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幼馴染から貰った魔法がチートすぎる  作者: 作者
2章 武術トーナメント編
22/85

22話 転移者


「本戦出場おめでとう!」


夜遅く、今日もライラさんが僕の部屋に押しかけてきた。

いや、魔力回復する為に寝てるのに…マジで迷惑なんですけど…

ここで追い出しでも後で怖いので一応部屋に通す


「ありがとうございます。ではかえってください」

「ナゼダ!」

「片言で話さなくても…。魔力回復するために寝たいからです。

それに、男子学生寮に夜中に女性が来るのはおかしいですよ」

「ほう。私のことを女性として認識しているのだな?もしやそっちの事にも興味があるのかな?」

「はぁー。興味はありますよ。がおー」


寝てたのを起こされて若干不機嫌だ。


「おお!私のことをそういう認識で見てくれるのだな」


ライラ先生が目を輝かせながらこっちを見てくる


「なんで喜んでるんですか?」

「いやだった、お前は旅の途中も私のことをイヤラシイ目で見ているのに、声をかけると冷たくあしらうだろう?てっきり私のことは女性として見ていないのかと思ったぞ。イヤラシイ目も私の勘違いで

「コイツ男のくせに胸なんかつけて、キモチワルイ」とか思わらているのかと思ったのだぞ」


めんどくせぇ。早く帰らないかな?

部屋に入れなければよかった。

黙ってれば綺麗なんだけどんな。スタイルもいいし…


「はいはい。ライラ先生は綺麗な女性ですよ。なので早く自分の家にかえりましょーねー」

「ム。やっぱい対応が冷たい!」

「いや、マジで魔力の回復したいんですよ。早く寝させてください」

「私の魔力を分けてあげてもいいぞ?」

「ん?魔力って譲渡できるんですか?」


興味深いことを言う。ぜひ魔力を分けてほしいものだ。


「え?私の魔力ほしいのか?」

「くれるならぜひ。できれば大会中にもほしいですね」

「た、大会中にもか!さすがに昼間は…」


ん?なんかライラ先生の頬が赤くなってる。若干声も同様してるし


「ちなみに魔力の譲渡ってどうやるんですか?専用の魔法か何かがあるんですか?」

「え?知らないのか?そっか、その年ではしょうがないか。よく考えたら知っていたらそれはそれで嫌だな。しょうがない、私が教えてやるか。私も初めてだからやさしく頼むぞ」


ん?やっぱりあれか、英霊召喚して戦わせたりするゲームに出てきたりするそっち系の方法か……

ライラ先生が服を脱ぎだす。


「ストーップ!」

「え?」


慌てて服を脱ぎだすライラ先生を止める。


「魔力譲渡いりません。まだそういうのは早いと思います。」

「そうか、……私も早いと思ったがお前が大会で大魔法を使ったと聞いてな、燃費が悪いと聞いてたからこれは魔力を分けてやろうと思ってきたのだが…」

「そうです。そういうのは大人になってからにしましょう」

「おぉ。それはプロポーズか?大人になったらそういう関係になるってことだよな?」


ライラ先生が抱き着いてくる。

見た目が狐目のきっちり系だけにギャップがすごい。

そしてデカい。何がとは言わないけど……


「違います!」

「えー」

「かわいく言ってもダメです。ってか全然似合ってないですよ。ライラ先生はもっとビッシとしてた方がかっこよくてステキですよ?」

「そ、そうか?」


この見た目は20代、中身は75歳のエルフ。非常にちょろい。


「ええ。なのでライラ先生はもう少しピッしっとしててください」

「そ、そうか…がんばるとしよう」

「あ、一つ質問いいですか?」

「お?なんだ?このライラ先生になんでも聞いてくれ」

「その、そういうことをすると魔力を譲渡できるんでよね?」

「あぁ、できるぞ。」

「その時に、スキルとかって譲渡できるんですか?」


ずっと気になっていたことを聞いてみる。

なぜ沙耶のエクストラスキルの【時間魔法】が僕に移ったのか

ほんとは神様に聞こうと思ったけど、ゴブリンキングの一件以降一度もあの世界に呼ばれてないから聞くことができない。


「ああ。できるぞ。ってか、この世界の常識だぞ?まぁそうか、学園で教えるのは3年生の一番最後だからな。お前が知らなくても当然なのか」

「できるんですか?」

「あぁ、譲渡する側が相手に自分のスキルを一部渡すことができる。ただし譲渡側はそのスキルのレベルが1落ちるがな。正直武術や魔法のレベルはレベルが上がっていくとだんだん上がりにくくなるから割に合わないけどな」


なるほど、それで沙耶は僕との関係をせまったのか。僕が異世界転生した先で少しでも助けるために。

なんてやさしい子なんだ。

それに比べこのビッチ女教師は……


「参考になりました。ありがとうございます。では帰ってください」

「え?」

「え?じゃないですよ。何時だと思っているんですか」

「むー。」

「めんどくさい!僕は寝ますからね!もう好きにしてください!」


そういって別途に横になる。

ライラ先生は少しぶつぶつ言いながら座っていたが、急にごそごそ物音がする


ガサ


布団に何かが入ってきた。

いや、ライラ先生なんだけどね

後ろから抱き着かれる。


「べ、別に、変なことはしないぞ。ちょっとひと肌が恋しくなっただけだ。さっき質問に答えてあげたんだからその授業料だ。今日はここでねるからな」


おい、さっきの頑張る宣言はどこ行った。

もうこっちも意地だ。そのまま眠るのであった。

いや、頭にやわらかい感触があたって全然眠れないんですケド!



