31 クッキングのようです。
久々の投稿です。
他の小説もおいおい更新したいです。
マンドラゴラの醜悪な皮をむいていく。ぶっちゃけ皮もおいしいのだけど、生で食べるには少し硬かった。
剥いたそれを千切りにして、買ってあった野菜と混ぜていく。
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マンドラゴラ ランクC
HP 0/231
MP 28/34
INT 12
STR 867
DEX 34
AGI 987
ドロップアイテム : 全身(可食)。美味。
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スプトラウト(野菜)
食後1分間幸運が訪れる。
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ソームを頭に乗せつつ、もう一品を思案する。
もう一品は、普通にブリ大根かおでん…あぁ、大根もちなんていうのもいい。
「よし、じゃあそれですね」
お米も手に入ったし、わからない食材を使うにはいい機会だ。他はソテーなんかにしてみればいいだろう。
まずは、マンドラゴラをちょうどいいサイズまで切り、おろし金ですりおろしていく。
そして、おろしマンドラゴラを軽く水気を切って、ティポトから取られたでんぷんの粉を混ぜ合わせていく。片栗粉の代わりだ。この時薄く塩味をつける意味でも白だしを少しだけ加える。
手で丸められるくらいの固さに固まったら、揚げるのは油がもったいないので、平べったくしてごま油をしいたフライパンで、カリカリに焼いていく。これは別の料理の後でいいだろう。
付け合わせは何があったかな?個人的には大根餅にクルミ味噌をつけて食べるのが好きだったのだが…、ちょうどいいのがあったな。
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ウォーッナッツ
美味。コリコリした実に、濃厚な脂がマッチしている。
食後1分間ウォーッ!と叫びたくなる気分にかられる。
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——突っ込みどころ満載の何かが表示されたが、見なかったことにしよう。
それを砕いて、味噌を味醂で溶いたものを加える。アルコールが入ってはいるが、二人ともくぴくぴ飲んでいたので大丈夫だろう。
僕?
元蛇の神が酒好きでないわけがない!
というわけでいける口である。法律的にいけないけどね。
「む、新しい匂いだわ!でも少し薄めね」
「うまそうなんだよな、出汁の匂いって」
僕はその後にふとアイテムボックスの中に入れっぱなしのS級魔物のお肉を思い出した。
「ルリエ、Sランクの魔物って食べれます?」
「え?うーん、食べたことないけど…?」
「え⁉︎」
「だってその全身が、素材として優秀なんだもの。透って抜けてる?」
「いえ、なんかもうエリクサーでちょっと感覚がおかしくなってたみたいです」
とりあえず、と僕はオークキングの腿肉を取り出した。オークって美味しいかな。
筋を包丁でぶった切り、包丁の背でガンガン叩いていく。
無心でやっていると、ふと視線を感じて振り返った。
「…あ、あんたとうとうおかしくなった⁉︎」
「大丈夫なのか、透?」
「失敬な」
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オークキング 災害指定種 ランクS
HP 0/231893
MP 34/28491
STR 231949
INT 213
DEX 294927
AGI 89381
ドロップアイテム : 全身
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フライパンに油を敷いて、温めておくと、その間にミルで岩塩と粒胡椒をゴリゴリ削って振掛ける。
そして、それを焼きにかかる。
じゅうっ!
匂いは大丈夫そうだ。
中まで火が通ったかというところで、仕上げに謎のお酒、ラブディーでフランベ。
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ラブディー
非常に強いお酒。アルコール度数は40以上。
消毒にも使われる。
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ボウッ!
赤に綺麗な青が混じった炎が上がる。僕はそれをお皿に盛り付けて、出す。
「…いただきます」
「…お、俺も食べる」
「私も!」
ナイフとフォークで切り分ける。途端、断面から透明な肉汁が溢れ出す。
口に入れると、噛むほどに溢れ出すそれを飲み込む。
これは、美味い。
「…んふぅ〜、美味しいわね!」
「まず、こんなの仕留めたら食うなんて発想なかったぜ…!」
雑味のかけらもない。しかし、その肉は、野性味を感じさせる風味を雑味なしに醸し出している。しかも、マンドラゴラのサラダでリセットしながら食べていると、いくらでも食べれそうである。
『ムグムグ、んまんまなの!』
頭の上のソームもぷにゃりと蕩けている。なんか可愛い。
「これは、ポークチャップなんてのもいいですね」
「何だそれ?」
「あー、今度作ります。ううむ、ピカタやカツレツも捨てがたい…」
「よくわかんないけど、透のご飯は美味しいから何でもいいわ!」
ルリエとレイのあっけからんとした食いしん坊発言。やれやれと溜息をつきながらも大根餅、ーー否、マンドラ餅の実食である。
今日は誰もこないっぽいなあ…つまんないなあ…次回マンドラ餅…




