38限目
「うゔぉあ!?」
全身に刺すような痛みが走って跳ね起きる。
ええと、何がどうなってんだ? ここは……多分寮の自室の寝台 の上。左手には剥き身の短剣。体制は仰向けで今一瞬寝たまま体が弾んだ感じかな。感覚としてはあれだ。魔法で作るちっちゃい雷に打たれた感じ。全身がびりびりする。
ええと、あれ? 僕は……じゃないや、俺はどうしてたんだっけ? 図書館で課題をやってたら校長先生に呼び出され、変な剣を持たされてドラゴンと戦わされて。戦いが終わったと思ったら今度は剣が話があるとか言い出すから迷宮に潜り、今度はディスケロスと戦わされた。迷宮を出れば今度は厄介な双子の片割れに捕まって弄ばれてなんとか空腹を満たし。それからようやく部屋兄戻ってこれた。そこで……そこで……
「ああ……俺うとうとしてたのか」
なんか話をし始めたのは覚えてるんだけど……
『おう。そろそろ飯の時間だぜ。多分。鐘がなってたしな』
「あー……そうか。ありがとう。いまのは……お前そういうのできるんだっけ」
頭の中から響いてきた声になんとなく疲れたような気分になる。どうやらうとうとしてたら剣の力で叩き起こされたらしい。そういえばそういうのあったよな。
鐘がなってた……うん。窓の外は随分暗くなっている。
「え、あれ? 俺どれくらいうとうとしてたんだ?」
『うん……1時間ちょっとくらいかな』
「誰も帰ってきてない……みたいだな」
うとうとっていうか完全に寝てんるんじゃねえか。やべぇ、寝起きで気が緩んでたぞ。室友 がいたら一人で空中に喋り出す変な奴と思われるところだった……いや、別に寝起きなんだからいいのかな? 寝ぼけてると思われて終わりだったような気もする。
『おう。一人だけお前が寝始めてすぐに帰ってきたけど、なんか紙の束持ってすぐ行っちまった』
「ふうん……隣の寝台 のウンドかな。あいつも昨日小論文の課題でたとか言ってたし、持ってくの忘れたのか」
『おお、めんどうそうだな』
面倒っていうか、まあ、そういうもんだし。
『それで、飯食いに行くんだろ?』
「おー。肉喰って寝てただけなのにだいぶ腹減ってるしな」
『お前、自分の課題は良かったのか?』
「あー……まぁ、うん。補習の課題だし、期限過ぎたら単位が落ちるわけじゃないんだよな」
『そうか。ああいいならいいけどさ』
食堂。今度こそユーティエに会えたらいいんだけど。
更新間に合わなくて申し訳有りません。
自分で決めたことが自分で守れなくてすごく悔しいです。
そろそろ行き当たりばったりで作ったキャラに世界観では話が作れなくなってきました。




