表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
週末のんびり異世界冒険譚 ~神様と楽しむ自由気ままな観光とグルメ旅行~   作者: 出雲大吉
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

207/216

第207話 (^_-)-☆「ごめーん」


 話をしながら待っていると、前菜、スープ、肉料理と順番にやってきたのでお酒を飲みながら堪能していく。

 前菜は何かを何かで巻いたものですごく美味しかったが、一口で食べ終えてしまい、もうちょっと食べたいと思った。

 スープは冷製のポタージュで軽い口当たりなのにしっかり味があり、美味しかった。

 そして、肉料理を一口食べたのだが、ガツンとくるタイプのものであり、前菜やスープで煽られた胃が大変に満足するものだった。

 もちろん、ノルン様にも送ったし、ノルン様から可愛い笑顔の似顔絵も頂いた。


「うん、美味いな」


 ディーネさんが慣れた手つきでフォークとナイフを操り、肉を食べる。

 さすがは貴族令嬢だ。

 所作が綺麗。


「そうですね。もうちょっと辛みがあっても良いと思いますけど」

「さすがに店で例のソースはかけるなよ。シェフがぶち切れるぞ」

「そんなことしませんよ」


 サラさんが苦笑いを浮かべた。


「……ジュリアさん、マナー合ってる?」


 不安なので聞いてみる。


「合ってますよ。というか、そんなに気にしなくても良いと思います。ここには私達しかいませんし」

「そうじゃぞ。マナー云々を言うなら酒をこんなに飲んでいる時点でダメじゃろ」

「そんなに飲んでるのはあんただけね」


 タマヒメ様がすでに5杯目のサクヤ様にツッコむ。


「うるさいのう……ハルト、気にせんで良いぞ。誰とは言わんが、この世界で一番偉い奴は今頃、送った料理を摘まみながらゲームをしておる」


 ノルン様ね。


「わかりました。ノーラさん達は風の国にも行ったことがあるんですか?」


 そう聞くと、巫女3人が顔を見合わせた。


「行ったこと自体は皆、あるわよ。ただ、巫女は……サラ、シルフィに会ったことあるっけ?」


 ノーラさんがサラさんに聞く。


「1回だけですね」

「私は2回」


 ディーネさんが2回か……

 2人共、あまり会ったことがないようだ。


「なんで……あ、若いんでしたね」

「そうね。まだ18歳で巫女になって1年ちょっとくらいなのよ。私はそこそこ近いから数回くらいは会ったことがある」


 それでも数回か。


「風の国ってどんなところなんですか?」

「峡谷ね。たくさんの岩山があるんだけど、かなり険しいわ。まあ、正規のルートがあるからそこから行けばそこまで大変じゃないけどね。トロッコ列車があるし」


 列車があるなら楽だな。


「ダルト王国から北に行けばいいんですよね?」

「ええ。北に行けばレンダーって町がある。そこから列車で行けるわよ」


 なるほど。


「風の国って言うくらいですから風が強いんですかね?」

「そうね。時期によるけど、基本的には強風が吹いてるって思っていいわ。別世界から来たあなた達にこういうのもなんだけど、別世界みたいね」


 うん、確かに俺らに言われても……


「やっぱり次はそこかな?」


 ジュリアさんに聞く。


「そうですね。ここまで来ましたし、風の国にも行きましょう」


 そして、ノルン様に降臨してもらおう。

 ……これがRPGだったらノルン様が降臨して聖なる剣とかをくれるんだろうけど、この世界に魔王はいないし、なんなら女神様は家にいる。

 あ、いや、というか、聖剣はもうもらってたわ。


「シルフィによろしくー」


 ディーネさんがそう言って、お酒を飲む。


「いや、こんな感じで招待しますよ」

「風の国ねー……むしろ、向こうがウチに来たがりそうだ。海で遊びたいって言ってたし」


 気持ちはわからないでもないが……


「すみません、風の国に行くのは早くても来月以降なんですけど、シーズンは大丈夫です?」


 10月後半か11月くらいじゃないかな?


「全然、大丈夫じゃない。まず泳げないな。ハルトさんとジュリアさんが興奮して熱中していたクルージングかな?」


 あれは楽しかった。


「海ねー……私はいいや。そもそも馴染みがないから怖いのよね」

「わかります。私にしたら泳ぐって何って感じです」


 ノーラさんとサラさんが苦笑いを浮かべる。


「皆、楽しそうだぞ」


 ん?


