表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君の体温で息継ぎを  作者: 三つ目の海底
5/12

すり硝子の世界

放課後の、少し薄暗くなった廊下。


クラス委員の高橋が、

担任の武田先生の前に立ち塞がっていた。


「先生。……もう、赤星くんに

プリントを届けさせるのはやめてください」


思い詰めたような彼女の声は、

微かに震えていた。


「赤星くん、最近変なんです。

部活中も心ここにあらずで、

ずっと遠くの……私たちには見えない場所ばっかり見てる」


「白石くんの事情は分かります。

でも、これじゃ赤星くんまで、

あの暗い家に引きずり込まれちゃいそうです」


武田先生は困ったように眉を下げ、

ゆっくりと首を横に振った。


「高橋。……俺はもう、あいつに頼んでないんだよ」


「え……?」


「今はもう、赤星が自分の意思で、

あいつのところへ通ってるんだ」


その言葉に、高橋はショックを受けたように

ポロポロと涙をこぼし始めた。


自分の手の届かないところへ、

彼がすっかり惹き込まれてしまったことを

悟ってしまったのだろう。


手のひらで顔を覆って泣く彼女の肩を、

そっと後ろから引き寄せた手があった。


「……先生、すんません。こいつ、俺が送ってくんで」


野球部のチームメイトであり、

ずっと高橋を目で追っていた親友の健太けんただった。


健太は、泣き崩れる高橋の背中を

不器用な手つきで庇いながら、

静かに廊下の奥へと歩き出していった。


誰もが、誰かの光になりたいと願っている。

ただ、その光が届く場所は、

それぞれ違うだけなのだ。



ザクッ、ザクッ。


いつもと同じ、夕暮れ時の砂利の音。

俺は少しだけ早鐘を打つ心臓を誤魔化すように、

白石の家の縁側に腰を下ろした。


昨日、あいつはガラスの向こうで泣いていた。

俺のわがままを、聞いてくれた。

だから今日は、もしかしたら

何か少しだけ変わっているかもしれない。


「……白石、来たぞ」


そう声をかけた、その時だった。


カチャリ。


窓の向こうから、

小さな、金属が擦れるような音がした。


いつも固く閉ざされていた、

アルミサッシの鍵が開く音。


そして。

すりガラスの窓が、

ゆっくりと、本当にゆっくりと、

横にスライドしていく。


開いたのは、数十センチ。

人が一人、ギリギリ通れるくらいの隙間。


薄暗い部屋の奥から、

かすかに冷たい空気と、

古い紙のような、静かな匂いが流れ出してくる。


「……白石?」


俺が息を呑んで覗き込むと、

部屋の壁際に身を寄せるようにして、

あいつが立っていた。


長く伸びた髪の隙間から覗く、

少しつり上がった大きな瞳。


相変わらず折れそうなほど細くて白い体。

だけど、その腕には、

もう新しい赤い傷痕は増えていなかった。


白石は、俺の顔をじっと見つめ返し。


震える両手で、

自分のTシャツの裾をギュッと握りしめながら、

蚊の鳴くような、小さな声で言った。


「……はいって、ください」


ドクン、と。

俺の胸の奥で、何かが弾けた。


「……いいのか?」


確認するように尋ねると、

白石はもう一度、こくりと小さく頷いた。


俺は、泥だらけの靴を縁側で脱ぎ、

靴下についた砂を必死に手で払ってから。


そっと、その薄暗い部屋の中へと

足を踏み入れた。


ひんやりとした畳の感触。

外の世界とは完全に遮断された、

彼だけの静かで孤独な空間。


西日が、開け放たれた窓から

一本の強い光の束になって、

部屋の真ん中を貫いている。


その光の境界線を越えて。


俺はついに、

ガラス細工の君が閉じこもる箱庭の中へと、

足を踏み入れたのだ。


部屋の中は、

思ったよりもずっと静かで、

そして冷たかった。


夏の気配が近づきつつある外の世界とは違う、

そこだけ時間が止まったような空間。


綺麗に整頓された机。

少しも日焼けしていない本棚の背表紙。

そして、部屋の片隅でハンガーに掛けられたままの、

一度も袖を通されていない真新しい制服。


俺は、部屋の真ん中――

彼から少しだけ距離を置いた畳の上に、

ゆっくりとあぐらをかいて座った。


「……お邪魔します」


彼を驚かせないよう、

いつもより少しだけ小さな声で言う。


白石は部屋の隅で壁に背中を預けたまま、

ビクッと細い肩を跳ねさせた。

自分のテリトリーに他人が入ってきたことへの

恐怖と、張り詰めた緊張が、

痛いほどに伝わってくる。