「結局全然ねれなかった」


翌朝隣ですやすや眠るライラ先生を見ないようにしながら着替えを済ませ自室からでる。

水道で顔を洗い目を覚まし、学校内をジョギングする。

まだ王都に来て3日目だが毎日行っている日課だ。


1時間ほど走り汗を流す。

うん、昨日肉体労働を行って疲れているかと思ったが肉体的には回復している。

若いって素晴らしい。いや、転生前も若かったけどね

それよりも寝不足と魔力不足が結構深刻だ。

今日から本戦の為自分の出番が来たら昼休憩以外は休憩の寝る暇はないだろう。魔力に関しても今日はなるべく最低限の消費で戦おう


濡れタオルをもって自室に戻るとライラ先生の姿がなかった。

あ、置手紙がある


[なんで襲ってこないの!ってか、朝になったら起こしてよ!]


はいはい。

その後体を濡れタオルで拭いて装備の再確認を行い少し早いが闘技場へ向かう。

途中でパン屋によると見知った顔がいた。


「サクラ先輩おはようございます」

「あら、ソラ君早いね。」

「サクラ先輩もこんな時間にどうしたんですか?そんなにパンをもって」


サクラ先輩は大きな業務用トレイに大量のパン載せたのを持っていた。


「あぁ、ウチの店で使う分よ。いつもこの店からパンを仕入れているんだけど、今日はちょっと寝坊しちゃって取りにくるのがおそくなったのよ」

「あれま、じゃぁ別にサクラ先輩からしたら早い時間ではなかったんですね」

「えぇ、いつもはもっと早いわよ。って、こんなところで立ち話してる暇はない!急いでウチの店によってパンを置いてこないと」

「手伝いましょうか?」

「え?いいわよ。ソラ君は今日本戦でしょ?」

「そうですけど、昨日確認したら僕の試合は3戦目からだったので、多少遅れても問題ないと思います」


ほんとは早めに会場に行って、少し仮眠取ろうと思ってたけど…

まぁ、異世界人のよすみで手伝いますか


「じゃぁ、お願いできる?」

「はい。任せてください」

「このトレーを願い。これと同じのがまだあと1つあったから2往復しなきゃいけなかったから助かるよ

今持ってくるから店の外で待ってて!」


サクラ先輩かパンの乗ったトレーを受け取る。

う、結構重い…身体強化を使いたいけど魔力の為にここは我慢しよう

少し待っているとサクラ先輩が出てきた。


「お待たせ。それじゃ行こうか」

「はい」


それからサクラ先輩と二人でハンバーガーショップまでパンを置きに行った。

その途中でいろいろサクラ先輩のことをきけた。

なんでもサクラ先輩は下校中にトラックに轢かれてしまいそうになり、気が付くと白い世界にいたそうだ。

もちろんそこにはに神様がいたらしく


「死にそうだったおぬしを異世界転移させてやる。まぁ、好きに生きてみろ」


と、言われたそうだ。一応その時に【魔力無限炉】とエクストラスキルを一つもらったそうだ。

一応、転生の理由とかは聞いたけど教えてくれなかったとのことだ。

うーん、僕の時とはだいぶ違うな~。

で、17歳だったはずなのにこちらの世界に来てみると8歳程度の背丈になっていたそうだ。

頼る当てもなく困り果てて、これはもう娼婦になるしかないと絶望しかけていた所で今のハンバーガーショップの店主に拾われて住み込みで働くことになったそうだ。

もともとは定食屋をやっていたそうで、夫婦の間にはお子さんができずに悲しんでいた所で拾われたらしく、自分の子供の用に育ててくれたそうだ。

数年間定食屋で住み込みで働きながらこの世界のことを勉強していると現在の経営状況ではこの先この店がつぶれてしまうような気がしたそうだ。で、実際夫婦に聞いてみると結構厳しかったらしく従業員を雇うお金もなくサクラ先輩が来てくれて本当に助かっているとのことだった。

どっちにしてもこのままでは厳しい状態は変わらないし、自分もずっと手伝えるわけではないことがわかっていた。(学園の存在を知り、稼ぎ時の日中は強制的に学園に行かないといけない)

そこで、夫婦に相談し売り出すものを変えたそうだ。

それがまだこの世界にはないハンバーガーショップだそうだ。

もともと、店主の作る肉料理の評判が良かったらしく、ではと、パン屋からパンを仕入れて野菜と一緒に挟んだらかなり評判がよく、そうしてハンバーガーショップが誕生したのだそうだ。


