第二話
「ただい…うわっ!!」
玄関のドアを開けた瞬間に来た冷気によって瀞麗の眠気は吹き飛んでしまった。
「なんだ?クーラーがついてるのか?庸浩はこういうのは嫌っていたが…。」
「まぁ、こっちは涼しいから別にいいんだけどね〜。」
頴逸は不思議がりながら、瀞麗は鼻歌を歌いながらリビングへ向かった。
「ただいま!老師〜…あ、こんにちは。」
瀞麗は老師とテーブルを向かい合わせに座っている若い男に挨拶した。
「庸浩。誰だコイツは?」
頴逸はチラッと男を見ながら聞いた。
「こやつはいい奴だ。そう敵視するな。頴逸。」
「あの?庸浩殿?」
男は、誰もいないところに向かって喋っている庸浩を不思議そうに見た。
「あぁ、気にするな。ただの独り言じゃよ。ところで亮俊、こいつを連れて行かないか?」
庸浩は親指でピッと瀞麗を指した。
「この子はその…強いのですか?」
「強いに決まっとる、わしの一番弟子じゃからな。」
瀞麗はまったく話についていけず、口をパクパクさせていた。
「あの…老師?いったい何が何なのか…。」
「瀞麗。亮俊と手合わせしろ。」
「え?」
一番ビックリしたのは亮俊だった。
「庸浩殿?いったい…」
「亮俊、おぬしは瀞麗の実力が分からないのだろう?あっちに連れて行くにしろ、行かないにしろ、一度は手合わせしてみろい。」
「しかし、瀞麗殿は何も…」
「いいじゃろう?瀞麗?」
老師はニヤッと笑って瀞麗を見た。
どうも有明です。
今回は第二話!
まだ飽きずに読んでくれ〜




