シュガー・リョウと4匹
22:シュガー・リョウと4匹
黒い風に包まれて空をさまよう黒い塔の中の広間ではシュガー・リョウとその4匹の部下が集まっていた。4匹が一列に横に並び少し離れた所でシュガー・リョウが向かい合って立っている。黒と紫で光る石ころで出来た壁、オレンジ色の床の部屋。
「ええかそろそろこの影地球は終わる。オレはこの影地球と一緒に終わることにする。おまえらはどうしたいか1匹ずつ言え」
シュガー・リョウは4匹に言った。
「オレはまた今回のようなことを他の世界でもっと残酷にやりたいぜ」
マジャは希望に満ちた目で言った。
「そうか、それじゃあどこか他の世界へ逃がしてやる。夢は必ずかなえろ」
「ああ。わかってるさ」
「リョウくん。影地球と一緒に終わるってことは死ぬということ?」
マジャの行き先が決まると今度はキズが言った。
「そうだ」
キズはちょっと困った顔をした。
「じゃあ僕はどうすればいいの?」
「それを今みんなにきいてるんだ」
キズはうつむいた。
「また僕捨てられるのかよ?ヤダな、僕はリョウくんについていくよ」
シュガー・リョウは少しおどろいたけど、好きにしろ、と言った。それから3分くらいみんな黙っていた。オフザケさんがくねくねお尻をふりながら話しだした。
「あ、えー、えー、私は・・・またみんなで遊びたいですな、あー、あー、うん」
つづいてやせネコも話し出した。
「うん。ぼくもねー。あのねー、リョウ君も死なないで、みんなでねー、また・・・作業がしたいなあ、うん」
やせネコも腰をくねくねしながら話した。
「オレは言ったことは変えん、おまえら2匹の言うことはムリだバカ」
2匹はさびしそうにうつむいてコソコソと話し合った。いつもふざけている2匹がまじめにさびしそうだった。しばらくしてオフザケさんが言った。
「それじゃ2匹で旅でもします。どこか他の世界へたのみます。あの、マジャとも別の世界がいいですな。のんびりしたいので」
「わかった」
話が終わるとシュガー・リョウは、もう帰っていいぞ、と言ってみんなを帰らせた。4匹はそれぞれ東西南北にあるねどこに飛んで行った。シュガー・リョウも自分のねどこに行きオレンジ色の砂に埋まって寝た。
「ぐーぐーがあーあがあーがーがあ」




