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ルーティンだ。
そう、これはルーティンなんだ。
朝起きて、マリアに義手と義足を付けてあげて。
僕は自分の準備をする。
顔を洗い、髭を剃って、マリアと朝食を取り、『ラブホテル』を出る。
そうしたら町の入り口にいるレオンさんにみっちり稽古を付けてもらう。
ボロボロになった僕はマリアとご飯をゆっくり食べて、マリアをドワーフ夫婦に預けてる。マリアがリハビリを頑張っているその間に僕は創造神サトリティヌス様の神殿に行って神官の真似事をしてお金を稼ぐ。
そしてマリアがリハビリを終えて神殿に来ると、僕とマリアは夕飯を買いがてら町の外に出て、魔物を狩ってから『ラブホテル』に入るのだ。
これが僕達の一日のルーティンだ。
そうルーティンだ。
このマリアと一緒にお風呂に入るのもルーティンだ。
マリアの付けている義手と義足はウッドパペットという魔物からの剥ぎ取り素材で出来ている。
もちろん?木製で、水に付けると水を吸う。
水を吸えばもちろん木製なのでカビる。
そう、カビるのだ。
ちょっと濡れたりするぐらいなら問題ない。
ちょっとなら。
顔を洗うぐらい全然大丈夫だ。
でも、お風呂は?
シャワーを使って体を流し、頭や体を洗って木製の義手と義足は大丈夫だろうか。
否!
そうなると、マリアの体を洗うのが僕の役目なんだけど、、、。
マリアの大きな胸を、スレンダーな体を出来るだけ見ないようにしながらマリアの体を洗う。
泡立てたスポンジでゆっくりと、
しかしマリアはくすぐったいのか、
「んっ、、、。あっ、んっ」
と、艶かしい声を最近出すようになったのだ。
顔を見れば少し頬が赤くなっている様な気がするし。
本当なら『ザッ』っと洗って終わらしたいのだが、谷間や胸の下の汗の溜まりやすい所をしっかりと洗わないと、汗疹が出来てしまうのだ。
だから、マリアの大きな胸を左手で持ち上げると、、、
「ふぁ!」
マリアが大きな声を出して、
スポンジを動かす度に、
「ん!んっ!」
と、艶かしい声を出す、マリアを見ると唇を『グッ』っと噛んでおり、声を出さないようにしている様に見える。
そうすると僕の中に少し意地悪な気持ちが膨れ上がって、
たくさん泡立てたスポンジをゆっくりとマリアの胸のポッチに当てようと近付ける。
マリアは自分の胸にスポンジが近付くのを見ていて、
スポンジがマリアの胸のポッチに当たるとき、
マリアは『ギュッ』っと目を閉じた。
そしてスポンジがマリアの胸のポッチに触れると、
『ビクン!』
と体を震わせて、
『!!!』
と声にならない声を出すのだ。
しかし、これで終わりじゃあない。
今マリアは椅子に座っているのだが、『ラブホテル』のお風呂にある椅子なんて一種類しかない。
スケベな感じな椅子なのだ。
ここはスポンジで、とはいかない。
しっかりと泡立てて、それを右手ですくって。
鏡に写るマリアの顔を見ると、
頬は赤く、涙ぐんでいて、
「嫌?」
僕はそう聞くのだがいつもマリアは首を左右に振るのだった。
・
マリアを洗い終わって、マリアを湯船に付けてから自分の体を洗っていると徐々に冷静になれる。
毎晩毎晩頭が狂いそうになるのだがマリアを襲いそうになるのをなんとか堪えていた。
少し時間をかけて、マリアも落ち着いて湯船に浸かっている。
大きな胸がプカプカと、浮かんでいるのだろうけどそれをたくさんの泡が隠している。
やっと一息つくと、レオンさんに言われた事を思い出した。
明日、
魔都クトゥプルの方向にある砦まで行き。
それから魔族の作った迷宮に潜る。
この迷宮は魔族が作った人間が言う砦の様な物で、1000年以上前にあった大戦では此所から魔物が溢れるように出てきたらしい。
その迷宮の探索に行くのが今回の僕達のミッションだ。
