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51 ネタのために、俺は未来を探り続ける。⑦

 こんばんは、矢暮です。


 今夜は50話で示した通り、

『これからのネットはどうなって行くのか?』

 について、いつものように【ネタ的な独自研究】をしてゆきたいと思います。


 まあ、僕のこのエッセイもどきは【ありそうでなさそうなネタ的要素】全開の遊びみたいなものなので、肩ひじ張らずに楽しみながら読んでいってください。

 

 それだけに、読まれている方の反論だとか持論だとかの展開も欲しいんですよね。だって、そういう話を交わすのって楽しいじゃないですか。

 あくまで遊びなんですよ、遊び。


 ☆☆☆


 てなわけで、

『これからのネットはどうなって行くのか?』

 なんですけれども。


 よくそういうネタって、このネット内でも転がってますよね。

 あるアメリカの有名実業家とかホーキング博士なんかが、

「近年に人工知能が人間を凌駕し、人類を滅ぼす可能性が高くなってきた」

 とか、そういう感じのネタ、ありますよね。


 確かに、【ネタ】としても【現実】としてもあり得ることだと僕も思うのですが、なんか僕はしっくりこないんですよね。


 いわゆる【ターミネーター】でいうところの【スカイネット】が、うんぬん……的な。


 あと、【攻殻機動隊】的な、脳にチップを埋め込んで……的な。


 ☆☆☆


 確かに可能性としては高いんですけど、どうもしっくりこないんですよ、僕的には。


 なんか安直というか、なんというか……。


 なんつーか、本中華、【スカイネット】の考え方は、よく都市伝説でいうところの【SIRI】とかに例えられていますけど、僕には考え方が偏り過ぎて、どうにも意図的にそういう方向に持っていかれているような気がしてならないんですよ。


 それに、【脳にチップで直接ネットに繋がる】というのも、僕が50話で示した通りに、ネットの情報の質が下がった、もしくはさほど整備されない状態でそういうことになったとしたら、その機能以前に『中身すっからかん』の情報が終始脳内を駆け巡ったとしたら……、とかの方が恐ろしいような気がして、ね。


 ただでさえ人間の脳は情報処理で忙しいのに、それをこなしきれる容量が果たして人間に備わっているのだろうか?

 なんて考えてしまうんですよ。

 

 そうなるともう、

「現実なんていらねえ!」

 という社会的風潮というか、極論的な世の中になっちまうんじゃないかと思ってね。


 そう、人工知能とかアンドロイドとかを恐怖する前に、

【最終的に人間自体が、自らの機能を閉ざす】

 という方が早いような気がするんです。

 だって事実、もうそういう兆候があるじゃないですか。


 ☆☆☆


 まだ、

【人間に反乱を起こしたロボットと戦っている】

 という状態の方が、人間としての機能を存分に発揮しているような気がするんですよね。


 若い方は、まだ社会の実態をそれほど深くは見ていないでしょうから、あまりそう思わないかもしれないけれど、それなりに年齢を喰って来た方ならお分かりになるでしょう。


【ぬるま湯に浸かり続けた人々が、どれだけ再生不可能な人格を持っているか】を。


 そう、ある意味時は残酷です。人間は今現在、不可逆的な生き物ですから、どんなに少年時代に有能であったとしても、それを使ってこなければ何もないのと同然の状態になり兼ねないのです。


 ☆☆☆



 ちょっと話は逸れてしまいましたが、

【人工知能が世界を滅ぼす】

 という話、以前にも別のエッセイもどきで僕はちょっとだけ反論しました。

「ちょっとそれ違くない?」

 みたいな。


 というもの、大体そのテの話って大まかに言うと西洋人的な考え方なんですよね。 


 僕ら日本人的な【自律型ロボット】のイメージというものは、【手下】でも【奴隷】でも【家来】でもなくて、あくまで【友だち】なんですよね。


 確かに能天気な考え方かもしれないけれど、思考経路の【目的意識】という部分が、西洋の人というかそう考えてしまう人たちは、

【“※あくまで無意識に”人類は滅ばなければならない】

 と考えてしまっているような気がするんですよね。


 それは正に、キリスト教的な“原罪”みたいな考え方に則っているからのような、そんな感じ。


 人間という生き物こそまさに、

【滅びのプログラムを埋め込まれている】

 といった感じかな?


 ☆☆☆


 確かに僕ら【人間】にはあらゆるリミッターが組み込まれています。

 健忘であるとか、寿命であるとか……。そういうのがあるから歴史は繰り返されるんですが、またある意味、それがあるお陰で平穏というかアイデンティティを保ってられるというか。


 だけど、人工知能が本当に完成したならば、それは【感情】を持つことが前提ですから、そんな打算的な考えた方のみで、

【人類を闇雲に滅ぼそうとする】

 というのは、ちょっと微妙な気がするんですよ。 

 

 ☆☆☆


 人間も、未だに考え方は様々あり、性格も思考も能力も千差万別。

 それが、例え【機械の脳】だからとて、そうそう一つの道筋を辿るなんて単純過ぎるような気が。


 あまりに、

【機械】=【打算的】

 という図式が、頭でっかちな人たちの考えでしかないような。


【完璧な人工知能】が完成したならば、それは【感情】を持つことでしょう?


 そうそう、これを書いていて思い出しました!


 石ノ森章太郎先生の【人造人間キカイダー】のことを。 


 まさに、キカイダーことジローは、最後の最後までそれに悩んで【人間以上に人間らしい】アンドロイドとして旅立って行くんでしたね。(ああ、僕の脳裏にあのジローの悲しげなギターの音が聞こえてきた……)


 ☆☆☆


 つまり、

「人工知能が人類を滅ぼす」

 という、そういう見解は、

『全く不完全な人工知能だからこその行為である』

 と、無理矢理纏めてみたんですが、いかがなものですかね?


 ☆☆☆

 

 ネットの未来、という話題とは少し違ったんですけど、明日また早いんで次の機会もまたこんな話題でそれなりに盛り上がってみようかと思います。(※自分だけで盛り上がっているんですがね)


 それでは、バッハハーイ!


 つづく



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