表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
街人  作者: 橋本樹実
12/33

全てを飲みこむ街2

ビラ配りのお兄さんは配っていた。

主に女の子に配っていた。

高校生くらいの子たちにだ。

内容は風俗の募集だった。

女の子たちはしきりに断っていた。

オレンジの外灯に照らされながら道を歩く。

そこに酔っ払いがゴミ捨て場に寝っ転がっていた。

「凄い街だね」

「すべての人間の闇をも飲みこんでしまう恐ろしい街だ」

「人間の闇……か」

「どうした?」

「ううん、何でもない」

何か思い出したようなそぶりをしていたが帆咲は何も答えなかった。

ちょっと路地裏の方へ行くとますます人間の欲に満ちている街とも言えることが分かった。

「怖いね」

「……」

風雨は絶句していた。

「この街は人間のあらゆる負の感情を全部飲みこんでしまうのだな」

と風雨は達観したように言った。

「なんか怖い。早く出よう!」

「わかった。

とストリートの方を通って抜けて言った。

この街を後にしたのだった。

てくてくてくと歩くこと一時間

宿があった。

今日はここで休もう。

「すいません、一泊したいんですけど」

「構いませんよ、どうぞ」

とにこやかな笑顔の美人女将は温かく迎え入れてくれた。

「ありがとうございます」

思わず帆咲は笑顔になった。

すぐに部屋の方へ案内されて休んだ。

「ねえ、風雨」

「ん?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