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異世界転生したらツインテ幼馴染許婚がいた件。
「銀雄!起きなよ!銀雄!」
女の子が俺を呼んでいる…気がする。
眼を開くと見知らぬ天井。赤みがかった木材で作られた天蓋。寝具の肌触りも悪くない。
視点を変えると中華風の調度品の中に明るい髪色のツインテの女の子がいた。
即座に理解した。彼女が俺の許婚なのか。ツインテでつり眼、ツンデレキャラかな? もう少しお嬢様っぽい子がよかったな。
「まったく嫁に起こされるなんて…とんだ貧乏仕官になりそうね」
いきなりのサゲ発言である。
「ま、ワタシが稼げばいいか。せっかく推挙されたんだから、朝起こす使用人くらい雇えるくらいには稼いでよね、未来の旦那様」
ちょっと言い返したくもなる。
「あのな開慧、もう少し未来の旦那様とやらをもう少し敬えよ。養うのは俺なんだし」
「そのために東幻の端田舎から都に、この楊家の居候になってんでしょ? でも仕官採用の科はまだ先だし、それに…」
それに?
「ワタシも…ほら、まだ祝言を挙げれる身じゃあないしさ」
含みのあるニヤニヤ笑いを浮かべながらほほを赤らめる開慧。ちょっとかわいい。
「あっ朝餉の支度出来てるみたいだから…行こ?」
そういって開慧は俺に手を差し伸べる。
「そうだな…」
俺はその手をとった。この世界での生活が、始まるんだ。




