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夜羽姉妹の挑戦状

「やーやーやー!!来たね、河内淳さんとそのご一行さん達!!」


「ここであったが昨日ぶり」


「…んで、実際に何をするってんだ」


とある日の放課後、俺は部のメンバーを引き連れ近くの公園に来ていた。実は今日の朝、愛羅からこんなメールが来ていた


『果たしメール

決戦の地は近くの公園にします。時間は今日の放課後です。可能な限り全員連れてきてください。逃げないで下さい。…あ、これはフラグじゃないですからねっ!!』


と、連絡が来てた。…もういっそのこと芸人張りにフラグを使おうかとも思いましたよ。はい


「よくぞ来ましたね、皆さん!!」


「よくぞフラグを使ってくれたー」


「では私たちと…鬼ごっこで勝負です!」


愛羅は俺に指差し、そう宣言した。…鬼ごっこか、随分古風な戦いを今回はするんだな


「ルールは簡単です!!この公園を舞台に、10分間勝負をします!!時間内に全員捕まえたら私たちの勝ち、逃げ切ったらショー部の勝利ですよっ!!」


「そこで、私たちから提案があります」


次に玲羅が提案を持ち出してくる。…多分、罰ゲームの類いだろうな


「私たちが勝った場合、私たちにアイスをおごってもらいます。…河内さんに」


「俺かよっ!?」


そして罰ゲームのレベルがめちゃくちゃ優しい…


「無論、世に名高いハーゲン○ッツを全種類」


「全種類!?」


急にハードル上がったな、おい。本当に玲羅はえげつない…


「で、ショー部の皆さんが勝ったら…」


「…ちょっと待って?」


玲羅がこっちの勝利条件を口にしようとしたとき、阿見津先輩がその言葉を止めた。…?


「…私たちが勝ったら、貴女達二人はショー部にはいって頂きますね?」


「「!?」」


阿見津先輩の言葉に全員の顔に驚きが浮かぶ。…夜羽姉妹の入部が、俺たちの勝利後の権利?


「弓佳先輩、どういう魂胆ですの??いきなり喧嘩を売ってきたあの子達を私たちが勝ったら入部など…」


「…他意はないよ??ただ、ショー部をこうやって遊びに誘ってくれたって事は多分ショー部に入りたいんだよ♪だから…ね?」

「…お人好しですのね」


憐香はあきれていた。…まぁ、確かにそうだわな。だけどこれがショー部魂なのも、憐香は分かっているのだろう、否定はしなかった


「…にしては、なんで俺だけリスクありなんですかね。どうせならショー部の負担で…」


「「却下」」


…リスクを負うのは俺だけかよ…


「…まぁ、勝てばいいんすよね、勝てば」


「そうだよあっつん!!勝てば万事オーケーさ♪」


風が親指を突き立てて笑顔で返す。…やるしかないよな、いつも通りながら…


「じゃあ、今から10数えます!逃げてください♪1、2!」


「…皆?ショー部の魂、見せてあげるよ?ショー部の…」


「「勝負!!」」


夜羽姉妹達が数を数えだし、俺たちはいつもの掛け声を上げて散る。果たして、勝敗の行方はいかに。そして夜羽姉妹の運命やいかに!?


「9…10!!行きます!!」


「…捕まえる」

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