「……なんにも、ないですけど」


掠れた、か細い声。

それでも。

すりガラス越しじゃない、

同じ部屋の空気を震わせて直接届く彼の声に、

俺の胸はまた、じんわりと熱くなった。


「いいよ。俺も、プリントしか持ってきてねぇし」


わざとおどけるように笑って見せると、

白石は伏し目がちに、

自分の膝をきゅっと抱え込んだ。


沈黙が落ちる。


でも、それは今までのような、

拒絶を孕んだ苦しい沈黙じゃなかった。


俺の体から発散される体温が、

この冷え切った部屋の空気を

少しずつ、本当に少しずつ

温めていくような、穏やかな時間。


ふと。

白石が、隠れるようにしていた顔を

少しだけ上げた。


「……赤星くんは」


初めて、名前を呼ばれた。


ドクン、と。

自分の胸の中で、

心臓が馬鹿みたいに大きな音を立てる。


「……泥の、匂いがします」


白石の大きなつり目が、

真っ直ぐに俺を捉えていた。


その言葉に、俺は思わず

自分のジャージの袖を鼻先に近づけた。

汗と、グラウンドの土の匂い。


入る前に必死に砂は払ってきたけれど、

この無菌室みたいな綺麗な部屋には、

やっぱり生臭すぎただろうか。


「あ、ごめん! 臭いよな。

部活帰りだし、すぐシャワー浴びる時間なくて……」


慌てて身を縮める俺を見て。


白石は、

ゆっくりと、首を横に振った。


「ううん。……嫌じゃない、です」


膝を抱えたまま。

彼は、本当に小さな声で呟いた。


「生きてる、匂いがします」


その瞬間。

西日の差す薄暗い部屋の中で。

白石が、ふわりと。


本当に微かに、

笑ったような気がした。


透き通るような白い頬が、

夕日のせいだけじゃなく、

ほんの少しだけ赤く色づいて見えた。


春の終わりの、

冷たくて薄暗い水底のような部屋。


そこで俺は、

息をすることを忘れていたガラス細工の君が、

初めて、自分の意志で『息継ぎ』をした瞬間を。

確かに、見たんだ。


赤星くんが帰ったあとの部屋は、

いつもより少しだけ広く、

そして、ひどく静かに感じられる。


畳に残った、かすかな土の匂い。

『生きてる匂い』。


自分で言ったその言葉を口の中で反芻しながら、

僕は膝を抱え、

彼が先ほどまで座っていた場所をじっと見つめていた。


――気持ち悪い。

――男のくせに、なんでそんなヒョロヒョロなの?


ふいに、脳裏にこびりついた記憶がフラッシュバックする。

耳を塞いでも消えない、あの嘲笑。


小学校の教室。

僕を取り囲む、何人もの同級生たち。

面白半分に背後から突き飛ばされ、

無理やり体操服を捲り上げられた日のこと。


「女みたい」「気味が悪い」「お前、男じゃないだろ」


好奇と嫌悪の混じった無数の視線。

女の子のように長いまつ毛も、

日に焼けない青白い肌も、

細すぎる手首も。

僕を構成するすべての要素が「異常」だと突きつけられた。


誰かの放った「気持ち悪い」という言葉が、

鋭い刃物になって、僕の皮膚を何度も切り裂いていく。

自分は、この世界に存在してはいけない『エラー』なんだ。


そう思い知らされてから、僕は息を潜めた。

誰の目にも触れない暗闇の底で、

自分の腕を掻きむしる痛みだけを頼りに、

透明になって消えてしまいたかった。


それなのに。


赤星 海。


彼は、僕が一番恐れていたはずの「外の世界」そのものだ。

眩しい太陽の下で、

泥だらけになって笑って、泣いて、怒って。

全身から溢れるような生命力を放っている。


彼が縁側にやってくるたび、

僕はその足音に胸を弾ませる一方で、

どうしようもない自己嫌悪に苛まれていた。


窓が開くたびに、

眩しい光と一緒に、僕自身の醜さが浮き彫りになる。


手入れもしていない長い髪。

傷だらけで、骨と皮ばかりの異常な腕。

光を避けてカビのように生きている僕の姿は、

彼の隣にいるには、あまりにもグロテスクすぎた。


どうして、こんなバケモノみたいな僕のところに来るの。

どうして、あんなに綺麗で、真っ直ぐな瞳で僕を見つけるの。


彼が優しくしてくれるたびに、

不釣り合いな自分の存在が恥ずかしくて、

惨めで、申し訳なくて、消えてしまいたくなる。


いっそ、完全に突き放してくれたら楽になれるのに。

そう思ってわざと無視した日もあった。

けれど、彼のあの不器用な声と、

すりガラス越しの温もりに一度でも触れてしまった僕は、

もう二度と、あの完全な孤独には戻れなくなっていた。


赤星くんは、僕にとって何なのだろう。


クラスメイト?

