第16話 筆記試験の結果
体調崩して投稿が遅れてしまいました。
すみません・・・。
気まずい空気の中、部屋に扉をノックする音が響く。
返事をすると、教官を先頭にして受験者全員が入ってきた。
受験者たちは、
うつむいている者、
意味ありげな表情で周囲に声をかける者
など様々である。
彼女らはリリスと少女と同じように待機室で待つようにと告げられ、各々にソファに座ったり部屋を歩き回ったりし始めた。
リリスと少女の間には気まずい空気が消え、他の受験者たちに声をかけられる。
「あんなに早く終わるなんてすごい!」
と言う者もいれば、
「早いだけでしょ?正解してなきゃ。」
と馬鹿にしたように言う者もいた。
2人はそんな声に返事を返した。
一方、声をかけることをせず、集団の外側からリリスと少女を観察している者もいる。
その顔には楽しげな、あるいは苦々しげな表情が浮かんでいたのだった。
そんなこんなで30分ほどの時間が経ち、受験者たちを案内してきた教官が再び待機室にやってきた。
その手には先程まで持っていなかった筒状の紙が握られている。
「それでは、筆記試験の成績です。」
そう言いながら、紙に結ばれていた紐をするりと解き、壁に貼る。
全員が祈るようにその紙を見つめ、教官が離れるのを待つ。
教官が1歩離れた瞬間、全員が雪崩れるように紙へと殺到した。
大きな紙に書かれていたのは、筆記試験の成績と順位だ。
1位 100点 リリス・デュポワ
1位 100点 ラヴィエンヌ・フォルバラン
上部に書かれていたのはこの2人。
周囲には歓声と落胆の声が響いている。
そんな中、リリスと少女は無言でその紙を見上げていた。
「あんたとおんなじか。まあ、そんな気はしてたけど・・・。」
そんなつぶやきが、リリスのすぐ横から溢れる。
リリスは、すごいと感心するわけでもなく、なんで自分と同じなのかと憤るわけでもない。
ただただ、
この子、ラヴィエンヌっていうんだ。
と思ったのだった。
ほぼ無反応なリリスとラヴィエンヌをよそに1位は誰か、という話で盛り上がり始めたのだ。
と言っても、満点を取る可能性のある者はかなり限られる。
しかも、今回は聞いたこともない速さで試験を解き終えた2人がいたのだ。
全員が即座にリリスとラヴィエンヌを振り返る。
注目の的となった2人はまたもや受験者たちに囲まれることとなったのだった。
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