7話 私たちで世界を救いにいきますわ!
やっと1章が始まりました!
~<神血>の破壊から1日後~
ミリーナは魔王のいる部屋に入った。
そこにはミリーナが見たこともない宝石や多くの旗が置いてあり、
上にはゴツゴツとしたシャンデリア、下には魔物の毛皮であろうものが敷かれている。
しかしミリーナはそんなものには目を向けず奥で作業をしている魔王のもとに一直線にむかった。
昨日魔王にあった時は動揺してて気づかなかったけど、なかなかかっこいいわね・・・
ミリーナは魔王の前に来ると
「魔王、<神血>を破壊してくれてありがとうね、感謝するわ。」
ミリーナは昨日あれだけの痛みを味わったにもかかわらずいつものミリーナのようにふるまっている。
魔王は作業を一時中断しミリーナを見て言った。
「気にするな、俺は自分のためにお前を救っただけだ。」
そう言うと魔王は一枚の紙を取り出しミリーナに見せた。
ミリーナは渡された紙に目を落とすと、
そこには折れ線グラフのようなものが描かれていた。
ミリーナはこのグラフが何を示しているのか分からないでいると、
「お前にも伝えていたと思うが俺が1000年の時を渡りこの時代にきたのは他世界との衝突を防ぐためだ。しかしその紙を見れば分かると思うがあまり時間は残されていない。最短で1か月ほどだ。」
ミリーナはこのグラフってそういう意味なんだなって思って聞いていると
「そこでだ、俺は別件で忙しいからお前にあっちの世界にいってもらい調査してきてほしい。もしかしたらお前が好きな戦闘もできるかもしれんぞ、どうだ?」
魔王はそうミリーナに提案した。
ミリーナにしてみれば命を救ってくれた者の頼みなので断れるわけもない、
それに強いものと戦闘できる可能性もあるんだから余計に断る理由はない。
「あっちの世界にいくのわ分かったわ、それで何をすればいいのかしら?」
ミリーナは何をすればよいかを尋ねると、
「おそらくあっちの世界にも俺と同じように気づいている者がいるだろう。そいつにあって話を聞いてこい。」
「聞いてこいって言われてももうすこしで衝突しちゃうんでしょ間に合うの?」
「安心しろ、俺がこの前行って帰ってきたとき時間を確認したのだがあっちの世界で過ごした時間の10分の1しかたってなかった。」
10分の1ね・・・
こっちの世界で最短1か月で衝突するんだからあっちの世界では10か月後ってことね。
なかなか猶予が残されていて安心したわ。
これなら強い奴といっぱい戦える時間があるわね。
「分かったわ、魔王できるだけあっちの世界で調査(戦闘)がしたいからすぐにでも行ってくるわ。」
ミリーナがそう言うと魔王は引き出しから小さな箱をとりだしミリーナに向かって投げた、ミリーナはそれを掴み箱をあけると指輪が入っていた、
プロポーズかと一瞬思ったがそんな訳ないので
「何かしらこれ?」
「あちらとこちらを繋げる指輪だ、死にそうになったらそいつに魔力を流して戻ってこい。」
死にそうになったらね・・・
ミリーナが指輪に魔力をながそうとしたとき
(ま、待ってくださーい!)
どこかで聞いた事のある声の持ち主がが勢いよく扉を開けた。
青白く光る球は魔王の前に行くと
(魔王様、私もミリーナ様のお供としていってもよろしいでしょうか。)
魔王はミリーナのほうを向いて
ミリーナが頷いたのを確認すると、
「うむ、確かにミリーナだけだともしもとき危ないからな行くことを許可するリンよ。」
(ありがとうございます!魔王様!)
「ああ、それとリンにはミリーナを俺の前まで連れてきた褒美として実体を与えよう。」
魔王が青白く光る球に触れた瞬間、
部屋中に光がはしりミリーナが目を開けたら一人の少女が立っていた。
その少女の背はミリーナと同じくらいで、髪の色はきれいな青色をしていた。
その少女は魔王にお礼を言うとミリーナ目掛けて走ってきた。
「ミリーナ様、この前は魔王様のところに行くために突然消えてしまい申し訳ありませんでした。」
リンはこの前突然消えたことを謝罪した。
「大丈夫ですよリンちゃん。あと・・リンちゃんと頭の中で話ている時はそんなに気にしてなかったのだけどこう対面で話すときに様呼びは違和感があるから気軽にミリーナってよんでくれません?私もリンって呼びますから。後転生直後みたいに本来のリンで話してよね。」
「分かりました、ミリーナともに調査しにいきましょう。」
ミリーナは頷き
「よしリンさっそくあっちの世界にいくわよ!」
ミリーナは今度こそあっちの世界に転移すべく指輪に魔力を流し込み始めた。
そしてミリーナとリンは転移する直前に魔王のほうを向き
「魔王(様)、いってくるわ(きます)!」
そう言いミリーナとリンは魔王の部屋から消えた。
「ああ、元気でな。」




