第4話 12月7日 その一
あの後、ヨルルも含めた三十人の死霊狩りにより、戦闘開始から一時間で時汐に侵入した死霊を狩りつくすことに成功した。
朝の六時には壊れた建物等の修復は全て完了し、時汐の日常はすぐに帰ってきた。
ちなみに天使の兄妹はヨルルが死霊を倒して、目立った外傷もなくすぐさま時汐防衛組織に送り届けることができ、天使の兄妹からは『ありがとうございます!!』と元気よくお礼を言われた。
やはりお礼を言われてると非常に嬉しい。
後、兄妹が逃げ遅れていたのは聞くところビル最上階のレストランに両親と食事を食事をしていたのだが、本来緊急時には時汐内全ての場所からワープにより逃げられるのに老朽化が原因で正常に機能せず、あのビル最上階の兄妹だけ転送できず、念のためにある個人としてのワープ機能もそのサーバーに登録していると簡単に戦闘の援助を受けられるので幼子を戦闘に駆り出されないよう十四歳未満のサーバー登録は法律上禁止されており、その為全体ではなく個人としてのワープ機能も使えなかった。
それが原因だそう。
そのビルはすぐにワープ装置の交換が行われるようだ。
今回の襲撃は6日の深夜一時半に発生したが、死者は一人も出ず、昼の12時には報酬の五千万レスリア──価値は死霊登場前は機能していた日本円というのでは五千万らしい──ヨルルはを獲得。
襲撃の原因と目的は現在調査中。
ヨルルの方は休んでいる……と言いたいところであるが。
「こんなもんで終わりか? 腕が鈍ったなぁ……」
「……まだ……終わってません……」
ヨルルが師事する師匠──クシユルがリーダーを務める四人組死霊狩りチームのメンバーであるレルに灰色の強固な壁に覆われた地下室にて、レルの恋人であるミディアの監視付きで稽古を付けてもらっている。
レルはサラサラとした金色のショートヘアーをなびかせ、金色の鋭い瞳、吸血鬼ではなく人間だが八重歯があり、普段は見せていないがダンサーのような美しい腹筋、バストとヒップは平均より少し大きく、身長164センチメートル、両耳に銀色のチェーン型のピアスを両耳に付けた、服装はトップスが銀色の革ジャン、ボトムスが青色のダメージジーンズを着た、可憐でイカつい年齢は二十五歳の女性。
ちなみにいつもの大鎌で立ち向かうヨルルだが、レルは素手である。
監視役のミディアは美しく優しい顔立ちをしており、黒髪ミディアムヘア、黒く眠そうな瞳、スラッとした体型で身長178センチメートル、紫色のひし形ピアスを両耳に付け、常にスナイパーライフルが収納されている黒く細長いリュックサックを肩にかけ、服装はトップスは紫色のシャツ、ボトムスは紫色の長ズボンを着た、年齢は二十五歳で人間の男性。
「……そろそろ時間だ」
ミディアが落ち着いた口調で声をかけてくる。
「そういや、十二時までって話だったか。今日はこれでしまいだ。もっと強くなれよ」
「……はい」
全身から汗が吹き出る中、大鎌を杖代わりにしつつ、崩れ落ちるヨルル。
一方、レルは顔一つ変えず、汗一つ流さず涼しそうだ。
その時、地下室の扉がゆっくりと開く響く。
「……稽古は終わったみたいだな」
「って、あれー!? ヨルルちゃん、汗だくじゃん!! レルなにしたの!?」
入ってきたのはクシユルとクシユルの恋人でこの四人死霊狩り組のメンバーのノユル。
クシユルは意外と可愛らしい顔立ちで、黒髪ショートヘアー、丸く黒い瞳、痩せた体型で身長173センチメートル、黒色の星形ピアスを両耳に付けており、服装はトップスは黒色のシャツ、ボトムスは黒色の長ズボンを着た、年齢は二十五歳で人間の男性。
ノユルは非常に可憐な顔立ちで、赤い髪を左側でまとめたサイドテール、左目は黒い眼帯をしており、右目は赤い瞳、スリムでバストとヒップは平均より少し小さく、身長は153センチメートル、服装はトップスが黒色のセーター、ボトムスは黒色のスカートを着た、年齢は二十五歳の人間の女性。




