ギーシ・フンケキ島9・白キバの森
20:ギーシ・フンケキ島9・白キバの森
ヤマくんグループは白キバの森へと足を踏み入れた。白く巨大なキバのような岩が連なる。地面は黄土色に乾いている。
「なんかイヤな雰囲気だ」
アー助は言った。
「なんか岩が骨にみえんか?」
アデは言った。
「お・・・おい、怖いこと言うなよバカ」
「おう、すまん」
「なあんかイヤな所っしゅねえ」
メガネ外人は言った。タチバナさんはメガネ外人の手を握った。
「どこっしゅか?ここはどこっしゅか?イヤーいい所っしゅねえ。ほほほっ」
「オレの動物的カンがここはすげえキケンだと言ってるぞ」
バグンは言った。
「僕の動物的カンもそう言ってます。みなさん気をつけてください」
お!みんなは言った。
「なんかすげえ暴れる予感するぞ」
ザオが言った。
「大丈夫?」
カトリーは聞いた。
「オレはたぶん負けんさ」
「ザオ!」
「おまえらいちゃつくな」
キーポは言った。
みんなが1時間くらい歩いたところでザオが白いキバ岩の上に坐っている黒肌の男を発見した。その男は白い髪を腰まで伸ばし、素っ裸で、赤い目をしていた。
「お前はなんか!?」
ザオは言った。
「・・・。またゾロゾロときやがった」
「そりゃどういう意味か!?」
ザオが男に聞くと男は岩の下をずらーっと指差した。みんなは悲鳴を上げた。
「な、なんてことだ」
ヤマくんは言った。そこには影地球の他の兵士たちがたくさんやられていた。
「オレの名はコロシアンのライ。オレは1人が好きだからいつも1人でいる。そいつらはうるさかったんでやっつけた。死者は出てないはずだ。はよ持って帰るんだな。ここはオレの場所なんだ。この森に入るやつは出て行かないんならやっつける。おぼえとけ」
「アホ!だまれ!ここ通るくらいいいだろ!」
ザオが言った。
「炎絵の鳥に会いに行くんだろう?あおいつらが言ってた。言っとくが、あの鳥は気に入ったやつの前にしか姿を現わさん。どうぜ行くだけ無駄になる。森を行ったり来たりされるのは目障りだ」
「僕は呼ばれたさーあ!」
ライは少し驚いて目がぴくっとなった。ライは文の目を見つめた。そして後頭をガサガサっ!と掻いた。
「ああ・・・。なんか本当ぽいな」
「本当さーぁ!」
「分かった行っていいよお前はな」
「Yes!」
「ざけんなー!!!ライ!オレたちも通せ!」
「No」
ザオはついに切れました。ザオは特大の光剣を右手から出し、ライに切りかかった。ライは坐ったままで剣をかわし、人差指でザオのおでこを突いた。ザオはひっくり返って地面に落ちた。
「ちくしょう。もう怒った。本気でいくぞ!」
「いまのが本気だろ?」
ザオはくやしいけど本当のことだからめちゃくちゃくやしかった。
「・・・・・。わかったよ。オレの負けだ」
「ザオが勝てないとなるとどうやら引き返した方がいいな。文にまかせるしかない」
みんなも、そうするしかないので倒れている兵士をつれて引き返すことに決めた。
「みんな、それじゃあ行ってくるよ!」
文は言った。がんばれ応援してる、みんなは言った。
「気をつけて」
ヤマくんは言った。
「Yes!」
文は炎絵の鳥を目指して森の奥へ走り出した。
「文ならやれるさ!」
バグンは言った。
「Oh!」
「ころぶなよ!」
「いてっ」
文は転んだ。そしてまた走り出した。みんなは、大丈夫か、と思った。