「ディーネさんは泳がれないんですか?」


 そういえば、釣りとかは付き合ってくれたけど、泳がなかったな。


「水着になるのが恥ずかしい。楽しんでいたハルトさん達には悪いけど、あれ、下着じゃん。無理無理」


 あ、この人、貴族令嬢だった。

 水着とかにはならない清純派のアイドルだったな…………清純派?


「それはそうかもしれませんね。まあ、リヴァイアサンに乗ったわけですし、泳ぐより貴重な体験をしていますよ」

「まあなー。今度、ドラゴンライダー煎餅を作るんだ」


 商魂たくましいね。

 多分、売れると思うよ。


「リヴァイアサンに乗ったっていうのが意味わからないんですけど……」

「それは私もだから安心して」


 サラさんとノーラさんが顔を見合わせた。


「あ、そうだ。サラに聞きたいことがあったんだった。ちょっといい?」


 タマヒメ様がグラスを置きながらサラさんに聞く。


「はい、何でしょう?」

「火の国の火山にルブルムドラゴンっているの?」

「あー……いますね」


 え?


「いるの!?」

「何と言いましょうか……ほら、神殿の横に展望台がありましたよね? あそこから火山が見えるんですが、ドラゴンが見えたでしょう?」


 確かに見えた。


「何かいたわね。先週見た」


 タマヒメ様はサラさんを誘った時に展望台から見たんだろう。


「たまーにですけど、遠目から見ても大きなドラゴンが見える時があるんです。皆はあれが伝説のルブルムドラゴンって言ってますね。でも、誰も近づいて見たわけはないので、何とも言えません」


 ほー……


「えー……否定したかったから聞いたのにいるんかい……」


 いるみたいですね。


「シーサーペントはいた……ルブルムドラゴンもいそう……タマヒメ様、デスワームもいますよ」


 来週、探すか。


「おらん、おらん。この前、ノルンが絶滅したって言っておったぞ」

「え?」

「例の洪水で流れたんだと」

「えー……」


 すんげーネタバレを食らった……


お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さると執筆の励みになります。


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【新作】
魔法なき世界の異端魔導士 ~冤罪で捕まりかけた大魔導士は異世界で自由気ままに人生をやり直すことにしました~

【予約受付中】
~書籍~
~4/30発売予定~
宮廷錬金術師の自由気ままな異世界旅 ~うっかりエリクサーを作ったら捕まりかけたので他国に逃げます~(1)

~漫画~
~5/12発売予定~
左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました(1)

【新刊】
~漫画~
35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~(1)

~書籍~
左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました(1)
左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました(2)
左遷錬金術師の辺境暮らし 元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました(3)

覇王令嬢の野望 ~絶対平和主義の少女に転生した最強女帝の帝国再建譚~(1)
web版はこちら

【販売中】
~書籍~
35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~(1)
35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~(2)

【現在連載中の作品】
元暗部の英雄、再び暗躍する ~娘のために正体を隠して無双していたら有名になっちゃいました~

宮廷錬金術師の自由気ままな異世界旅 ~うっかりエリクサーを作ったら捕まりかけたので他国に逃げます~

その子供、伝説の剣聖につき (カクヨムネクスト)

週末のんびり異世界冒険譚 ~神様と楽しむ自由気ままな観光とグルメ旅行~

左遷錬金術師の辺境暮らし ~元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました~

バカと呪いと魔法学園 ~魔法を知らない最優の劣等生~

35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~

最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜

【漫画連載中】
その子供、伝説の剣聖につき
コミックグロウル

35歳独身山田、異世界村に理想のセカンドハウスを作りたい ~異世界と現実のいいとこどりライフ~
カドコミ
ニコニコ漫画

左遷錬金術師の辺境暮らし ~元エリートは二度目の人生も失敗したので辺境でのんびりとやり直すことにしました~
ガンガンONLINE

最強陰陽師とAIある式神の異世界無双 〜人工知能ちゃんと謳歌する第二の人生〜
カドコミ
ニコニコ漫画

【カクヨムサポーターリンク集】
https://x.gd/Sfaua
― 新着の感想 ―
洪水で絶滅…まさかのノルンさまからのネタバレ面白いです!
デスワームがもはやツチノコのような存在になってしまった
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