心の陳列棚
やや性的な話を含むので、苦手な方はご注意ください。
気に入ったものをコレクションする癖があるようで、心にも陳列棚を持っています。
三十を目前に結婚しまして、その前にはしっかり卒業したのですが、男の子と遊ぶことが結構好きでした。父から受け継いだ血のせいか、お酒も好きで割とウワバミなので、今思うとゾッとするほど遊び呆けていました。あれだけ飲み倒したのに肝臓の数値はすこぶる良いそうです。体を強く産んでもらえたことには感謝ですね。
私は付き合った人の記憶はすぐゴミ箱に入れて永遠に忘れるのですが、付き合わないけどいい感じを楽しむ相手は陳列棚に並べて今も時々思い返して幸せな気持ちになっています。
特に日焼け肌の骨太な男性が大変好ましく、彼らの唇の隙間から見える白い歯がたまらなく好きでした。当時は煙草を吸っている子も多かったのですが、二十歳そこそこなので割とみんな歯は綺麗でしたね。いや、そうじゃない人ももちろんいましたけど。
嫌がってる相手にお願いしまくって、唇の間に指を入れてめくるのが、すごく、好きでした。見た目のコントラストも、相手の表情も合わせて楽しかった。本当に嫌そうだったり、謎に照れまくっていたり、なぜか楽しそうだったり。当然ながら嫌そうにしてくれた方がそそりますね。自分より体の大きい人を征服した気分になります。
今書いている小説は、明らかにこの黄金時代に集めたトロフィーをたどっているなと感じます。素朴で率直なロセの反応や、すぐ噛みつきたがるテルベーザですね。
あ、私は自らお願いして甘噛してもらってました。歯が、好きなんですよ。舌や唇の熱の柔らかさと、一緒にやってくる歯の硬さが。
気持ち悪くて申し訳ない。




