の試験結果はこうなった
1、大道寺憐香 93/100点
2、三笠茜 88/100点
3、河内淳 86/100点
4、登川中 65/100点
5、朝野風 57/100点
6、狩野牡丹 42/100点
7、暦居都留 39/100点
…一応常識的なテストなんだが…思ったより点数が伸びねえな…今度、このテスト、ショー部でやってみるか…
「…あ、ありがと…なんとかデータが揃ったよ…」
「これで揃ったのかよ!?つか、もう少し点数取ってくださいよ、会長さん!?」
「…あはは…だから手伝ってほしかったのよ?」
…今年の生徒会は、なんか不安…




