12 スライムをテイムするようです。
スライムゲットだぜ!
「……出発ですね。他の二人も雇ってもらえたようなので良かったです」
アーニャは入れなかったが、近くの飲食店で働くことが決まったそうだ。
しばらく歩いていると、目の前に一匹の浅葱色のスライムがそろーり、そろーりと出てきた。
試しに僕は近づいて行く。というかスライムに前後ろの感覚ってあるんだろうか?
だが足元までスライムが位置する時になってようやく気づかれた。
スルースキルと言うか、エアーマスターのおかげだろうか。
スライムがビビクゥッ!とトゲトゲの形になって核を前へ押し出し残った体を器用に前へ投げ落とす形で加速し始める。
「おー早いですね。君名前は何というんですか?」
『すー!?』
スライムさんや。レベルが度重なる食料採集で9まで上がったのに、スライムに追いつけないわけないでしょう。
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スライム ランク E
HP 3
MP 18
STR 8
INT 15
AGI 4
DEX 400
アイテム スライムゼリー 核
仲間にしますか?
はい/いいえ
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「しましょうか。僕も無闇矢鱈と敵対しない魔物まで無差別に殺す気はありませんしね」
「ん?それドロップアイテムか?」
スライムはプルリプルリと震えて僕の足に這いずり寄った。
「ぅえ!?す、スライムじゃないっ!なななななな!」
落ち着けルリエ。一体何がどうしたっていうんだ。
「あのねぇ!スライムは長きに渡り目撃証言が少ない、というかほぼ無いに等しい希少すぎる魔物なのよ?」
「お前珍しいのか?」
スライムはきょとんとしているように見える。器用なことにプルプルの部分を凹ませてはてなマークまで出して見せた。
「スライムは弱すぎて、人間も他の魔物も結構な数を殺してたのよ?特にスライムゼリーが一種の麻薬作用を持つって知られて、乱獲されたのよ」
なるほど。ジルベルトさんの目の輝きが若干おかしかったんだが、スルーで行こう。
「うーん、難しいですねぇ。アイテムボックスの中なら空きがありますけど、流石に君は入らないでしょう」
『すー…』
項垂れている。
……かわいい。
「そうだ。亜空間収納の応用で…」
闇魔法と亜空間収納を掛け合わせて、っと。
『空間創造』
風魔法で酸素、火魔法でわずかに暖かく。作り出した1m四方の空間はあっという間に快適空間である。
「よし、名前も決めましょうか……」
浅葱色のスライムだし、アサギ?ひねりが無い。うーむ。
「ソーム…どう?」
「その心は?」
レイの言葉に「内緒です」と答えると、尻尾が垂れていく。
「私達の国の言葉で青いということを表す『蒼』、そして夢のように綺麗なので『夢』です。気に入りました?」
プルプル縦にシェイクする。それを撫でていると、少し光り始めた。
「何でしょう」
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スライム 名前 ソーム 称号 : 器用な奴
Lv1
HP 69
MP 48
STR 79
INT 89
AGI 34
DEX 890
特殊スキル 消化吸収(選択的) 洗浄 氷魔法(固有) 念話
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……あれれ?何だかおかしな数値になってる。
『念話なのー。マスター名前くれたの!強くなれたの』
「ソーム…話せるんですねぇ。あ、僕は透です。よろしく」
『ますたー…うー、マスターはマスターなの』
「呼びやすい名で結構ですよ」
そして、僕は見逃さなかった。
ジルベルトが、連絡用の赤い魔石を握りつぶしたのを。
透「まぁ、ソームかわいいしレイさんモフれるしルリエ撫でられるし、僕的には大満足パーティーですよ」
そっかぁ…よかったね。
レイ「撫でられる方の身にもなれ!何か最近目覚めそうなんだよ!?」
透「目覚めればいいじゃ無いですか…ほれほれ(モフモフ)」
レイ「ふわぁ…はふぅ……」
透「次回のプロットによれば『わーーーーーーー!?』だそうです…作者?」
ヒィッ!?(以下、不適切な((ry)




