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幼馴染から貰った魔法がチートすぎる  作者: 作者
2章 武術トーナメント編
15/85

15話 別れ



「ソラ、試験はどうだったの?」

「ソラの事だ、武術の先生を倒しちゃったとかだろう」

家に帰ると父さんと、母さんがいた。

「ただいまです。学力試験と実技は問題なかったですが、やはり礼儀試験はダメだと思います。一般的に礼儀正しくできたでしょうが、貴族としてはダメダメだったと思います」

「だよな。ソラは師匠にもさん付けで呼んでるしな。相手は貴族だぞ。」

「たしかに…」

そういえばフランスさんは貴族だったな。

すっかり忘れてた。

「いや、貴族相手に師匠って呼び方もますまいわよ」

「な!なしかなそうだな」

流石僕の父親である。血が繋がっているだけある。

この体で5年以上過ごしてきたからか考えかたが最近脳筋になってきている気がする。

は!これはまずいのでは……

「発表が楽しみね~」



はてさて、少し時間が流れて2週間がたった。

僕はココと一緒に学園に来ていた。

今日は発表の日だ。

まぁ、国が決めた義務教育なのでよほどのことがない限り受かるのだが……

「え?名前がない」

マジ?落ちた?えっ?100%受かるんじゃないの?

学園の中に入り目立つ所に掲示板がある。そこに各A~Eクラスごとに名前が張り出してあり試験の成績が簡単に張り出されている。ココとEクラスから順に自分たちの名前を探していった。

ほら、Aクラスにココの名前があった。


Aクラス

[ココ] 学力A 武術A 魔術A 礼儀B


うん。さすがココ。ちなみにAクラスの一番上に名前が書いてあるので主席である。

はてはて、僕の名前がないけどどうしよう……

「えっと。…」

あ~あ、ココが涙目でおろおろしてるよ。誰だよ泣かせたの。先生にちくるぞ

「ココ、合格おめでとう。主席だってすごいね!」

「ありがとうございます。でも、えっと、ソラ君は?」

「あれかな、武術の試験でやりすぎたからいけなかったのかな?来年もう一回受験するね」

10歳にして浪人生活開始です。

うう、悲しみである……


「おい、見てみろよ。Sクラスなんてこの学園にあったのか?」

「いや、聞いたことないぞ。ってかソラって誰だよ」

「もしかして噂になっていた魔剣士かもしれないぞ。なんでも武術試験で、C級冒険者のイーサンを倒したそうだぞ」

「まじかよ。イーサンってこの街での上位冒険者だろ?」

「ああ、瞬殺だったらしいぜ。まぁ試験だから殺してはいないだろうけど……」


ん?なんか噂が聞こえるぞ

「ソ、ソラ君!」

ココが僕の手を引っ張って隣にずれる。

あ、僕の名前あった


Sクラス

[ソラ] 学力A 武術S 魔術S 礼儀D


礼儀Dワロタ

「お、おう。名前あった」

「ソラ君すごい!S級だって!」

「ん~、なんか嫌な予感がする。って名前の下になんか書いてあるし…」


Sクラス

[ソラ] 学力A 武術S 魔術S 礼儀D

なお、Sクラスは当学園にはないため王都の学園への転入を許可する


「マジか」

「ソラ君が王都にいっちゃう…?」

あ、ココが泣いちゃった。

「お~い。いたたい。ソラ君探したよ」

あ、諸悪の根源が居た。いや、別に悪いわけではなんだけどね。

「こんにちはドレイク先生」

「いやいや、すまないね事前に連絡ができなくて、教員で話し合ったんだけど、君に魔術や武術を教えられる実力のあり生徒がこの学園にはいなくてね……そこでなんだが、王都のもっと大きい学園に行ってみないか?」

「いやー。そこに書いてあるの読んじゃいました。」

「おう。なんだ知っていたのか。で、どうだい?

こちらとしてもソラ君の魔法をみて自信を喪失した教師も多いので王都の方で専門的なことを学んでくれた方がたすかるのだが…」


うぅ。ココがウルウルしながらこっちを見てくる。

ん~。王都に行くのは全然いいんだが。むしろ学園を卒業したら王都に行くつもりだったので順番が変わるだけだ。本来の目的であるこの世界に残った転移者の勇者に自重を呼びかけなければならない。

