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幼馴染から貰った魔法がチートすぎる  作者: 作者
5章 帰還編
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79話 下


「ちょっと危ないですよ!」

「わかってます」


横薙ぎ払いをゴブリンキングの足元めがけて【射出】することで回避しながら距離を詰める

そのままじゃまともに見えない斬撃を【体内加速】を使うことで目で追いつつ適切な位置に【射出】方向をきめた。

行けるかな?


右手に魔力を集めながら再度返しに放たれた斬撃をかわす

数度の【射出】ですでにゼロ距離にまでせまった。


「【ファイアボール】」


ゴブリンキングの腰に無理矢理火の玉を発生させて叩き込み…


「あ、やべっ」


吹き飛ばされた。

一応、ゴブリンキングって事でさっきまでのゴブリンよりも多くの魔力を使って魔法を発動されたが失敗した。


予想以上に威力が高くなり…

と言うか、予想以上にゴブリンキングがよく発火したせいで、焦げる……と、言うよりも、文字通り爆発した。


「いたた。」

「ソラくん…馬鹿ですか?調子乗りすぎです」

「ははは」


いや、笑うしかないね

爆音と肉の焼ける匂いが周囲に広がるのを確認しながらパフェさんに謝罪する


「それにしてもすごいですね

ゴブリンキングを瞬殺って…」

「はぁ、何度も聞いてますけど、ゴブリンキングって本当に強いんですか?」


この世界に転生したての頃はだいぶ苦戦したけど、今じゃ余裕だ。

僕は強くなったのだろうか?

そういえば神さまに言われたっけ、そろそろ勇者に会うはずと…


ん?違うか?

勇者が魔王にさらわたお姫様を助けるのを強力うんぬんだったっけ?

数ヶ月前だったから、詳しい内容は忘れてしまった。


「どうしましたか?ぼーっとして」

「え?あぁごめんなさい。」


考えごとをしてぼーっとしてしまった。

はて、どうしようかな…


「いえ、私はいいのですが、何かありましたか?」

「ちょっと思い出した事があって…」

「? 心配ごとですか?」

「心配ごとでは何ですけど……んー。まぁ、今は関係ない事ですね。周囲を警戒しましょう」

「はい。」


パフェさんに周囲の見張りをお願いしてゴブリンどもの追い剥ぎをする。まぁ、追い剥ぎって言っても良いものを持ってるわけではないし、だからと言ってゴブリンに興奮する趣味はもってない

むしろ、むかくそ悪い


剣は錆びだらけで使い物にならなく、盾はまぁ…重すぎて持てない。

どっちも【射出】による投擲用かな?

久々の【格納魔法】で魔力に変換して体内に入れておく


「何も出ませんね?」

「そうですね…本当にゴブリンキングが元凶だったのでしょうか?」


かなり長い間戦闘が続いた。その分戦闘音も周囲に響いてた訳で、それでも攻めて来ない…と、なると…


「歌が聞こえる…」

「え?」


いや、何も聞こえないよ?

パフェさんだけに聞こえるのだろうか?

そんな事ある?

いや、ここは魔法のあるなんでもありの異世界度だった…

ありえるか…


「行ってみますか?」

「そうですね。ここにいてもしょうがないので…案内お願いします」

「わかりました。ついてきてください」




パフェさんの後をついて森を進んでいく

ふと、思う。

これ?帰れるかな?


………

ま、なんとかなるでしょ?


しばらく歩くと小さな湖が見えてくる

周囲を木々に囲まれて、幻想的な雰囲気だ。


「いました」

「え?」


いや、何も見えないけど?

パフェさんは湖の中心を指差して問いかける


「見えませんか?

ほら、湖の真ん中でワンピース姿の女の子が歌を歌ってますよ」

「ん? 見えないですね

と、言うか、その説明だと、その女の子は飛んでいるんですか?」

「湖の上に立ってます」


さっぱり分からん。

どう言う事だ?


「見えないですね?幽霊か何かでしょうか?」

「ちゃんの足生えてますよ」

「いや、べつに幽霊かどうかは足で判断しているわけではないんですけどね……魔術的な何かでしょうか?

でもダンジョンでもないここで魔力がらみは考えづらいか…」


「おーい」


え?ちょっと?

なんでパフェさんは手を振ってるの?


「あ、こっちに気がつきましたね

こっちに来ますよ。まだ見えませんか?」

「あー。みえないですねー」


これはあれかな?

馬鹿には見えない妖精的な?


「ふむふむ。あ、そうなんですね」

「この子はソラくん」

「悪い子じゃないですよ」

「あー。どうですかね?」

「ふむふむ、」


パフェさんが何やら話している

痛いな。

厨二全開?


「ソラくん。女性以外から見えなくなる魔法をかけてるようです」

「はぁ それで?」


うん。まぁ、見えない相手にそう言われても困る。

どう接していいかわからない。


と、思っていると目の前にぼんやりと白いモヤが現れる

だんだん増えていき、よく漫画とかであるモヤモヤになっていく

さらに大きくなっていき、奥が見えなくなる。


「見えますか?」


ん?モヤから声が聞こえるな

だんだんとモクモクが消えていく


「ボクの事が見えますか?」


あ、はい。見えますよ

僕の前には真っ黒なワンピースを着た少女が立っていた。…

髪は服と同じような真っ黒で首あたりで切りそろえたボブカットだ。

童顔でおらなそうな外見、声は透き通るような綺麗な声だ。


かわいい…


そして忘れちゃいけないボクっ子


「ん?今いやらしい事と失礼なコト考えましたね?

これだから男は嫌いなです。」

「あ、はい。」

「ソラくん!私と言うものがいながら…浮気ですか?」


いやいや、べつにパフェさんとは付き合っても無いけど…

いな、やる事ヤッたけどね

それはほら?お互い了承済み的な?


「あ、またいやらしいコトを考えましたね。やっぱり消えます。

ボクの事でへんな妄想しないでください!」


一度消えたモクモクがまた現れる


「まって!」

「え?」

「そうです。ちょっとまってください。」


慌てて引き止める。

引き止めるられると思ってなかったのか女の子もびっくりしてモクモクが消えてしまう

この子の事は置いておいてこの森の事は聞かないと…


「なんですか?ボクの事は放っておいてください」

「あー。わかった。キミのことは聞かない。そのかわりこの森の事を教えてくれないか?」

「へ?この森?」


ボクっ子がポカンとする

ん?なんかよくわかんない反応だな?

まるで知らないの?と、問いかけるような仕草だ。


「私達はこの森で出没したという魔物を調査すると為に来たんです。」

「あぁ、そうだ。何か知らないか?」

「あー。強力な魔物ねぇ…」


ん?やっぱ知ってそうだ。

なんとしてでも聞き出さないと…


「魔物って言うか…【勇者】?」


仕事が…つらたん

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