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私達は仲良く異世界に転移されたけど国家建国生活は大変だそうですよ…  作者: 11月 ミツシ
第10章、ヨシフおじさん目線、レッドヴェーレルリン連合王国始動!(✓)2
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ヨシフおじさん目線、10章12話選挙当日(午前)【保険をかけて損はなし】

 昨日に引き続き、私は今日も忙しい。

 唯一助かっているのは徹夜付けではないことである。だが選挙当日ともあって、選挙特番の取材陣などが押し寄せてきている。

さて、現在は午前の8時57分。日もとっくに上ってきており、選挙事務所の東側の窓から火の光が差し込んできて眩しい。

 ほとんどの取材陣は午前9時から中継や番組を始めるのが多いそうだ。

 そんな私は少し高くなっている壇上の上、窓側に椅子を置き老人のように静かに座ていた…。だが内心は心臓バクバクものである。だって第1党にならないと政権取れないし…。

 

「まもなく午前9時です!」


 ここの事務所のスタッフの一人がそう叫んだ…と同時に、取材陣がカメラの整備や最終調整を行い、撮影準備に入ろうとしていた。

 

「では、カウントダウン始めます!10…9…8…7…6…」


 いよいよ、中継が始まろうとしている。

 というより、地球にいた時も私、テレビ取材受けたことなんて一度もなかったなぁ…。だってテレビもまともにつかない時代だったからなぁ…。

 新聞のインタビューなら何度かあるのだけど…、党機関紙で…

 あっちこっちでカメラが回り始めるのが分かる。OP曲も…。あまりにも緊張しているので、私は壇上の幕の裏側に隠れてスマホを取り出しある場所に電話を掛けた。相談のためにである。

 その場所は…


『…はい』

「もしもし、伍長かね…」


 そう、みんな大好き、そして頼れる相談相手で元指導者。伍長のもとだった。


『そうだが…どうした?』

「いや、緊張してな。もしも落選したらどうしようとか、政権取れなかったらとか…」

『子供か!』

 

 普通にツッコまれた…。いやね、確かにそういわれたらそうツッコんでしまうかもしれんがね。私にとってこれは結構重要な事なんだよ!?君!

 

「そうは言うがな…」

『あのなぁ、まだ2時間以上もあるのだぞ…』

「いやしかし…」

『もういい、頑張れ。じゃあな』


 そういわれ、電話を切られた…。そのまま私は壇上に上が…らずに、ある場所へ電話を掛けた。いや伍長じゃないぞ!次に私が電話を掛けたのはルーズヴェールだった。

 

『はい、ルーズヴェールです』

「やぁ、私だ」

『あぁ、ヨシフ君か…?して、どうした?』

「いやね…、もしもの時の保険として…。まぁ君の政党の選挙公約とわしの党の公約は一緒…というか同じにしたんだけど、どうしてもこの法律は作りたので…」

『?どんな法律だ?』

「……………」


『…、わかった。チャーチムにもそう伝えておくよ。じゃぁお互い頑張ろう』

「わかった。では」


 通信が終わり、私は暗号通信のアプリを開きある周波数にセットする。そして数字を打ち込んだ。

 その通信も終えると、私は壇上に静かに戻り、何事もなかったかのように午前中を過ごした…のだが、若干ガッチガチに緊張していたことだけは伝えておこう。


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