芸術の街
「今日のあの街のことが夢に出てきそうで怖いから今日は一緒に寝ようね」
「構わんぞ、怖がりめ!」
「僕が本当は怖がりだってことナイショだからね!」
「了解した」
といって風雨は帆咲のベッドの方に来て潜り入って言った。
「おやすみ」
「おやすみ、帆咲」
「うん」
一人と一匹は眠った。
いびきをかく間もなくぐっすりと一人と一匹は眠っていた。
次の日
「ねえ風雨、ここから一番近い街は芸術の街だって。行ってみよう」
「そうだな」
帆咲たちは宿を出て、芸術の街に向かった。
「うわ、すごい。全てが芸術物で出来てる」
「ヒトの手で作られたものは全て芸術だからな」
そこには地面や街の壁にカラースプレーやチョークでお絵かきをするイベントがひらかれていた。
ガイドさんが言う、私たちの街では子供たちの感性を育むためにこのようなイベントを開いているのですよ」
「「へえ」」
帆咲と風雨は二人して言った。
「個々の子供たちは感受性が高い子が多いので裏の方で高値で買われるです。なので、一日三回警察の方が街をパトロールをするんです。それでも、子供の誘拐が多くて、子供をさらわれた親は嘆いています」
「その親たちはどうされているんですか?」
「教会に毎日足を運んで、一日でも早く子供が帰って来るように神父さまと同時に祈られています」
「教会か……」
「行ってみるか」
「え? 行くのか」
「うん、行ってみよう」
「帆咲?」
「神に興味があってね」