違う。そんな事務的な言葉じゃ、

このヒリヒリとする感情の半分も説明できない。


じゃあ、友達?

それも、どうしても違う気がした。

「友達」という言葉は、もっと対等で、

肩を組んで笑い合えるような、気軽なもののはずだ。


僕が彼に向ける感情は、もっと重くて、苦しい。


彼が僕の名前を呼ぶたび。

彼の無骨で大きな手が、僕の視界に入るたび。

胸の奥がギュッと締め付けられて、

息ができなくなるほど苦しくて。

それなのに、甘く痺れるような熱が全身の血管を駆け巡る。


それは、神様を見るような畏怖に近くて。

でも同時に、

彼に触れたい、彼をもっと知りたいという、

自分でも恐ろしくなるほどの強い執着だった。


僕を暗い水底から救い上げてくれた、たった一本の光。

息継ぎの仕方を教えてくれた、僕のすべて。


けれど、僕のこの淀んだ泥のような感情で、

あの無垢で綺麗な熱を汚してはいけない。


名前のつけられないこの激しい感情を持て余したまま、

僕はゆっくりと這いずり、

彼があぐらをかいて座っていた畳の上に、

そっと自分の手のひらを重ねた。


そこにはまだ、

かすかに彼の体温が残っているような気がした。


それから数日後の、土曜日の午後。


部活が半日で終わった俺は、

自分の部屋でノートを前に頭を抱えていた。


「……ぜんっぜん、わかんねぇ」


中学生になってから急に難しくなった数学の宿題。

赤点ギリギリの俺の頭では、

いくら睨みつけても数字の羅列にしか見えない。


でも、俺が頭を抱えている本当の理由は、

宿題が解けないからじゃなかった。


休日には、「学校のプリントを届ける」という

大義名分がない。

つまり、あいつの家に行く正当な理由がないのだ。


机の上でシャーペンを転がしながら、

俺はため息をついた。

……会いたい。

あの薄暗い部屋で、膝を抱えているあいつに。


気がつけば俺は、

ボロボロの数学のワークを片手に、

隣の家の縁側へと向かっていた。


ザクッ、ザクッ。


いつものように砂利を踏んで窓辺に立つと。

固く閉ざされているはずのすりガラスの窓が、

今日は、ほんの数センチだけ開いていた。


春の終わりの、ぬるい風を入れるためだろうか。

それとも、もしかして。

俺が来るのを、待っていてくれたのだろうか。


「白石。……いるか?」


隙間に向かって小さく声をかけると。

スッと窓が開き、

少しだけ驚いたような白石の顔が覗いた。


「……赤星くん。今日は、学校休みじゃ……」


「おう。部活は午前で終わったんだけどさ。

……あの、これ」


俺は情けない顔を作って、

数学のワークをあいつの目の前に差し出した。


「宿題出たんだけど、マジで意味わかんなくて。

お前、こういうの得意だったりしねぇかな……って」


あからさますぎる、不器用な口実。

だけど、白石はきょとんと目を丸くした後、

おずおずと俺の手からワークを受け取った。


「……僕も、学校の授業、受けてないから。

分かるかどうか、わかんないけど……」


そう言いながらも、

白石は少しだけ戸惑ったように道を空け、

俺を部屋の中へと招き入れてくれた。



机を挟んで、二人で畳の上に座る。


白石の細くて白い指が、

俺の汚い字で埋まったノートのページをめくっていく。

サワ、サワと紙の擦れる音だけが響く。


顔が、近い。


少しだけ前かがみになった白石の、

長く伏せられたまつ毛。

真剣に数式を追う、透き通るような横顔。


……なんだよ。

意外と、普通に男の子の顔、してるじゃん。


いつも怯えて、震えて、

自分を隠すように丸まっていたあいつが。

今は俺のノートを見つめながら、

スラスラと、紙の端に綺麗な字で

計算式を書き込んでいく。


「……ここは、こうやって移項して……

だから、答えはマイナスになると思う」


「おぉ……! マジか、すげぇ!

俺、ここ一時間くらい悩んでたのに!」


俺が大げさに身を乗り出して喜ぶと。

白石はビクッと肩を揺らし、

それから、少しだけ恥ずかしそうに俯いた。


髪の隙間から覗く耳の裏が、

ほんのりと赤く染まっているのがわかる。


「……赤星くんが、難しく考えすぎてるだけ、だよ」


初めて聞く、呆れたような、

でも少しだけ弾んだ声。


窓の外から吹き込んだ初夏の風が、

あいつの長い髪をふわりと揺らす。


俺が持ち込んだ「宿題」という面倒な厄介事が。

自分には何の価値もないと思い込んでいた彼に、

『教える』という小さな役割を与えた瞬間だった。


「なあ白石。お前マジで頭いいな!

