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【第二章完結】モンスター系ダンジョン配信者〜ニンゲン嫌いの僕は、モンスターを布教しながら最強となる〜  作者: おしり炒飯


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第56話 試験結果

ゲリラ更新です

試験、合格しました~~~~~~!!!


 最初の講義から約一週間、僕は今、帰りのリニアに乗車中です。あれ以来完全に空気になることに徹したおかげで、余計に絡まれることなく、無事に全課程を終えることが出来た。


 疑問に思ったところは講義終了後に聞きに行ったりしたんだけど、獅子角講師はめちゃくちゃ丁寧に教えてくれた。


 試験当日はすらすら解けて、30分以上時間を余らせてしまった。高松(兄)の方が不合格になって、後日再試験を受けることになったらしい。また高松(妹)が暴走しかけてたので、僕は無視してさっさと逃げてきた。


 うーん、パステル☆ナイツも高松兄妹も、もう二度と会わなくて良いかなぁ。


 桜井さんやプログレスのみんなに合格報告をすると、とても喜んでくれた。プログレスは最近調子が良いらしく、いずれ追いついて見せます! と、嬉しい言葉を送ってくれた。


 さーて、久しぶりの家だ。早くもふげに会いたいな!



 ○



 『わおわおわおーんっっ!!!』


 「もふげ~~~!! ただいま~~~!!」


 うわーもっふもふだ! すごい、もっふもふ、もふげってこんなにもふもふだったっけ!? いつもより数倍もふもふしている気がする。


 冷蔵庫を確認すると、しっかりとご飯も食べたみたいだ。使った食器も綺麗に洗われて、乾燥機の中に並んでいる。


 やっぱりもふげは頭が良いなぁ。


 「寂しくさせちゃってごめんね、もふげ。でも無事に試験、合格したよ!」


 『!? わふわふわふ、わほほんあおーーんっ!!』


 すごい、尻尾が、尻尾が回転している! いつの間にか6本に増えた尻尾が高速回転して、若干空へと浮かび上がっている!


 「よーし、久しぶりにお散歩しよっか! 行くぞ、もふげ!」


 『わふわふんっ!』



 ○



 「おっ!? タヌキチお前デカくなったなぁ!」


 「デカネコちゃん、大きすぎないかしら…?」


 「ひよこさんが、ニワトリさんになってる…!?」


 「羊…羊…?」


 相変わらずもふげはいろんな呼び名で呼ばれている。やっぱりどんどん大きくなっているみたいだ。いったいどこまで大きくなるんだろう…? ちなみに、現時点で全長は2m近くなっている。


 さて、散歩しながら考えなければならないことがある。活動拠点についてだ。


 僕の家は都内の郊外にあるため、ダンジョン都市までの通いは現実的では無い。かと言って、完全に引っ越してしまう気も無かった。僕の家は、両親が遺してくれた大切な家だからだ。


 「うーん、やっぱり毎回ホテルに数泊…。でも、交通費と宿泊費が馬鹿にならないし、もふげの面倒も見れない。」


 引っ越し、引っ越しかぁ。


 正直、今の家に加えて、ダンジョン都市で部屋を借りることはできる。と、言うのも、影の魔人の魔石と情報がかなり高額で売れたのだ。


 お値段、なんと二千万円。


 ドロップ装備も売却していれば、三千万円くらいになったらしいけど、落影の軽鎧を手放すつもりは無かったので売却しなかった。


 「ねぇ、もふげ。もふげはどう思う? 富士ダンジョンに部屋を借りて二拠点生活するの、嫌じゃない?」


 『嫌じゃないわふ!』


 嫌じゃ無い、か。なら決まりかな。ペット可の部屋を借りて、二拠点生活をする。生活費と家賃については、富士ダンジョンで稼いでまかなえるはず。中規模ダンジョンよりも良い素材なんかが手に入るはずだしね。


 「よーし、帰ったら早速、新しい家を探そっか!」


 『わふわふーんっ!!』



 ○



 「てことで、僕たちパステル☆ナイツは、富士ダンジョンに挑戦することになりましたー!☆」


 「子猫団員のみんなのおかげです。褒めてあげましょう。」


 「マジでいつもありがとうね~。」


 :富士ダンジョンすごーいっ!

 :オメデトー!!

 :本当にすごい!!

 :キャーーーー!!

 :ミナト様――――!!

 :ソウ君かわいい!!


「近いうちに富士ダンジョン☆ライブ配信を行うことになると思いますので、公式アカウントの通知をオンにして、お待ちください☆ それでは、パステル☆ナイツ団長の神宮寺ヒナタと☆」


「西園寺ソウと~!」


「東雲寺ミナトが、お送りいたしました。」


「「「パステル☆ナイツに、栄光あれ~~~!」」」


 :栄光あれ~~~!!

 :お疲れ様―!!

 :ばいばーーーい!!



 「…はい、配信止まりました。お疲れ様でした。」


 “パステル☆ナイツから大切なお知らせ”、と題したサプライズ発表配信は、大盛況のうちに終わった。数日前に無事に試験を突破したことで、俺たちパステル☆ナイツは正式に、富士ダンジョンへの挑戦が決まった。


 「はぁ~疲れた、スパチャどんなもんすか~?」


 ソウが間延びした声で、マネのアツオに聞く。スマホをいじって気だるげだが、ファンの女に声をかけて食おうとでもしているんだろう。


 「大体、三千万円くらい、でしょうか。」


 「チッ、それだけですか。まったく、富士ダンジョンへの挑戦という大々的な発表なのだから、もっと金を投げてほしいものです。がっかりですよ、アホ女共には。」


 ミナトは配信が終わってから舌打ちが止まらない。こいつは金のことしか考えていないし、女性蔑視が激しすぎる。


 このグループでまともなのは、俺くらいなものだ。


 「ねぇヒナタ~、あのモンゴローとかいうやつも試験一発合格してたよね~?」


 「それも、満点近い点数で合格したらしいですよ。チッ、まったく。新宿ダンジョンの件といい、非常に腹立たしいですね。」


 そう、あのモンゴローとかいうやつ。

 俺たちパステル☆ナイツが攻略失敗した新宿ダンジョンを、ソロで踏破したらしい。


 一体、どんな裏技を使って“あの気色悪い影の親玉”を倒したんだ?


 あの敗北のせいで、パステル☆ナイツのチャンネル登録者は数千人も減少し、ネットのオタク共にこき下ろされまくった。#マケテル☆ナイス、とか#ニゲテル☆ナイツなんかのハッシュタグまで生まれる始末。


 思い出すだけで腹が立ってきたぞ、クソが!!


 気にくわねえ、あのオタク配信者も。俺こそが、この世界の主人公だってのに。


 「俺に、良い考えがある。あのオタクに、一泡吹かせてやろうぜ?」



 嫌がらせくらいは、させてもらうぜ?

作者のおしり炒飯と申します。

どうぞよろしくお願いいたします。


面白ければぜひ、リアクションと評価いただけると嬉しいです。


また、本作カクヨム様にて、先行公開しております。

続きが気になりましたら、ぜひ下記よりご覧ください。

https://kakuyomu.jp/works/822139844400383614

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― 新着の感想 ―
食器洗って乾燥機にまでかけてるの、もう犬じゃないよねぇ!? 嫌じゃないワフって!喋ってるじゃん!?犬じゃないよねぇ!? 尻尾が複数あるみたいだし、正体バレ回が楽しみです。 (新たな「ニンゲン」の存在も…
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