表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/103

チョコビーンズで

「うぃーす」


「…あ、お疲れ」


「おっ、お疲れさまっ」


「…?」


とある日の放課後、俺はいつもと変わらず部室に行くと、今日は玲羅と暦先輩だけしかいなかった。…今日はそういう回らしい


「…玲羅、愛羅は?」


「…今日は、先生に呼ばれて補習。姉さん、かなり馬鹿だから」


「…そうっすか」


どうやら姉妹の割に、学力にはかなりの差があるらしい。そして、別に常に二人で行動してる訳でもないらしい


「~♪♪」


…なんか鼻唄みたいなのが聞こえたので目を暦先輩の方に向けてみる。すると暦先輩は皿にカラフルなチョコビーンズを開けて、それを口に入れている。…上機嫌だな


「…うまいっすか?暦先輩…」


「えっ?あっ、はいっ!私っ、これが好きでっ♪」


暦先輩は中々見せない笑顔を見せながらさらに口に入れる。…また、不思議な好みだよなぁ…


「河内くんっ」


「…なんすか」


暦先輩はなんか舌を出してる。…めっちゃ色が青いんだが…


「私っ、昔からこれが楽しくてっ♪べーってしたら色が変わって楽しいよっ」


「…そうなんすか」


俺にはその楽しみはいまいち理解できないんだが…


「…先輩」


「ん?…って…玲羅…?」


「んべー」


何故か玲羅が俺に向かって舌を出してる。よく見れば、玲羅の舌が赤くなってる。…チョコ食ったのか?


「んべー」


「…玲羅、俺が嫌いなのか?」


「まぁ、好きではありませんが?」


…ド直球だなおい。なんだか心が痛いぜ


でも、なんか玲羅も楽しそうだな…


「…河内くんもっ、やるっ?」


「え?」


なんか暦先輩が俺にチョコを差し出してきている。たぶん同じ事をして欲しいらしい。玲羅も同様らしく、知らぬ間に暦先輩の隣に座り、分かりにくいが目を輝かしている。…はいはい


「じゃ、いただきます。…べーっ」


そしてお望み通り舌を出す。すると…


「…河内君?何をしてるの?」


「随分楽しそうですねーっ!!補習終わったんで混ぜて下さいっ!!」


…嫌な所を阿見津先輩と愛羅に見られた。つか、どこがおもしろそうに見えるんだ?



「…チョコビーンズで、舌の色を変えて遊んでいた?」


「…まぁそんな所っす」


「玲羅ちゃんがそんな事するなんて意外だなぁ!」


さっきまでの経緯を二人に説明する。阿見津先輩は意味不な顔、愛羅は目をキラキラさせている。…だからなんでそんなに楽しそうなんだよ


「…じゃあ私たちも、混ざろうか?」


「はいっ!!いっぱい舌を変えます!!」


そして阿見津先輩と愛羅もチョコを口に含み…舌を出す


「「べーっ」」


…今日の部活、こりゃなんなんだよ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