第2話「ガキとAIとサトウキビ」
「書いてある通りです。」
俺は謎の言葉を前に困惑していた。
どうにか理解しようとしたが。
「は?」
「だから書いてある通りだと言っていーー」
「は?」
「人の話を遮るなッ!!!」
「あ、はい。」
とてつもないスゴみだ。
女神様は淡々と続ける。
「とりあえず見ての通りなんで。」
見ての通りって言われても。
困惑してる間も女神様は淡々と進めていく。
「チャットDBTの準備をさせていただきますね。」
「お客様は神様だから早くねー」
「店員は女神ですが」
「はい。」
さすが神様、からかおうと本能で軽口挟んだら一瞬で論破されてしまった。
女神様って口論も神級なのかな。
そんなことを考えていたら女神様がこちらを向いてきた。
「はい。じゃあスタートしますね。今までのチャットを神界AIに読み込ませて…コレを元に能力を作ってください…っと。」
(loading)と書かれた画面が空中に浮かぶ。
何もないのに空中に急に浮かぶとはどう言った技術なのだろうか。
VRか何かなのだろうか。
そんなくだらないことを考えていたら読み込み完了という画面が表示され謎の子供のようなものが現れた。
「読み込みが完了しました。何にも特徴のない地味なくそチャットでしたがうまく作成完了しました。」
なんだろう、このクソガキは。
「じ、地味じゃないぞ!」
言い返してやったぜ。
「確かに学校でみんなから影で噂されてるし地味ではないか。」
「女神様って悪口も神級なんですか?」
そんなことを言うとあのクソガキが口を開いた。
「黙れ有機物。今回の能力は"万片物検索"です」
「有機物って死んでるから有機物じゃなくね?まあいいや。アカシックレコードとか絶対強いじゃん!」
「まあ所詮"かけら"だがなw」
「喧嘩なら買うぞクソガキ。俺はグレートパリオが買えなくてイライラしてたんだ。」
「『ぶん殴る』と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!」
俺はキレた。




