↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染から貰った魔法がチートすぎる  作者: 作者
3章 学園編
36/85

35話 監禁



手書きの地図を読み解き王都の空を駆ける

王都は北に巨大な森があり、そこには小規模なダンジョンが多発し、冒険者の狩場となっている。

逆に南には農村地帯が広がり国民の安定した食糧事情に一役買っている。

地図は、王都のより北に進み森の中にある湖の中心に行くように示されている。

この地図が誰が書いたかはわからないが、

エルサの今いる部屋は国の管理する施設の為、そこに忍び込むことのできる者ということで、かなりの魔術の使い手だと思われる。


「お、湖発見」


森自体の広さは馬車で4日程度で抜けられる広さなので直径200キロ近くある。

そんな巨大に森を捜索するわけだが、地図に何が描いてあるかと言うと、城と城下町が簡単に書いてありその上に複数の木の絵が描いてあり、その木の中に丸が書いてあり、その丸の中心に矢印が描いてある

この森に丸で思い当たる所と言えば湖だ。フランツ領から王都の向かう時にも巨大な湖を発見して大きく迂回した。


月明かりの中湖を捜索するが、空中では障害物がほとんなく【空駆・改】と【射出】のコンボでかなりの速度で移動で来ていることもあり、湖自体も比較的大きかった為、割とすぐに湖を発見できた。


湖を発見してから気がついたのだが、別に月明かりで探さなくても【暗視】魔法を使えばよかった。

すぐに【暗視】魔法を使い周囲を観察しながら湖の中心に移動する。

ふむ、特に何もない。

地図だと湖の中心に何かあるようなのだが…


「世界の断りを破り真理ご偽装する精霊よ。我に真実の姿を見せたまえ【幻影対策(アンチイルージョン)】」


試しに幻影魔法を破る魔法を使ってみた。

お、ビンゴ

何もない湖の中心に10メートルほどの小島が現れる。

魔物の住む森でしかもかなりの広さの湖となると、その中心部分まで調査する人はいなかったのだろう

なかなか手の込んでると思う。


【空駆・改】で出した足場を徐々に下ろして行き小島に着地する。

島にはヤシの木のような木と小さな小屋がある。

扉をノックするが反応がない。


「だれかいますかー?はいりますよー」


うん、地図の作者が作成した島だろう。特に罪悪感もなく扉を無理やり開く

あれ?

鍵もかかっておらずすんなり開く。

え?鍵がかかっていたら?【身体強化】で扉を引きちぎってました。


小屋の中は一部屋。

部屋にあるのは木でできたテーブルとイス。それに本棚。あと、不自然に床に絨毯が敷いてある。

テーブルをずらして絨毯を剥がすと地下へ降りる階段。

降りろってことだよね?


階段を少し下るとロウソクが置いてあり、さらにそこから螺旋階段がある

【暗視】魔法を使用している為特に問題ないためそのまま下に降りる。

どれくらい降りただろうか?

感覚的には10分くらい下に降りた気がする。

まだまだ下には行けそう…

いったん戻った方が良いかな?


エルサの部屋は一応国の管理している施設の為警備は万全だと思う

そこに侵入できるとなると可能性的にあり得るのは国の罠の可能性もあるが、それを考えだしたらきりがない為別の可能性を考える。

僕の知っている中で幻影魔法が得意な者…

今まで正体を偽ってきた者。

魔王ルシファーの可能性が高い。


国王の話では冒険者勇者に追跡を依頼したようだがコタロウとして1回、魔王として2回剣で打ち合った僕からすれば、あいつはまだまだ実力を隠していると思う。そう考えると勇者に追われても巻いてそうな気がする。