反対された時に戦闘に発展する場合がある為僕は強くならなければならない。

後6年あれば、僕もココもそれなりの実力になっているだろうからココをスカウトしたのだ。

しかし、今はまだ早い気がする。僕の実力もまだまだだし、まして戦闘になった時にココを守れない

でも、僕がこの街で教わることはもうない気がする。

そうなると、王都の学園でより詳しいことを学び自分の実力を上げるしかないのかな…

この国の法律で冒険者には成人(13歳)にならないと登録できない。

最低あと3年は実力を上げることに励むべきだ。その後は冒険者になり実践経験を積んでもいいし、上級学園で自分の教わることがあればそっちに行くのもありな気がする


「えっと。条件が二つあります」

「お?生徒側から条件を出してくるとは、Sクラスへの推薦だけでも実はかなりの異例だし好待遇なんじゃが……」

「まぁまぁ、別にたいしたことじゃないですよ…たぶん?」

「なぜ疑問形なんじゃい。まぁいい、言うてみろ。

わしらで出来ることであれば、なるべく希望に沿ったかたちにしよう」

「えっと、条件の2つなんですが。一つ目。この学園の一番強い人と模擬戦をさせてください。

父さんとの約束で冒険者になるなら学園の主席を1対1で倒すのが条件なんです」

「ほう。それはわしの方からその場を準備しよう。二つ目は?」

「二つ目は。もし、ココがSクラスに推薦する実力を兼ね備えたら、推薦してもらってもいいですか?」

「ほほう。よかろう。簡単なことではないが、そうじゃのう。主席を維持いながら得意の魔法に励みなさい。半年に1回の実力試験の時によく教員たちと話し合うことにする」

「ありがとうございます」

「えっと。ソラ君いっちゃうの?連れてってくれないの?」

「うん。僕は王都に一人で行く。ココを連れてはいかない。

あくまでも自分で来てくれ。今の僕の実力じゃココを守れない。ココ、僕は王都で待っているから」

ココは泣きながらうなずく

「ホッホ。お熱いのう。ちと、そういうのは早い気がするがの。ではわしはさっきの話を教員ともしてくるからの。ホレ、ココさんはAクラスの教室に行きなさい。入学式等の説明があるからの」

「うぅ~。ソラ君行ってくるね。終わったら家に行くからその時にお話し聞かせてね」

「うん。わかったよ」

「ほれ、ではソラ君は学園長室に行ってさっきのお願いの話をしてきたまえ。学園長にはどっちにしてもソラ君を連れて行くと話をしてあるので待っておると思うぞ」

「場所わかんないんですけど」

「仕方ないの、ついてきなさい」

「はい。じゃぁココ、またあとででね」

「はい。ソラ君」



ドレイク先生の後に続き学園内を歩くと

校舎は3棟立っており全て木造の3階建だ。

なんでも通常の学園、上級学園、特別教室となっているようだ。

特別教室のある棟に入り4階まで上った。

廊下を進みその突き当たりに学園長室があった。


「いや、初めてじゃわかんないですよね?一番おくじゃないですか」

「ソラ君は細かいのー」

ドレイク先生はドアをノックして告げる

「ドレイクじゃ、ソラ君を連れてきたぞ」

「入りなさい」

中から女性の声が聞こえた。

ドレイク先生がドアを開けて僕を中に招き入れた。

腰ほどまである赤髪を頭の後ろでまとめて、キリッとした黒のスーツ姿の女性が立っていた。

これはあれですね。女家庭教師的な感じ?

二十代かな。んー、眼鏡が欲しい。めっちゃ美人だ。

てか、この世界にスーツってあったんだ。初めて見た。

「ど、どうも」

「ではわしはほかの教師達と話してくるからの、ソラ君はさっきの条件の話しをしておいてくれ」

「ドレイク教頭。ご苦労様」

ドレイク先生が出て行く

「私はライラよ。っと」

ライラさんはおもむろに剣を取り出し鞘を抜く

ん?どっから?

「ほら坊や。あんたも格納魔法使えるんだろう?さっさと獲物をだしさいよっ!」

って、切りかかってきた!つか、はやっ!

【身体強化】+【思考加速】

上半身をになり上段からの切りを交わす。

「へー。坊やも無詠唱で魔法が使えるのね」

続けざまに横に一閃。僕はバックステップで交わす。

自分を後ろに射出して壁を蹴り斜めに飛び距離をつける。


実はゴブリンキングを倒してから4年間母さんと研究をした。

それは格納魔法を魔石を使って代用出来ないか。

結果から言えば出来た。2年近くかかってしまったが完成後かなりぼろ儲けできた。一応母さんの名前で売り出したのだがおそらくそこから僕のことを割り出したのだろう。

発明したのはゴブリン等から稀に取れる魔石に道具を格納する事ができる魔法陣だ。魔法鞄(マジックバック)が高価でより効率的にアイテムを取り出せるのに対して、僕と母さんで作った格納石は容量の少ないアイテムを一つだけ魔石に格納することができる。

魔法陣の都合でアイテムのリスト化が出来なかったので1種類しか格納できないのだ。

その魔石をネックレスや指輪などにつける事でおしゃれにもなる

(まぁ、元がゴブリンの魔石だからそれを知っている者からしたらかなり微妙なアイテムだけど)

