第74話 配信!【カルモルアント蟻塚に潜む侵入者!Withクーガー】
『ガルガル。(さて、次のポイントは我らも良く行く場所なんだ。モンゴローもきっと驚くと思うぞ!)』
「へえ~、それは楽しみだ! みなさん、どうやら次の場所はクーガーたちもよく行く場所のようです!」
:ピューマン行きつけの場所
:なんで行きつけなんやろ
:狩り場か何かなのかね?
:相変わらず移動速度が速いこと速いこと
:音を置き去りにしてそう
『ガルゥッ! ガルゴロー、ガルロガルガロッ! (到着だ! モンゴロー、アレを見ろッ!)
「えええええええ~~~~~~~!!!!」
:果たして、モンゴローが目にした物とは!?
:言うとるな
:何故か完璧に理解できたぞ
:完全に言うとったな
:某マダ○ボイスで再生されたわ
:クーガー氏ノリが良すぎるだろ
:中身人間やろマジで
「でっかい蟻塚!? そうか、もしかしてカルモルアント!?」
『ガルゴルガルル!(そう、カルモルアントの巣だ!)』
「カルモルアントはシロアリに近いモンスターで、このような巨大な蟻塚を形成します! 一部の兵隊アリが、簡単な土魔法を使えるんですね。見てください、この数十mにも及ぶ巨大な蟻塚! 圧巻ですね…。」
:すご
:シロアリかぁ
:虫ですら魔法が使えるというのに、お前らときたら…
:あ? ヌンチャク食らいてえのか?
:草
:ヌンチャクで涙拭けよ
『ガルグルガル。(カルモルアントの巣は非常に頑丈だが、そう強いモンスターではない。故に、多くのモンスターが食料として狙うんだ。だからこの周辺には様々なモンスターが集まってくる。もちろん、俺たちピューマンもカルモルアントを食べているぞ。)』
「は~、なるほど。どうやら、カルモルアントはこの平原において、多くのモンスターのエサとなっているようです。カルモルアントを食べるために、モンスターが集まる。そのモンスターを食べるために、グロムスロトなどの大型モンスターが集まる。そういったサイクルがあるようです! こう聞くと最弱のモンスターのように聞こえますが、戦闘専門の兵隊アリたちは非常に危険で毒針も持っていますので、注意が必要です!」
:はえ~
:クーガーたち、虫型モンスターも食うのか
:噛みつきイナゴが食えるくらいだし、アリも食えるんだろ
:そういや食ってたな
:カルモルアントは何を食ってるんや?
「おっ、素晴らしい質問ですねぇ! カルモルアント、実は巣の中でキノコを栽培して食べているんです! 周辺の様々な有機物を採取してきて、そこに菌糸を植え付けているんですね~。」
『ガル、グルルゥ…。(え、何それ知らん。なんでそんなことを知っているのだ…。)』
:またクーガー氏が引いてる
:多分、カルモルアントがキノコ育ててるとか知らなかったんだろ
:なんでモンゴローの方が詳しいねん
:まぁ、巣の中で何してるとか分からんよなぁ
:なんか、この数時間でクーガー氏が何考えてるか分かるようになってきたぞ
「じゃあ早速、巣の方に近づいていきましょう! カルモルアントのみんな、こんにちは~!」
『ガルェ…。(えぇ…。)』
『キシキシ!(サガセ! サガセ!)』
『キシキシ!(シンニュウシャ! シンニュウシャ!)』
「ん? なんだか巣が騒がしいですね。どうやら巣の中に侵入者いるみたいです。なんだろう、蟻塚コオロギとか一部シジミチョウに近い生き物がいるのかな。でも、それならうまく擬態するはずだし…。」
『グルルゥ?(そいつを代わりに探してやったらどうだ? あの影の魔法であれば難しくなさそうだが。)』
「ああ、確かに。僕の魔法で探し出して、巣から引きずり出してみます!」
『キシキシ!(タスカル! タスカル!)』
「じゃ、行きま~す! <影魔法>。」
:影魔法…?
:なんやその魔法
:いつの間に覚えた…?
:すげえマイナーな魔法出てきたな
:探索者で使ってるやつ初めて見たかも
:これって新宿Dのボスが使ってくるやつか?
:たぶんそう、だいぶレアな魔法だと思う
「じゃあ巣の中探っていきまーす。うわ、すごい。迷路みたいだ。あ~、こんな感じなのか。この部屋は卵の部屋、この部屋はサナギか。うわ、すごい! これ全部キノコか!」
:なんの実況動画やねん
:映像で見て見たかったな
:ガキの頃の自由研究で、ゲルでアリに巣作らせたの思い出したわ
:そんなのあったな
:懐かしい
「この先が幼虫の部屋か。今、カルモルアントに案内してもらってます。うん? あ、いた! うわ、なんだこいつ!? ちょっと影転移でここに引きずり出しちゃいますね! えいっ!」
べちっ
『キチャキチャキチャーーーッ!?(なんだ!? まぶしいっ!? 誰だ、妾を引きずり出したのはッ!?)』
『ガウッ!?(な!? なんだコイツは、気持ち悪いッ!)』
『キチャーーーッ!(気持ち悪いだと! 失礼な毛玉めッ! 食ってやろうか!?)』
:なんだコイツぅ~~~~~!?
:鎌を持ってるイモムシ??
:なにこれ
:寄生虫?
:おいモンゴロー、こいつはなんや
「…これは、僕も知らないモンスターですねぇ。新種のモンスターかもしれません!!」
『ガルガチョ! ガルガチョ!(殺そう! 絶対殺した方がいい気がするぞ! えんがちょ、えんがちょだ!)』
「と、とりあえずこのモンスターは保留で! 一回この虫かごに入れておきましょう。カルモルアントたち曰く、やはりこの子が侵入者だったようです。」
『キチャチャ!?(殺す!? 殺すのか!? おい待て、殺すのは待)』
:なんかわめいてて草
:虫だけど表情豊かなやつだな
:新種とかマジかよ
:まさかモンゴローでも知らないとは
:ついに新種のモンスターまで見つけてしまったのか…
「まさかの新種らしきモンスターで驚いてます。いやぁ、興奮しますね…! ちょっとばたつきそうなので、いったん今回の配信はこれで終わりたいと思います! また近日中に配信する予定ですので、通知をオンにしてお待ちください! 以上、モンゴローと?」
『グルガーッ!(クーガーがお送りしたぞ!)』
「ばいばーい!(ガルルーッ!)」
:ばいばーい
:おつ~
:最後までノリノリで草
:良い笑顔
:虫かごの中でいもむし暴れてて草
:情報量が多すぎる
視聴者数:5,826人
『スキル獲得:カルモルアント』
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スキル:カルモルアント
①土魔法
②菌栽培
菌の栽培に補正。また、即座に成長してさせることが可能。
作者のおしり炒飯と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
面白ければぜひ、リアクションと評価いただけると嬉しいです。
また、本作カクヨム様にて、先行公開しております。
続きが気になりましたら、ぜひ下記よりご覧ください。
https://kakuyomu.jp/works/822139844400383614




