レビュー活動について
私が独身だった頃、レビューをつける活動をやっていました。ルールは下記。
ジャンル不問。
調べれば分かる作法についての指摘はしない。誤脱字も不問。誤用、意味が通じない文章は指摘。
物理的、地理的に整合性が取れない箇所の指摘。
その作品独自の、掘ったら面白そうな点
その作品の強みになりそうな点
私の好きな分野と被る作品であれば、参考文献について情報の共有。
八割褒めて残りは少しきつい内容にする。ただし、「修正が必要」ではなく、こんな視点もおもしろいかもね、くらいの指摘。
そんな感じで受付けていました。勉強になりました。ご協力いただいた方々には感謝。言い方は悪いですが、思い入れのない人様の作品を読むことで、創作にありがちな「私が嫌いな形」をはっきりさせるのにすごく役に立ちました。
ここで大事なのは、あくまで「自分にとって」好ましくない形を確認しているということです。この点は、書き手の方には一切関係ないので当然指摘の対象外です。
美しい描写にこだわる人、細いSF設定やファンタジー世界のルールを重視する人、ストーリーの流れを重視する人など、読む人、書く人によって重視するポイントが違うのだから、その作品が自分好みでないことを主張しても意味がありません。スタイルが違う相手を自分の切り口で評価するのは、自分の引き出しの少なさを露呈することです。作者さんが意図する作風に寄り添った感想を書く、それが読み手の真髄。うまくできてたかな。そうだといいな。
ちなみに私がお話を書く時は、人物を中心に考えます。なのでどの物語も人物に入れ込んで読みます。
ギャップを書きたいんだろうけど、全く違う人になっちゃってるし、説得力のあるエピソードがほしいな。どんなのがいいかな?
善良な人物という設定ぽいけど、他者への態度が冷たく見えるな、どう変えたらいいかな?
この二人の関係には無理があるな。どんなエピソードがあれば繋がるかな?
人物が初めから最後まで悟りを開いていて起伏なく、つまらない人物になっているな。どんな隙を作ったら魅力かな?
設定ラベルだけが張り付いていて、人物が生きていないな……
など、自分が書くときにも使えそうな視点を探しました。
特に自分が気をつけたいと思うのは、最後の設定ラベルですね。感熱紙で印刷したペラペラの「この人は料理と猫が好きです」「強面だけど甘い物が好き」「こいつはお姫様に執着してるキレやすいヤバいやつです」みたいな文言。日に焼かせて印字薄くさせてやる。クズ団子め。
自分の書いた文章なのに、こうなってしまっては腹がたちますね。印字が薄くなってもしっかり物語の中で設定が生きていれば良いのですが、上澄みだけの嘘くさい説明書は本当にいや。設定資料と化した小説はもう物語ではない。
レビュー活動については本当はまたやりたいのですけど、フルタイムで働きながら子供と猫の世話をしてピアノを弾いて編み物をしながら、お気に入りの本も読み直したいので時間があまりありません。ちなみに、創作活動はピアノを弾きながら、本を読みながら、煮物を混ぜながらの同時進行です。