となるとこの先に待ち構えているのは魔王本人かエルサに地図を託したことを考えるとコタロウ本人関係かなと思う。そこまで考えて気が付く。

あ、武器がない…

もし魔王ルシファーと対峙することになったら無手で戦うことになる。

まぁ、もともと剣で勝てるとは思ってないけど…


そんなことを考えながらさらに10分ほど階段を下っていくと小部屋の到着した。

あるのはさらに先に進む扉のみ。

罠を警戒しながら扉を開ける。


「ぅううヴ」


扉を開けると奥には9畳くらいの部屋があった。

石作りの部屋であるのは木でできたベットとトイレ。それとバケツに液体が入ってる

ベットに鎖で両手、両足を結ばれた少女がいた。

ん~。どっかで見たことある気がする。

本人は暗いのでわからないと思うのだが、怯えた様子でこちらを見ている気がする


壁にロウソクがあるのを見つけたので火をつける


「【スモールファイア】」

「うぅヴうっヴ」


明かりがついてこちらを再度認識できたのか、さらに怯える。

よく見ると口に布がまかれていてしゃべれないようだ。

てか、服着てないし。


制服の上着をかけてあげて口の布を取る

一応両手両足の鎖はまだとらない。


「大丈夫ですか?」

「た、助かった。き、君はあの時の…どうしてここに?」


あ、思い出した。この子現地さんの勇者だ。


「あなたこそどうしてここに?エルシェさんですよね?」

「はい。詳しくお話したいのですが、いつ魔王が戻ってくるかもわかりません。先に鎖を取ってもらえますか?あ、この鎖は魔力吸収の性能をもっていますので魔法以外でお願いします」


魔法以外って言ってもな…武器もないし。

仕方ないので鎖ではなくベットを破壊する。

【身体強化】を使いボキボキベットを破壊する

あ、エルシェさん目が死んでるよ。

そんなにつらい目にあったのだろうか…


「ありがとうございます。では一度外に出ましょう。」

「はい」


そして今来た階段を上る。

しかし、エルシェさん自体衰弱しているのか足取りがフラフラだ。

仕方ないのでお姫様抱っこをして階段を駆け足で上る。

ちょっとエルシェさんの頬が赤い気がする。まぁ、暗くてよく見えないんだけど。


湖の小屋に出て、お姫様抱っこをしたまま【空駆・改】で王都の自分の部屋まで戻る。

部屋につくと自分のバックから寝間着をだしてエルシェさんに渡す。

さすがに王都の城とかに裸で乗り込むわけにはいかないだろう…


で、エルシェさんが着替えている間、お風呂に行きお湯をもらう

一応体をふきたいかなと思い綺麗タオルと一緒に渡してあげる

と、そこで気が付いた。着替える前に渡してあげればよかった。

結局2着目の服を貸してあげた。


「ありがとうございます」

「いえいえ、それで何があったのでしょうか?」


国王の命で魔王ルシファーを同じく現地勇者のカレルと二人で追った。

なんでもこの世界では転移魔法を使うと転移先の大まかな場所を探る魔法があるらしい

僕も転移魔法が使えるが、この先長距離の転移魔法が使えるようになったら注意しよう

で、二人は転移先が先ほどまでいた森だということに気が付き森を捜索したそうだ。


そこで先ほどの小屋を発見した。そこまではよかったのだが、先ほどの長い階段を下りている最中に魔王ルシファーに遭遇し戦闘になった。魔王ルシファーには【未来予知】というエクストラスキルがあり、その効果は自身に攻撃が当たった時に攻撃が当たる前まで時を戻す能力を持っている。どちらかと言うとタイムリープなのかな?

その為、こちらの攻撃はすべて見切れてしまうことになり、近距離で戦った場合手痛いカウンターをくらうことになる。最初の遭遇時はそのことにいち早く気が付き(僕がやられるのを見ていて予測したらしい)、カウンターできない遠距離戦に努めて戦ったが、今回は階段とことでそうもいかず結局カレルともども捕縛されてしまったようだ。


捕縛後、カレルの命で脅されこの世界に伝わるスキルの譲渡を強要されてしまった。

なんとウラヤマ…けしからん。

で、数度交わり、その途中でスキをついてカレルは小屋から脱出したそうだ。

それに気が付き魔王ルシファーはエルシェを魔力吸収の鎖で縛りカレルを追ったそうだ。


なんとも重い話…

ん?待てよ、と、言うことはエルサの扉の前にあの地図を置いたのは誰だ?

カレルと言うことはないだろう。たぶん…


「えっと、まずはお風呂に入りますか?」

「え?」

「僕が今から女子寮に行ってきて事情をお話して中に入れるようにしますので、そこでお風呂に入ってくdさい。」


さすがにそんなことがあったのに体を濡れタオルで拭くだけなんて嫌だろう。


「あ、ある程度のことはごまかしますので、安心してください。

それとお風呂に入っている間に国王の所に行って事情を話してきます」

「あ、うん。ありがとう」


その後エルシェさんには部屋でまっていてもらい女子寮に向かう。

時間はすでに0時を回っているだろうか、女子寮の部屋の窓はすべて真っ暗だ。


「おじゃましまーす。」


別にやましいことをするわけじゃない。

堂々とドアを開けて中にア入る。


「こんな時間になにかしら?」

「夜分遅くにすいません。ちょっと急用がありまして」


寮主の方が眠そうに出てくる。

はて、なんて言おう


「どうしたの?きみは?ソラ君ね。優勝おめでとう」

「ありがとうございます。って、そうじゃなくて、学生ではないのですが女性をお風呂に入れてあげてほしいんです。」

「ん?ソラ君ねー。もてるからって女の子で遊んじゃダメよ」


…誤解されてる!


