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こんだけぱっくりぱっくり表現が横行すると

真剣に作るのも馬鹿らしいよねー、っておもったせみころーんさんですーどーもーとてとてとてとてとてどて。


でもですね、せみころーんさんはぱくっていませんよ。ぱくってつくるのがばかばかしいんですよねー。


最初っから、かつての旧世代がやってたように、基本的な音列はこれでってやってくだけで90%パクリは免れるのに、なんでそっくりそのままで書いてばれないと思うのかがわかんないんですよねー。


そもそも、せみころーんさんは他人の作品の引用が下手です。


横のころーんさんは今日も豪快にポテイトゥチップス、、いや今日はせみころーんさんの買ってきた「だがねー餅」ってのを大量にバリッバリッと食って「あははははは!引用もできない現代音楽作曲家!」と笑っています。「だがねー餅にはコーラは合わないなあ」とも言っています。


そんなこと言われたって、できないものはできない。


これも、なんでできないのかってのは理由がありますねえ。せみころーんさんが作曲を勉強しているときは多様式主義全盛で、ほんといろんな人が引用をやってました。引用の適性のなさそうな人までやってる。


んで、んでんでせみころーんさんの周りにもいーっぱい引用の得意な作曲家がいました。


で、こりゃ勝てなさそーだなってので引用してないんですよ。ほんとですよ。


引用の得意な作曲家、といってもあまりみんなの知らなさそうな曲の引用について触れます。


クラウス・フーバーさんのフォルテピアノ協奏曲(といってもフォルテピアノで演奏したヴァージョンをまだ聞いたことないし、初演はモダンピアノです)にIntarsiがあります。


あれ、途中でモーツァルトのピアノ協奏曲の27番の第3楽章から、ああやってとってくるわけでしょう。


フーバーがこんなに急テンポで攻めてくるってのは意外に思う人も多いでしょう?でもこれ彼できちゃうんですよね。これが日本で1990年代に紹介されなかったのは残念。


でもフーバーは引用したのかどうかわからんっていうヲタネタ風味は一貫して、避けています。フーバーのほかの作品も確か「回転する鎖の歌曲集」でもヒルデガルト・フォン・ビンゲンさんの作品が最後に引用される。でもああやって引用するのは誰にでもわかっちゃって、あまりにもあからさまでどーかと思っちゃうんけど、Intarsiはそうなってない。


ラストはオリヴィエ・メシアンさんの鳥のカタログからも引用がある。作曲技術の粋を尽くした理想的なエクリチュールで、高校生以下の人に買うことをお勧めします。


スコアは出てたはず。


フーバーは極端に遅い7:5とかこんなのをIntarsiでもよくやります。


これは賛否両論に真っ二つわれてて「割った効果がない」っていう人がいるんだよね。


たしかに下手な演奏なら効果がないでしょう。


でもね、この書き方を晩年まで死守したフーバーでよかったと思ってる。こういう書き方をとった作曲家はフーバーしかいない。結局彼しかあのメソッドは使えない。だからパクリって言われることもない。


これはすごいところなんだよね。


フーバーの我の強さってのは、日本ではあまり評価が上がらなかったみたいで、そこらへんパクリの横行する日中韓の連中にフーバーが不評なのもよくわかる。よく考えればフーバー作品はここ数年ユーラシア、北アメリカ、アジアではほとんどかかってないんだよね。


編成がちょっとはみでてて、リハーサルが難しいからか?でも特段難しいことをやっているとは思えないし、単純にスイスの作曲家に対する免疫がなんもないからだと思う。ハンス・フーバーですら日本人はほとんど知らんでしょう。


(ちょっと話がそれるけどハンス・フーバーの曲を初めて聞いた時は驚いたねえ、、なんでこんな和声進行になるんだろうって。西洋音楽をスイスは国策で締め出してたとはいえ、あれだけ情報から隔絶してるとああなるんか、、と。)


スイスの作曲家って、スイスの民度の高さを反映して、ヲタネタ系が多いんじゃないか?ミカエル・ジャレルさんも整った書式で世に出てきたし、私の大好きなジャン=ジャック・ドゥンキさんだって正当な現代音楽の延長線上にいてピアノもうまい。


何?こんなバカ!ってのがあまりいない。それでもって中国人などの外国人にも積極的に門戸を開き、スイスの出版社から中国人が出版できちゃったり、中国人がスイスで勉強してたりする。


民度の高すぎる国ってのも、それはそれで一つの閉塞となりえる、ってのはよい教訓だと思うんだよね。民度の低い国から作曲家は出ない、とは言えないんだよね。作家と一緒で、先進諸国の作家が常に素晴らしいという保証なんてない。


んでんでんで、北欧になるとスイスのような民度の高さとは逆に、自由で何でも書けるって点からあまり無理しない作曲科が幅を利かすわけで、今度はちょっとフィンランドの作曲家について触れてみよう。

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