8話 また森ですか・・・・
ミリーナとリンは無事に他世界に着くことができた。
のだが、
「ねぇリン、私たちって森に愛されているのかしら?」
「ええ、2回も森スタートってなんなんですかね・・・どうせなら町の近くの草原とかならよかったんですけどね。」
ミリーナとリンはまたしても森にいた。
「まぁいいわ、とりあえずこの森をでるわよ。」
ミリーナは早速歩きはじめリンは後に続いた。
「ところでミリーナこっちの方角に向かって歩いているけど何か根拠はあるのですか?」
リンは道もないのに歩きだしたミリーナに尋ねると、
「根拠?あるわけないじゃない。前回はリンが色々知ってたからなんとかなったけど今回は私はもちろんリンも知らない世界なんだしグダグダ考えるより前進あるのみよ。」
ミリーナは拳を前に突き出しながらそう言うと、
「まぁそんなことだろうとは思ってました、ミリーナはそういうタイプですもんね。私も特に考えがないのでついていきますね、最悪迷子になってもミリーナの魔法でこの辺一体燃やし尽くせば解決ですもんね。」
笑いながら言うリンにミリーナはリンが以外と自分のような思考を持っているんだな~っと思いながら歩いていると、
(これは・・・・森を出てから考えようって思ってた問題がさっそく解決できそうね。)
ミリーナとリンの前に
1匹の大狼と2匹の狼が現れた。
「ねぇリン、お金があっちからわざわざ歩いてきたわよ。」
「ええ、そうみたいですね。あの大きいのがボスでしょうか?」
周りにいる狼より一回り大きく目の色が赤い狼だ。
「まぁそうでしょうね、ボスは私が倒してもいいかしら?」
「いいですよ!」
「んじゃ、私はこいつと楽しく戦ってくるから!そっちも頑張ってね!」
ミリーナは大狼との距離を一瞬にして縮めると大狼の体を掴み遠くに投げ飛ばした。
2匹の狼たちは自分たちのボスが飛ばされたことに驚きつつも追おうと走り出そうとしたが
「あんた達の相手は私ですよ。」
リンに阻まれたのであった。
~ミリーナ視点~
ふぇ~、これは怒り心頭のようね。
さっき部下の前で何も出来ずに投げ飛ばされてたからね~
大狼はこっちにむかって全力疾走してきた。
「へー、その体にしてはなかなか素早いようね。けどそんなのに当たるほど私は弱くないわよ。」
回避成功っと、にしてもこっちの世界の魔物あっちと比べるとやけに強い感じがするわね。
あっちの世界にもこいつと似たような魔物がいたけどこいつより数段階弱かったしね。
とういうことはですよ、もしかしたらこっちの世界の基準はあっちより高く、こっちで最強といわれている者たちは私と同等の力をもっているかもしれないってことですよね!
もしいたら楽しい勝負ができそうですね。
この思考をしている間も大狼の攻撃をかわしていたのだが、
はぁ、さほど面白い攻撃もしてこないしちっとも強くなんないからさっさと殺しますか。
こいつと戦うより強いやつの情報集めるほうが完全に有意義だったわ。
ごめんね、私の我儘つきあわせて。
大狼の体がバラバラにならないくらいに力を抑え蹴りを入れる。
っと討伐完了!
「さて剥ぎ取りをしてリンのとこに戻りましょうか。」
そして帰ってきたミリーナはなかなかグロテスクなものを見ることになった。
~リン視点~
ええ・・・・、ミリーナマジですか!
大狼ふっ飛ばしましたよ!
ああ、そんな事に驚いている場合じゃないですね!
私は目の前にいる2匹の狼を任されましたからね!
あれ?いない・・・
って大狼追いかけにいってる!!
「あんた達の相手は私ですよ。」
はぁはぁ、体を手にいれて間もないからなかなか操作が難しいですね・・・
追いつくために全力疾走したからしんどいですし・・・
しかし私もミリーナについていきたいって行った以上足を引っ張るわけにはいきません!
狼ごときさっくと倒しますよ!
「召喚<剣の精霊ソードゴレイ>そいつらをギタンギタンにしてください!」
剣を持った半透明な甲冑をきた男が現れ狼めがけて剣を振り下ろした。
ふふ、妖精種のみに許される精霊召喚
この体になれるまではしばらくこの魔法を使っていきますね!
あー後でミリーナに言わないといけませんね。間違えて攻撃されたら精霊が可哀そうですしね。
『リン様に言われたようにギタンギタンにしてまいりました。では!』
『じゃあね!』
「ギタンギタン・・・・あれ?私そんな命令・・・・・しましたね。」
狼のほうを見ると、ギタンギタンにされてました・・・
「リン~そっちは無事に終わったかしら~」
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「ごめんなさいミリーナ、お金にするはずだったのにこんなにボロボロにしてしまって。」
リンは狼を指した。
「かなりギタンギタンにしたわね・・・別に気にしてないからそんなに落ち込まなくてもいいのよ。それに多分この大狼の素材だけで十分だしね!」
「ありがとう、ミリーナ!今度から気を付けるね!」
ミリーナはそれはそれとして話を切り替える
「とりあえずさっさと町目指すわよ!さっきここに帰るときに道らしきものを見つけたわ、そこに出て歩いていけばおそらく何かしらに着くはずよ。」
ミリーナとリンは町に行くべく再び歩き出した。
体を手にいれたら以外とポンコツなリンですね。