「ほかの異世界転移の勇者が活躍してこの世界もだいぶ豊かになったとは思うんですけど、まだ油が多く出回ってなくて…それでフライドポテトはまだ売り出すことができないんだよね」

「そうだったんですね。残念です」


そんな感じでサクラ先輩の話をしていると店についた。

店の主人が出迎えてくれたのでパンを渡した。


「ちょっと待っててね。制服に着替えてくるから一緒に闘技場にいきましょ」


そういって店の前で待っていると5分くらいでサクラ先輩が出てきた。

あ、両手にパンを持っている


「はい、コレソラ君の分」


そういって片手に持っていたパンを渡してきた。


「くれるんですか?」

「手伝ってくれたお礼。ソラ君パン屋に来て結局何も買ってないでしょ?」

「あー。そうでしたね。朝ご飯食べそびれるとこでした。」

「じゃぁ行こうか」

「はい」


二人でパンを食べながら今来た道を引き返した。

うん。パンの中にクリームが入っていた。おいしい。

闘技場へ向かい道を歩きながら今度は僕が異世界に来た話をした。もちろんエクストラスキルとかのことは言わなかったけど、神様からこの世界にいる異世界転移した勇者がやりすぎた時は交渉や退治をするように言われたことは話した。


「なるほどねー。もしかしたら私があった神様とソラ君があった神様は別人かもしれないわね」

「そうですね。トラックにひかれそうな所を転移させられるなら、僕も転移してもらいたかったですよ」

「ソラ君の転生前の姿も気になるけど、今の姿は姿でかっこいいとおもうよ?」

「そうですか?僕はこの世界にきて5年ですがまだ違和感が抜けません。鏡を見てもたまに、この人誰?っとかって思っちゃいますもん」

「くすくす。そうなの?私は若返っただけだからわからないけど、そんなもんなのかな?」

「違和感がハンパないですね」

「へー。あ、そろそろつくね。私は先に行くね?さすがに遅刻してきて歩いて投稿はまずいと思うから

ソラ君は今日から本戦なんだから別に遅刻ではないと思うから大丈夫だとおもうよ」

「予選免除の人は一昨日、昨日って学園休んでたみたいですしね」

「いいよねー。じゃぁ私は行くね」


そういってサクラ先輩は走って行ってしまった。

一度闘技場につくとまだ自分の番まで時間があるのを確認する。

少し気になったので賭けが行われている場所へ行ってみる

(観客席で仮眠したかったけど、すでに試合でヒートアップしてるようで全然寝れる雰囲気ではなかった)


ふむ。どうやら賭けは国の承認を得て公式に行っているようだ。

本戦は勝ち抜きのトーナメント戦になっている、自分の好きな選手が何回勝つかを賭けるようだ。

一番倍率が低いのが序列2位のエドモンド・フォンタネージ。1.01倍だ。

さすがに決勝戦のみの参加なら1戦しか行わないのでかなり有利だろう。

よく考えたらこのトーナメントおかしいだろ。なんで順位の高いほうが戦う回数すくないんだよ。逆転できないじゃん!

でも、だからこそ、その順位に行けるのは一度その連戦を体験した強者なのだろう。

それだけ序列上位者は強いのだろうか……


「へい、その坊や。たった今1回戦が終わったらしいぜ。勝者は予選を勝ち残ったベルリって少年だそうだ。かけるならおすすめだぜ?」

「そうでうね…では、ソラ選手に賭けます」

「お?こりゃまた珍しいな。そいつは今年入学した特待生だがまだ10歳だぜ?」


ふむ、店の店員もそれくらいは知っているのか、はて、何位まで賭けようかな…

決勝まで勝つと900倍か~、2位で800倍、3位で700倍、4位で600倍、だいぶザックリしてるな。

一応1回だけ勝つと13位で3倍なのか…全体的に賭け率が高い気がするけどこれはあれか、ぴったり狙わないとダメなやつなのかな?


「では、ソラ選手の優勝の10万ギルかけます」

「おお!そんな大金をかけるのか!」

「はい。一応確認しますけど、僕が本人ですけど、自分に賭けても問題ないですよね?」

「え?坊やがソラ選手なのかい?本人に賭けても問題ないぜ。むしろ本戦出場の人は気合を入れる意味をこめて自分に賭けてる奴が多いぜ。まぁ、1位になるなんてかけてる奴はいないけどな」

「ははは」

「そう言えで赤毛のスーツ姿のお嬢ちゃんもお前の優勝に大金かけてたな」

「…」


ライラ先生だな。

そんな感じで自分に10万ギルを賭けた。うん、優勝できれば8000万ぎるか~。夢が膨らむ。

と、言うか魔力不足になる僕がなぜ優勝できると踏んだのか。それはココに来る途中に見つけたアイテムショップを覗いた時に見つけてしまったのだ。


「この世界にMPポーションあるのかよ!」









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