なぜそんな事をするのかというと、最近は魔物の発生率が今までになく高いらしい。それこそ異常と言われている。そこで、魔物の発生源であろう迷宮をさぐろうという話になったらしい。
迷宮と聞いて、今までの僕なら、
『迷宮?ダンジョンじゃん!!テンプレ!ヒャッハー!』
と、喜ぶ所だがあんまり喜ぶ気持ちにならなかった。
それはやはり、この世界に来て(僕が今まで負った傷はほぼレオンさんに付けられた傷だけと)、魔物を殺したり、魔物に斬りつけられたり、命のやり取りをしているという実感が有るからだろう。
ましてや、ダンジョンに潜れば出口は一つ。
今までの様に適当に逃げたり出来なくなる。
出口は一つ、僕達の逃げ先は決まっているんだから、もしも魔物が僕達を追い詰めるならば、僕達が入った所で出口を塞げばそれだけで僕達はおしまい。
とても浮かれた気持ちにはなれなかった。
そして、浮かれた気持ちになれない理由がもう一つ。
異世界から召喚された者達がそれに同行するというのだ。
間違いない絶対にクラスメイト達だ。
クラスメイト達の要望は魔物との戦闘に同行する事で戦わずにして、経験値を得てレベルを上げたいというのと。
ダンジョンに潜りたいというものだった。
完全に浮かれてやがるな。
正直会いたくないし、クラスメイトを連れてダンジョンなんて嫌な予感しかない。
でも、僕がこの話を断ると僕の代わりにシスターのジルさんが行くことになる。
とてもそんな事は出来なかった。
「どうなさいました?ご主人様?」
僕の心配をしてマリアが話し掛けてきた。
機嫌が悪そうに見えたのかもしれない、僕の顔はちょっとアレだから。
「ごめんごめん、大丈夫。ただ面倒くさい事になりそうだなって」
「ご主人様のご学友の皆様なんですよね?」
「そう、あんまり良い思い出が無いんだよね」
「そうなのですか?ご主人様、とても凛々しいお顔をしてらっしゃったので、私、お好きな女性の事を思い出されてるのかと、、、」
突っ込み所がいくつかあるのだけと、それは放置して。
「そんな人居ないよ。ただ、明日もし僕のクラスメイト達が来て雰囲気が険悪になっても気にしないでね?大丈夫だから」
マリアは普段はおっとりとしていて優しいんだけど、マリアは僕を神聖視していて、僕を敵視したり、嘲笑ったりする人達相手だとかなり雰囲気が変わる。
ジギルさんからハイドさんに変わってしまうのだ。
「でも、良かったです。私、一人で待ってるなんて耐えられませんもん!」
マリアが少しプリプリしながら言った。
「ほんと、レオンさんのおかげだな」
レオンさんは『何がなんでもご主人様に付いていく!』と言ったマリアの安全確保するために今回の調査に、『同行する』と言ってくれた。
それだけではない。
僕は、僕の持っている不安をレオンさんに相談した。
正直に、事の詳細を伝え僕はクラスメイトと会いたくはないと伝えると、
『あぁ、出来るだけお前を遠くに配置するように言っとくわ。それだけで違うだろ?』
そう言ってくれた。
「ほんと、レオンさんは言うことがイケメンですよね!流石です!!あれで、顔さえ良ければいいのにぃ、なんか残念なんですよねぇ」
とマリアは言った。
美醜の価値観がが逆転してるマリアはレオンさんのルックスをそう評価するのだが。
レオンさんはかなりのイケメンだ。
無精髭をはやしたナイスミドルって感じ、だけど、
「レオンさんもご主人様ぐらいなぁ」
なんて言っている。
『僕とレオンさん、どっちがカッコいいですか』100人に聞けば100人がレオンさんを『カッコいい』というと思うんだけど。
マリアは違った。
前にイケメンに酷い目に会わされたらしくイケメンを悪人面に感じ、僕の様な悪人面を見ると優しそうな人に見えるらしい。
『ドボン!!』
突然目の前からマリアが消えて焦る!