「えっと、そうじゃなくて、襲われている女の子を保護したんです。いまから連れてきますのでお願いします。あと、できればカグラさんを呼んでもらっていいですか?」

「えっ?まぁ、そのあたりは本人にきけばいいか。わかりました、お湯の準備をしておきます。少し時間がかかりますので、カグラさんは自分で呼んできてください。そこの階段を上って3Fの一番奥です」

「ありがとうございます」


よく考えたら城に行っても僕一人だと国王の所には通してもらえないだろう

そう思い、一応王女のカグラさんに助けろこうことにする

階段を上り廊下にでて一番奥の部屋まで行く。

ノックをするとカグラさんはすぐに出てきた。下着姿で…


「はーい。どな…った!?」

「こんばんわ。やっぱり女性なんですね」


うん。今日の朝も思ったけど意外とあるね。

制服が男性の物をきてるから気が付きにくいけどでるとこ出ていらっしゃる。


「ソラ君!?夜這いなんで大胆ね。いいわよ。私は一人部屋だから大丈夫。中に入って」

「あ、はい」


ガチャ


なぜ鍵を閉めた!?

カグラさんがニヤニヤしながら迫ってくる。

10歳児に興奮しないでください…


「今回は女王のカグラさんに会いに来ました。ちょっと魔王ルシファーのことで国王とお話したいので取り次いでください!あと、その下着とってもかわいいですね!」


どや、落として上げる。

え?今じゃない?こういうのは日ごろの積み重ねなんだよ!

ほら、後半部分でモジモジしてるよ


「え?えっ?」

「ってことでほら、カグラさん着替えてください」

「あ、うん。って、なんかソラ君にいいように扱われてる!仮一つだからね」

「はい。わかりました。なんでもいいので早くしてください。」

「むー。」


お、ほっぺた膨らませてる。

シャッターチャンス!この世界にカメラはないけどね!


カグラさんが着替えるのを待って自分の部屋に向かう。

って、カグラさんこんな時にも学ランですか…

女の子の恰好すればもっとかわいいと思うのに…


「お待たせ。大丈夫?」

「あ、ソラ君。大丈夫。そちらの方は…あっ!女王様!」


さすが勇者。カグラさんの正体に気が付いてピシッと立って敬礼する

面倒なのでエルシェさんの手を引いて女子寮に向かう

と、あ、靴無いや。…仕方ない。

エルシェさんをお姫様抱っこする


「す、すいません」

「ムー」


ほれカグラさんや。そんなことでいじけないでください。

そんな感じで若干不機嫌なカグラさんと一緒に女子寮に向かいエルシェさんを女子寮の寮主の方に引き渡す


「また迎えに来ます。すみませんがお願いします」

「カグラ様がいるってことはホントに大変なことなのね。わかったは、こっちは任せなさい」

「ありがとうございます」


寮主の方はカグラさんの正体を知ってるみたいだ…

で、エルシェさんを任せて女子寮を出ると…


「私も。」

「え?」

「お城に行くんでしょ?私もお姫様抱っこして!」

「えー。はいはい」


結構カグラさんって頭がお姫様なのかな?って、本物のお姫様だったわ

仕方ない。夜中に叩き起こしちゃったのも事実だからなるべく言うこと聞くか。


「では姫様。失礼します」


うん、我ながら違和感がハンパないだろう。

10歳児が15歳の少女をお姫様抱っこして空を飛ぶ。

ほら、城についたら衛兵さんビビってるよ。

カグラさんも初めての空中散歩に興奮して方で息してるよ…


「じょ、女王様。どうしましたか?」

「はぁ、空って…すごいのね」

「おい!そこの小僧!女王に何をした!いくら武術トーナメントで優勝したからと我らの女王に手をだすとは!」


ほら、誤解された。


「だ、大丈夫よ。この子は私の婚約者よ。これくらいのこと…大丈夫だわ…」


はぁ、さらに炎上しちゃうよコレ。

ほら、周りで見ていた衛兵もすごい顔でこっち見てるし。


「「「貴様~~~!」」」










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。