だましたなあぁっっっ!よくもだましてくれたなあぁっ!
最近こういう心のゆとりも現代音楽業界からなくなりつつあるなあと思ったころーんさんです。
ころーんさんの設定を言うの忘れてました。
ころーんさん。「腐女子同士の争いに疲れ、ヲタネタから逆にアヴァンギャルドとアンダーグラウンドの世界に転身。せみころーんさんのようにヲタネタに転身したケースとは正反対。」
「現代音楽の楽譜は見てもなーんにもわからないが、せみころーんさんの指導で面白そうなのは読めるようになってきた。国際ピアノコンクールに人一倍詳しく、『偏向判定や八百長で負けた若手は要注意や!絶対に台風の目になる!』という持論を崩さない。
「ポテイトゥチップスが大好き。バリッバリッ」
この程度でいいでしょ。
はい。ころーんさんです。ころーんさんは演奏が担当ですが、演奏の観点からこの作曲家を紹介してみようと思いました。
急に火が付くとピアノソナタを多作する、というケースは意外にも多くあるのですが、このケースにChris Newmanさんが含まれています。
きょうは、CDが出ているソナタではなく、CDの出てないピアノソナタ群について触れてみようと思いまーす。
もう彼は2017年までにピアノソナタを20曲書いてるんですよねー。こんなにあるんだったらわたしも弾いてみたい。わたしでも弾けそう。
さてと、
近年彼はVerlag Neue Musik Berlinと契約して、60作ほど登録しております。オルウィン・プリチャードさんがVerlag Neue Musik Berlinに乗り込んできたのが、ずいぶん前。これでイギリスとコネクションができた。こーゆーことも学校では教えてくんないしね、いちいち覚えないといけないんですよねー。でも記憶力だけはある腐女子なら楽勝でしょ?
ウェブサイトまで行って、Piano Sonata No.19っての見てください。
どうですこれ?
、、、
そうです。ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンさんのピアノソナタ第27番の第1楽章のまんま。リズムだけ。第2楽章のまんま(右手だけ)で行くのはピアノソナタの6番だったかな。
で、音だけ全部替えると。
「だましたなあぁっ!」ってやつです。
しかもテンポ設定はしっかりしているのに、ダイナミックスゼロってのが、おもいきりなろう系の連中の文体を想起させる。。でもNewmanさんは、決してなろう系ではない。
どうしてそうなるのかというと、なろう系の人は文章は全部一人で書いていても、挿絵はほかの人に頼まざるを得ません。
Newmanさんの本職は画家なんですよね。彼のアトリエに書きかけの絵画がいっぱいあります。
この人の音楽って全部この「よくもやったなぁぁっ!」ってのばっかりです。Sonataの1番のころはさほど反抗的とは感じられなかったけれども、新作に近づくにつれ、この手の操作が過激になる。
Piano Sonata No.20のほうがせみころーんさんの提唱する「馬鹿丸出しなーんもかんがえてない」様式に近いかなと思う。でもこれは、ちょっと引用の元ネタが見にくい、、どっからとってきてるんやろうか、すぐにはわかりませんが、なんかシューベルトの歌曲かなんかかな?
これは本物のピアニストが真剣に弾いてこそ面白いのであって、ニコラス・ホッジェスさん、イアン・ペイスさん、マイケル・フィニスィーさんレヴェルが弾いて初めて音になるんですよねー。
考えてて、これはなろう系というより、私の忌み嫌ったやおいってのに近いのかも?やまもおちもいみもなく、だーらだら。で、そんだけ。終わり。こんなのばっかりです。
引用の元ネタが分かると、あーこれがやりたいのかってのが鮮明にわかるけど、元ネタがない、あるいはわからないと平べったい音がただ単に駄々洩れになるだけ。
この駄々洩れ感が確固たる地位を占めているんですよねえ。
曲によっては拍子が全くないものがあって、そっちのほうが過激に聞こえる。Piano Sonata NO.10でもそういう書き方なんだろなってのがあった。
この手の「だましてくれたなぁっ!」って路線も20世紀の音楽の中にはちゃんとあったんですけど、21世紀にはいるとこういう「だましたなネタ」すらダルムシュタットやロワイヨーモン系に回収され、埋め込まれてしまってるんですよねえ。
でもね、
そーやって埋め込んじゃうと、逆にフェイクにならないじゃんってのがあるんですよねー。馬鹿丸出し音楽は、どっか切って張ってってのをやるとだめで、最初っから最後まで貫徹してないと。
FateシリーズがFGOガチャになっちゃうとテイストが変わるじゃないですか、変わってしまったらもう元の面影はない。
21世紀だと歌曲で「あうあうあー!」ネタをやれば即座に「不適切!」ってのが飛んできて遣りずらいでしょう。20世紀は飛んでこなかった時代だったってことなんでしょうねえ。
ちなみに、Newmanさんは器楽の分野のみならず歌曲の分野でもSad Secretを初めとして、たくさんの「あうあうあー!」ネタがあります。日本でも上演するべき。面白いですよ。