一般的にその格納石を使ってアイテムの出し入れを行う事を格納魔法と呼ぶようになった。


「ほれほれ。逃げてばっかりじゃ勝てないわよ?」

ライラさんが縮地を発動して一気に距離を詰める。

すかさず僕は格納石から幼刀【十祭】を、取り出し魔力による耐久補正をつけて迎撃する

激しく刃と木刀がぶつかり火花が散る。

「やるねぇー」

重っ!やっぱり剣での打ち合いは厳しいな。なら

【体内加速】

周りの動きがゆっくりになってくる。今回はある程度向こうの出方を確認したいので4倍速だ。

剣を構えて直進してくるライラさんに近づき下段から切り上げる

近付こうとしていた相手に逆に急速に近づかれ意表をつかれライラさんの体勢が崩れる。

無理やし腰をひねり剣の腹で僕の切り上げをなんとかそらす

そのまま連撃に入る。鍔迫り合いにならないように相手をよく見てから払うように振る。

「くぅっ!」

ライラさんが余裕をなくして行く。一手一手が必殺である必要はない。あくまでも死角や意識の甘い所をついて、防御に専念させる。

そうして決着の一手を行うための条件に誘導していく。

「そこだ!」

一気に勝負に出る。僕はエイラさんの左肩を狙った突き。

エイラさんは弾こうと剣を斜めに構えて軌道をズラす

その流れに逆らわないように僕は木刀を突きさすが、ライラさんの左ほほをかすめる程度にズラされる。

そのままライラさんは剣を払うようにしてゼロ距離に近づいてくる僕を斬ろうとしてくる。

予想通り。今までの攻防で避ける選択肢をなくしていたのだ。

交わせば自分以上の速度でさらに斬り込まれる。

出来るのは剣で少しでも時間を稼ぎ、相手がスキを見せた所で反応しきれない距離から剣で斬る

そう、思わせる。

そして、その戦法の弱点はあくまでも相手がこれ以上速く動かない事だ。

剣を振り抜いきってしまえば、その後防御はすぐにはできない。

僕は突きにより体を伸ばした姿勢になっていて、すぐに剣を引くことができない。ライラさんはそのスキを狙い慣性で近づいてくる僕を斬ろうと観に力を入れる。

なので自分の体を後方に射出する

その時に剣を引きながら。

引くように斬る。ライラさんの剣を根本から切断した。

うん。魔法って素晴らしい。


唖然として倒れるライラさんの首すじに剣を添える

「そ、そんなぁ」

「一体なんなんですか?いきなり襲ってきて。」

「お見事だ。」

ドアが勢いよく開かれる。

スキンヘッドの筋肉ムキムキのおじさんが入ってきた。その後ろから続くようにドレイク先生と名前の知らない数人の先生が入ってきた。

「騙して悪かったな。儂がこの学園の学園長のローベルだ。」

え?ライラさん学園長じゃないの?

「ソラ君騙してすまんのう。

実は王都への推薦の話はすでに君のお父さんとお母さんには話してあっての。と言うがこちらから頼み込みにいったのじゃが。

まぁ、王都に行く話は概ね了解を得られたんだが君のお父さんから一つ言われてね。学園で一番強い者と戦わせてやってほしいとのー」

「うむ。そういうことだ。なので、王都学園の一番強い者を連れてきてみた。紹介しよう、ライラ先生じゃ」

ドレイク先生が説明し、ローベル学園長がニヤリと笑いながら説明する。

「そういう事だ。改めて紹介させてもらおう。王都の学園の剣術学部の教師でライラと言う。この前まで国王の護衛を担当していたが訳あって教師になった。私を倒した君に教える事があるとは思わないがこれからよろしく頼む」

美人のお姉さんに教えてもらえるなんて幸せ?

んー。この先が思いやられる…

「では、本格的な転入についての話をしていこう。さぁ、座って」


それから今後の事をローベル学園長とライラ先生に聞くのであった。



【ステータス】

[ライラ]レベル98


魔力保持量(MP):24,500

最大魔力出力:3,920

最大魔力制御:3,530

使用可能スキル(魔法)

通常スキル

【生活魔法】

【片手剣術】レベル4

【両手剣術】レベル2

【槍術】レベル1

【弓術】レベル1

【教術】レベル3

【魔力探知】レベル1

【森異変探知】レベル1

属性スキル(魔法)

【風属性魔法】

強化スキル(魔法)

【身体強化】レベル3

【思考加速】レベル3

【思考予測】レベル1

【縮地】レベル1

【空歩】レベル1

【探知魔法】レベル2

【死角誘導】レベル1

【直感回避】レベル1

【武具耐久強化】レベル2

【剣術強化】レベル2

【強化量UP】レベル2

【強化魔法消費MP減少】レベル2

【エルフ族特攻】レベル9

エクストラスキル(ギフト)

【一部スキル詠唱短縮】

【格納魔法】(偽)

【???】


スキル解説

【片手剣術】レベル4 (常時発動型)

効果①:片手剣装備時、身体強化[片手剣]の自動発動(強化スキルの身体強化と効果は重複して発動)

剣術を極める者は無意識に所得可能。しかしレベルを上げるためには相当な鍛錬が必要

また、剣術レベルが2以上でレベル上がるたびに剣技を習得可能

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