マリア滑ってしまったのか、マリアが湯船の中に沈む!
滑ったか!
マリアは手と足が無いから!
「大丈夫か!」
僕は慌てて湯船中のマリアを手探りで探しだし、持ち上げる!
「ゴホッ!ゴホ!」
水を吐き出しやすくするため背中を軽く叩いてやる。
咳き込みながら水を吐き出している。
少ししてマリアが落ち着いた時、
異常事態に気付いた。
僕は裸のマリアを抱き抱えいるのだ。
マリアと僕は正面で抱き合う様になっていて、
マリアの大きな胸が僕の胸に押し当てられている。
肌と肌が密着している!
『ムクムク』と再び急上昇する僕のアレ。
慌ててマリアを湯船に浸からさようとするが、
「ご主人さまぁ」
マリアが甘えた声を出して、腕も足に力を入れ僕にしがみついてくる。
どうやら離れたくないらしい、そうするとより僕とマリアの体は密着するわけで、、、。
『ムクムク』の止まらない僕のアレはマリアの太ももにピタッと当たる。
僕はそれを無いことの様に扱い、とりあえずこのまま立っていてもしょうがないのでマリアを抱いたまま湯船に浸かった。
マリアと正面に抱き合う様な格好で、僕の目の前にはマリアの綺麗な顔が、僕の胸にはマリアの大きな胸が、そして僕のアレはマリアのお尻の間に挟まっている。
もうダメだな。
我慢出来ん!襲おう!
襲うっきゃない!
だってそうでしょ!
「ご主人様。私は本当に幸せです」
襲おうと思った矢先、マリアが僕に垂れかかって言った。
「本当に、誰も私を助けてくれなかったのに、ご主人様だけは私を救ってくださいました。本当に、ご主人様の奴隷になれた私は幸せ者です」
マリアはそう言って僕の鎖骨の辺りに唇を当てる。
「私はご主人様の事を心からお慕いしております。ご主人様は優しく、強く、いつも、私を守ってくださいます。
全て、ご主人様は私の全てなのです!私の全てですし!私の全てはご主人様の物です。全てご主人様の物なのです、お慕いしております。ご主人様をお慕いしております!」
マリアは僕を見上げるがその目に涙がたまっていて。
「でも!奴隷の体は汚いですか?」
マリアはそう言った。
「汚い?」
僕はマリアが突然何を言っているか分から無くってマリアに聞き返した。
「はい。マリアの体は汚いですか?」
「汚くなんてないよ?」
「でも、ご主人様のこれはこんなにアツく、固くなってるのに!!マリアは汚いですか!!汚ければ汚いと仰ってください!自分で自分を慰める事すら叶わない体ですけど!ご主人様が汚いと、抱けぬ!と仰るなら諦めがつきます!」
「汚くなんて無い!」
「でも!手も足も無く手間の懸かってばかりの奴隷は煩わしいですか?!お嫌なのですか?私の事はお嫌なのですか?」
「違う!そんな事無い!!」
「では!せめてご慈悲を。どうか!ご慈悲を!」
そう言ってマリアが腰の位置を下げる。
すると僕の固くなっているアレにマリアのあの部分が当たって、
そこは水の中だというのに、はっきりと分かるぐらいに、マリアの体から分泌された『ヌメリ』とした体液を感じた。
僕は今すぐ入れたくなる衝動にかられるが、ぐっと堪えて、
まずはマリアの唇に僕の唇を重ねた。




