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ピアニスト、といっても、もう誰もが弾く作曲家がいなくなってしまっている。

ベーグルがない、じゃドーナツでいいか。ドーナツはついつい食べてしまうんだけど。。


あとコーヒー。とぽぽぽ。


はい。Da Sol Kimさんはハルビン国際が3位で残念でした、、。んー、年齢の問題かなー、って考えのララモエラーです。


韓国勢も2010年代も末になると、やはりというか少子化であまり勢いが感じられなくなってきたなー、ってのはわかります。


世の中が急速に、アナログ文化から脱却を図っているんだろうな。そして、脱却してしまった後には、ピアノ演奏芸術も広範囲な利用というのはされなくなってしまうのかな、、、。


わたしがぁ、お金とともにある芸術が好き、なんて言っているのは訳があります。


かつてピアノ弾き、といえば、ベートーヴェン弾きを意味しました。そのあとたった25年でショパン弾きを意味し、そのまた25年で今度は何になったでしょうか?


「ラフマニノフ弾きや!」と威勢良くすらあっーしゅさんはそういうでしょう。でも世間にいるのはラフマニノフ弾き、じゃなくて似非ラフマニノフ弾きです。


この間のブゾーニ国際2019の時も気が付いたのですが、その体格と手でラフマニノフってのはちょっと無理なんじゃないの?って。でも結構低い背丈なのかなー、って人でも確実に弾けてる人がいるから、一概にどうとは言えないんですよね。


ころーんさんは「ドビュッシー弾きだ!」って言いますが、ドビュッシーもやはり、本人がああいうピアノ弾きでしたので、スペシャリストが弾くものに変わっているような気がいたします。ピーター・ドノホーさんはラフマニノフ、ポール・クロスリーさんはドビュッシー、ギャリック・オールソンさんは珍しくどちらも(このケースは世界的に珍しい)と、万人の弾くものではなくなってきました。


ドビュッシー派か、ラフマニノフ派かどっちかになった、とは言えますね。これは間違いないでしょうね。日本の戦前世代ですら、はっきりどちらかに分かれています。梶原完さんとワルター・ギーゼキングさんは、なんとあの世代でどちらも弾きこなしていましたが、ああいう才能は例外的になったようです。


でも、ピアニストといえば何が弾けるか、というのはもう断定不可能になったのは間違いがないでしょう。


それでも、能力が高ければ高いほど、多くの作曲家を手に入れることができるのは間違いがありません。ただし、その作曲家の遺産は、タダで運用されているわけではありません。


出版社が面倒を見なければいけません。


だからわたしはお金とともにある芸術を、否定しないのです。


せみころーんさんは大変異議があるらしく、作曲家の遺産もデジタルデータになってサーバーに上がったままになる、カネはかからなくなってきている、というんですよ。


でもう、、


やはり人類の皆様はですね、おもいっきりお金をかけて、真っ黒いグランドピアノをせっせと作るのは面白くてたまらないんですよね。


1990年代になると、かつてくたばりかけていたピアノメーカーがつぎつぎと蘇りました。



蘇ったピアノでですね、何を演奏させたかというとですね、結局19世紀の音楽なんですよね。


やはり19世紀のお金とともにあった音、ってのがですね、人類の源泉になってしまっていて、そっから逃れられなくなってるんですよー。


お金とともにある芸術、といってもですね、世間には「お金とともにある芸術だが、それは下心のある音」という変種が生まれてきてます。


一番日本で有名な例は佐村河内守さんですが、アメリカ合衆国だと違います。


佐村河内さんと違って、ちゃんと自分で書いてますが、同種の感動を観客に与える近い例がAaron Jay Kernisさんです。


最近Flute ConcertoがNaxosから市販されたというので聞いてみましたが、まず演奏家の面子、これ、、すごくないですか?


フルート、指揮者は超一流。オーケストラだけPeabodyですが、ちゃんと間違えずにみんな弾いてます。


書式もほぼ無問題。書きなれているオーケストラは熟練の極みであります。これ、日本人でもここまでオーケストレーションがうまい人って何人いるかなあ?実は結構すごいんじゃ、、、フルートのカデンツァも、声を使うシーンとか高速タンギングとか相当難しそうですが、ピッチニーニさんは何の苦も無くあっという間に吹いてしまいました。


どうですかみなさん。


日本の「現代音楽至上主義者」が一斉にブーイング、ってのをご想像されたんじゃないでしょうか?


でも、これ日本と西ヨーロッパだけの現象です。


このKernis路線を、大真面目に継承しちゃったのが今の中国なんですよね~え。


日本ではね、正当な現代音楽ってのに対して愛着があるらしく、KernisやTredici、Adams、そしてホヴァネスといった鉱脈は入ってきませんでした。LiebermannはNHK交響楽団がずいぶん前に一回やったかどうかだと思います。


ところが、アメリカ合衆国ではこの路線が残ったのです。


「はいはい。無調音楽は誤りですよー」なんてあまーく囁きながら実は無調的なテクスチュアはしっかり残しており、緊張の限界になると三和音がやってきてめでたしめでたし。このような「下心のある調性音楽」がまだまだアメリカでは必要とされています。


しかし、タイやマレーシア、フィリピンの作曲家がどんどん前衛語法に舵を切る中、この種の「下心のある現代音楽」はアメリカでも滅び、中国で延命されるのではないかと思います。この可能性は高いんじゃないかしら?

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