これ、明日も教えに来てもらっていいか?」


俺が身を乗り出して尋ねると、

白石はまた少しだけ怯んだように体を引いたけれど。


「……僕で、いいなら」


と、消え入りそうな声で、

確かに頷いてくれた。


教える側と、教えられる側。

「先生のお使い」とは違う、

いびつで、でも確かな新しい繋がりが、

俺たちの間に結ばれた気がした。


「……お前さ」


ノートの余白に書き込まれた、

教科書体みたいに整った綺麗な数字を見つめながら、

俺はふと、率直な疑問を口にしていた。


「学校、ずっと休んでるんだろ?

なんでこんな、まだ習ってないとこまでスラスラ解けんだよ。

マジで天才じゃね?」


俺の無邪気な問いかけに。

白石はシャーペンを握る手をピタリと止め、

少しだけ気まずそうに視線を泳がせた。


怒らせただろうか、と一瞬焦ったけれど、

彼はゆっくりと、

部屋の壁際を埋め尽くしている本棚へと視線を向けた。


そこには、小説や図鑑に混じって、

学年問わず何冊もの分厚い参考書や問題集が

隙間なく並べられていた。


「天才なんかじゃ、ないよ」


ポツリと。

自嘲するような、静かな声が落ちる。


「……僕には、これしかやることがないから」


白石は、自分の細い指先を見つめながら、

ぽつり、ぽつりと語り始めた。


「一人で静かな部屋にいると……

頭の中で、昔言われたひどい言葉とか、

笑い声とかが、ずっと響いて止まらなくなる時があって」


その声が震えているのに気づいて、

俺は息を呑んだ。

彼の腕にある、無数の赤い傷痕が頭をよぎる。


「それを消すために、本を読んだり、

難しい問題を解いたりするんだ。

頭の中を、文字や数字でいっぱいにすれば……

あの声が、入ってくる隙間がなくなるから」


両親が買い与えてくれたという参考書。

彼はそれに縋り付くようにして、

毎日、狂ったように文字を追い、数式を解き続けていたのだという。


未来のために勉強していたわけじゃない。

ただ、過去の亡霊から逃れるために。

今日という一日を、息を止めてやり過ごすために。


「それに……」


白石は少しだけ顔を上げ、

俺の書き込みで汚れたノートの数式を、

愛おしそうに指先でなぞった。


「数字や文字は……僕の顔を見て、

気持ち悪いって、笑ったりしないから」


彼らには目がない。声がない。

ただ、そこにある確かな「正解」だけが、

この暗い部屋で、彼を裏切らない唯一の味方だったのだ。


その言葉の奥にある、

底なしの孤独と絶望の深さに触れて。

俺の胸の奥が、ギリッと音を立てて痛んだ。


なんて残酷な防衛本能だろう。

あいつが「賢い」のは、

それだけ一人で、深い傷に耐え続けてきた証だった。


「……そっか」


可哀想だなんて、絶対に言いたくなかった。

同情なんて薄っぺらいもので、

彼の壮絶な痛みを汚してはいけない気がしたから。


だから俺は、

わざといつものように、ニカッと笑って見せた。


「じゃあ、なおさら丁度いいわ!

お前が勉強のプロなら、俺の赤点回避、

完全に白石にかかってるってことじゃん」


「え……?」


「俺さ、マジで勉強できなくて、

このままじゃ夏の大会、補習で出られなくなるかもしんねぇの。

だから……これからも俺の『先生』になってよ。頼む!」


両手を合わせて頭を下げると、

白石は目を丸くして、

それから、困ったように眉を下げた。


「先生って……そんな、大げさな……」


「大げさじゃねぇよ。

俺にとって、お前の頭脳はマジで希望の光なんだわ」


白石は少しの間、瞬きを繰り返し。

やがて、その透き通るような頬を

ふわりと緩ませた。


「……赤星くんは、変な人だね」


「あ? なんだよそれ、褒めてんのか?」


「……うん。褒めてる」


小さく笑いながら、

彼は再びシャーペンを手に取り、

俺のノートに向き直った。


その横顔は、

最初に縁側で出会った時の、

あの触れたら壊れてしまいそうなガラス細工の彼とは

少しだけ違って見えた。


『教えてもらう』という、俺が作ったわがままな口実。


それが、彼の自己嫌悪の暗闇に、

「誰かの役に立てる」という

小さな、でも確かな光を灯せたのだとしたら。


俺はこれからも、

何度だって馬鹿なフリをして、

お前の部屋に上がり込んでやる。


開け放たれた窓から吹き込む初夏の風が、

俺たちの間にあるノートのページを、

パタン、と軽快な音を立ててめくっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